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400閲覧!【参加〆切】時を食う怪盗の僕は、素人だらけの部活に潜り込み、誰にも気づかれずに日々を駆け抜ける

#7

第六話 再起動―幻影作戦会議

旧校舎三階。

カーテンは閉じられ、
ホワイトボードには大きく一言。

【次、どうする?】

[大文字][大文字][太字]西紀が先に口を開いた。
[/太字][/大文字][/大文字]
「クロノスにリベンジでしょ!!」

拳を机に叩きつける。

「俺ら助けられたままとか、なんか気持ち悪い!」

宇宙が冷静に返す。

「実力差は明白」

「だから燃えるんじゃん!」

「感情で動くな」

火花。

皐月が手を叩く。

「はいはい、順番や」

視線が琉雨へ。

白銀の髪が机に流れている。

「…次の標的候補、三つ」

いつの間にか資料が並んでいる。

眠そうだが、声は明瞭。

「A:違法収集家の個人保管庫
B:闇オークションの中継倉庫
C:大学研究室の未公開資料」

吹雪が補足する。

「Aは警備中。成功率45%。
Bは警備が甘いがクロノスと遭遇する可能性60%。
Cは難易度低、成功率80%。」

西紀がすぐ言う。

「B!!」

宇宙が睨む。

「却下」

「は!?」

吹雪が静かに言う。

「クロノスと再接触は、現段階では非効率です」

西紀がふくれる。

「“効率”とか言うなよ~」

「効率は手段であって目的ではありません」

優しい声。

でも鋭い。

「僕たちの目的は“奪い返すこと”です」

皐月がうなずく。

「そうやな」

零は黙って資料を見る。

Bを選べば―

再びクロノスとして出る必要がある。

面倒だ。

琉雨が小さく言う。

「…Cは、表向き問題なし」

「どういう意味?」

西紀。

吹雪が説明する。

「大学研究室の資料は、闇取引前の段階。法的にはグレー」

宇宙が短く言う。

「安全」

西紀が椅子を回す。

「でも地味!!」

皐月が笑う。

「怪盗は派手である必要はない」

零は、
初めて口を開く。

「Cがいい」

全員が見る。

「理由は?」

吹雪。

「クロノスは派手に動く。僕たちは静かに動けば、比較対象になる」

空気が少し変わる。

琉雨が目を細める。

「…対比戦略」

吹雪がうなずく。

「成功率、上昇」

西紀が腕を組む。

「…なるほど」

不満はあるが、
納得はしている。

皐月がまとめる。

「ほなCやな」

ホワイトボードに丸がつく。

【作戦名:静月】

琉雨がゆっくり言う。

「侵入経路、三パターン」

吹雪がすぐ修正。

「正面は捨てましょう。右ルートに変更」

「そうだ!じゃあこうしましょう!」

吹雪の声が少し弾む。

「一三さんは屋上陽動。宇宙さんは監視遮断。
皐月さんは中央回収。時巣さんはバックアップ移動」

「俺また走る役!?」

「成功率が最も上がります」

西紀、
満足。

宇宙は即答。

「先輩の回収を最優先」

皐月が笑う。

「頼もしいなぁ」

零は静かに考える。

Cを成功させれば、

クロノスの出番はない。

だが―

もしクロノスが来たら?

自分が来ることになる。

吹雪がふと零を見る。

「時巣さん」

「何」

「あなたは、緊急時の判断を任せます」

「なぜ」

「あなたの観察速度は、通常より早い」

一瞬。

沈黙。

「期待しています」

丁寧な声。

純粋な信頼。

それは、
少しだけ重い。

皐月が立ち上がる。

「決まりやな」

全員を見る。

「次は、奪い返す側やない」

にやり。

「超える側や」

西紀が拳を上げる。

「よっしゃぁ!!」

宇宙が小さくうなずく。

琉雨はココアを飲む。

吹雪は資料をまとめる。

零は窓の外を見る。

夜が近い。

クロノスとして動くか。

部員として動くか。

選ぶのは、
いつも自分だ。

時間は、まだある。

次の夜まで。

作者メッセージ

本日(昨日だ、今週一週間は)夜の投稿、
ちょっと謝罪があるので、活動報告まで…はい。

2026/02/15 07:28

コメント

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参加型怪盗異能力(?)一部笑いあり

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