最近、美華が変だ。いつも
「綾ちゃん、一緒に帰ろぉ」
とか、
「うわ〜ん!美華のお気に入りのペンが無〜い!」
とか、可愛らしいぶりっ子って感じなのに、
「綾ちゃん、美華、可愛い?」
って、光の無い目で、聞いてくる。
というか、そもそも美華は、こんなこと聞かない!
「可愛いよ」
って答えたの。
「ありがとう。これで今日も生きていける。」
と、いつもの美華に似つかわしく無い、無感情そうな声で感謝した。
怖い。一番最初に感じたのは、この感情だった。
でも、美華はあたしの唯一の親友。今日も一緒に帰ろうと思ったんだけど…
はらり
「ん?美華、なんかおとし」
美華がポケットから落としたものに、あたしは目を見張った。
だって、ペンのようなもので、その紙が真っ黒く塗りつぶされたいたからだ。
美華に聞こうとしたが、もう、美華は人混みに消えていて、探すこともできなかった。
「美華…」
「え、えっと、綾ちゃん。」
「うわっ!びっくりしたって…夏織か。」
急に話しかけてきたのは、朝倉夏織。朝倉夏織は、私たちのグループの、ちょっぴり気弱な女の子。
唯と仲がいいはずだったんだけど、美華があの事件以来、辛辣に扱っていて、仲良くすることができていないらしい。
「綾ちゃん、最近美華ちゃんがおかしいと思わない?」
「わかる!それな?」
「なんかこう…なんにもいらないって感じで、ちょっと怖いの。」
「美華ちゃんは、もっと…こう言っちゃちょっと悪いんだけど、我儘な感じでしょ?」
「う、うん」
美華の我儘は私も自認していた。でも、やっぱり美華は嫌いじゃなくて、この4年間、ずっと仲がいい。
「でも、美華、可愛い?とかは聞かないよねって…」
そう。そこが一番怖い。
美華はぶりっ子だけど、可愛い?って聞くより、可愛いね〜と聞かなくても言われるのが好きなはずだ。
「そういうところを綾ちゃんに相談したくて…一緒に帰らない?私も、美華ちゃんは苦手かもしれないけど、心配だから」
「いいよ〜!夏織、優し〜じゃん!!」
それから、下校するために、靴箱に行った。
やっぱり、美華の白靴は無くなってる。もう帰ったんだな。
「あ、そういえば、唯は?」
「え、えっと、唯ちゃんはもう昼休みに早退してるよ。お腹が痛いんだって。」
「そっかそっか」
唯も交えたかったや。あと、謝罪したい。つい、その場合わせにいじっちゃった事。
ちょっと気まずい雰囲気で、夏織にこのことを告白した。
「あたしさ〜さっきこういうの見たんだ。」
そう言って、自分のポケットに突っ込んだ、あの紙を取り出す。
「これなんだけど…不気味だよね〜…」
「う、うん。」
だって、ぜーんぶ、真っ黒なんだよ?しかも、元々黒い紙って訳じゃなさそうだし
「…あれ?ここになんか、サインみたいなのがあるよ?マジナ…イヤ…カンロ?」
「マジナイヤカンロ?」
なにそれ?おまじないをするお店?
「もしかして、これで美華ちゃんがおかしくなっちゃったのかな…?」
「え、かおりん天才?」
「て、天才じゃ無いよっ…ってかおりんって何?」
「あだ名」
「うぅ…恥ずかしい」
かおりんの顔、真っ赤だぁ〜面白い〜。(百合の萌えが失礼致しま〜す)
「とっとりあえず、このお店?を探してみよう!何か手掛かりがあるかも!」
「わかった…ってこのお店じゃね?」
目の前に佇んでいたのは、『マジナイ屋 カンロ』だった。
そうすると、中からこんな声が聞こえてきた。
「[太字]あんたが原因なんでしょ![/太字]」
唯SID
はあ…もう疲れた。いじめられるし、親友はソクバクされてるし。
というか、あいつ、なんなの?
最近は嫌がらせがないし、クラスのお姫様ではなくなっている。完全に無感情って感じ。
ん?あいつなんか紙落とした。拾ってあげようじゃない。流石にあいつがあれだと気が狂う。
そしてその紙を拾った瞬間、恐怖した。
だって、その紙は真っ黒く塗りつぶされていたんだ。
あ、さらに、サインみたいなのがある。えー。マジナイヤカンロ?なにそれ?
そう戸惑っている時に、あいつはスタスタと歩いて行っている。
「…ねえ。紙、落としたわよ。」
「ありがとう。唯ちゃん。」
そう言ったあいつは、またスタスタと歩き出して行った。
はあ?あいつが、私に、感謝?
しかも、あんな無表情で。
もしかして、今拾ったあれが原因?
それじゃあ、マジナイヤカンロが原因ってこと?
マジナイヤカンロ…マジナイ屋、カンロ?
つまりは、おまじないの店ってことだ。
おまじないって、こんなに怖いっけ?
いや、おまじないは、こうとも書く。
【お呪い】
それなら、あいつがああなったのも納得だ。呪い。の表記であっているのだとしたら。
とりあえず私は、早退した。
そして、マジナイヤカンロを全力で調べた。
なのに、当たらない。見つからない。もしかしたら、存在しないのかも。
こうなったら、最終手段。自分の足で動く。
クラスメイトに見つかったらヤバいかもだけど、元々ヤバいから大丈夫だ。
親は早退する時に一回こっちにきて、もっかい仕事行ったし。
あいつがいける店だとすると、そこまで遠い場所にはない。昨日は水曜だし。あいつ体力無いし。
そう考えると、結構範囲は絞れた。あとは、あいつの家の半径500m以内ぐらいから探そう。
そしてやっと見つけられた。もう、日が暮れそうだ。
怒りの気持ちを少し抑えて、店内に入った。そして私は言ってやった。
「[太字]あんたが原因なんでしょ![/太字]」と。
「綾ちゃん、一緒に帰ろぉ」
とか、
「うわ〜ん!美華のお気に入りのペンが無〜い!」
とか、可愛らしいぶりっ子って感じなのに、
「綾ちゃん、美華、可愛い?」
って、光の無い目で、聞いてくる。
というか、そもそも美華は、こんなこと聞かない!
「可愛いよ」
って答えたの。
「ありがとう。これで今日も生きていける。」
と、いつもの美華に似つかわしく無い、無感情そうな声で感謝した。
怖い。一番最初に感じたのは、この感情だった。
でも、美華はあたしの唯一の親友。今日も一緒に帰ろうと思ったんだけど…
はらり
「ん?美華、なんかおとし」
美華がポケットから落としたものに、あたしは目を見張った。
だって、ペンのようなもので、その紙が真っ黒く塗りつぶされたいたからだ。
美華に聞こうとしたが、もう、美華は人混みに消えていて、探すこともできなかった。
「美華…」
「え、えっと、綾ちゃん。」
「うわっ!びっくりしたって…夏織か。」
急に話しかけてきたのは、朝倉夏織。朝倉夏織は、私たちのグループの、ちょっぴり気弱な女の子。
唯と仲がいいはずだったんだけど、美華があの事件以来、辛辣に扱っていて、仲良くすることができていないらしい。
「綾ちゃん、最近美華ちゃんがおかしいと思わない?」
「わかる!それな?」
「なんかこう…なんにもいらないって感じで、ちょっと怖いの。」
「美華ちゃんは、もっと…こう言っちゃちょっと悪いんだけど、我儘な感じでしょ?」
「う、うん」
美華の我儘は私も自認していた。でも、やっぱり美華は嫌いじゃなくて、この4年間、ずっと仲がいい。
「でも、美華、可愛い?とかは聞かないよねって…」
そう。そこが一番怖い。
美華はぶりっ子だけど、可愛い?って聞くより、可愛いね〜と聞かなくても言われるのが好きなはずだ。
「そういうところを綾ちゃんに相談したくて…一緒に帰らない?私も、美華ちゃんは苦手かもしれないけど、心配だから」
「いいよ〜!夏織、優し〜じゃん!!」
それから、下校するために、靴箱に行った。
やっぱり、美華の白靴は無くなってる。もう帰ったんだな。
「あ、そういえば、唯は?」
「え、えっと、唯ちゃんはもう昼休みに早退してるよ。お腹が痛いんだって。」
「そっかそっか」
唯も交えたかったや。あと、謝罪したい。つい、その場合わせにいじっちゃった事。
ちょっと気まずい雰囲気で、夏織にこのことを告白した。
「あたしさ〜さっきこういうの見たんだ。」
そう言って、自分のポケットに突っ込んだ、あの紙を取り出す。
「これなんだけど…不気味だよね〜…」
「う、うん。」
だって、ぜーんぶ、真っ黒なんだよ?しかも、元々黒い紙って訳じゃなさそうだし
「…あれ?ここになんか、サインみたいなのがあるよ?マジナ…イヤ…カンロ?」
「マジナイヤカンロ?」
なにそれ?おまじないをするお店?
「もしかして、これで美華ちゃんがおかしくなっちゃったのかな…?」
「え、かおりん天才?」
「て、天才じゃ無いよっ…ってかおりんって何?」
「あだ名」
「うぅ…恥ずかしい」
かおりんの顔、真っ赤だぁ〜面白い〜。(百合の萌えが失礼致しま〜す)
「とっとりあえず、このお店?を探してみよう!何か手掛かりがあるかも!」
「わかった…ってこのお店じゃね?」
目の前に佇んでいたのは、『マジナイ屋 カンロ』だった。
そうすると、中からこんな声が聞こえてきた。
「[太字]あんたが原因なんでしょ![/太字]」
唯SID
はあ…もう疲れた。いじめられるし、親友はソクバクされてるし。
というか、あいつ、なんなの?
最近は嫌がらせがないし、クラスのお姫様ではなくなっている。完全に無感情って感じ。
ん?あいつなんか紙落とした。拾ってあげようじゃない。流石にあいつがあれだと気が狂う。
そしてその紙を拾った瞬間、恐怖した。
だって、その紙は真っ黒く塗りつぶされていたんだ。
あ、さらに、サインみたいなのがある。えー。マジナイヤカンロ?なにそれ?
そう戸惑っている時に、あいつはスタスタと歩いて行っている。
「…ねえ。紙、落としたわよ。」
「ありがとう。唯ちゃん。」
そう言ったあいつは、またスタスタと歩き出して行った。
はあ?あいつが、私に、感謝?
しかも、あんな無表情で。
もしかして、今拾ったあれが原因?
それじゃあ、マジナイヤカンロが原因ってこと?
マジナイヤカンロ…マジナイ屋、カンロ?
つまりは、おまじないの店ってことだ。
おまじないって、こんなに怖いっけ?
いや、おまじないは、こうとも書く。
【お呪い】
それなら、あいつがああなったのも納得だ。呪い。の表記であっているのだとしたら。
とりあえず私は、早退した。
そして、マジナイヤカンロを全力で調べた。
なのに、当たらない。見つからない。もしかしたら、存在しないのかも。
こうなったら、最終手段。自分の足で動く。
クラスメイトに見つかったらヤバいかもだけど、元々ヤバいから大丈夫だ。
親は早退する時に一回こっちにきて、もっかい仕事行ったし。
あいつがいける店だとすると、そこまで遠い場所にはない。昨日は水曜だし。あいつ体力無いし。
そう考えると、結構範囲は絞れた。あとは、あいつの家の半径500m以内ぐらいから探そう。
そしてやっと見つけられた。もう、日が暮れそうだ。
怒りの気持ちを少し抑えて、店内に入った。そして私は言ってやった。
「[太字]あんたが原因なんでしょ![/太字]」と。