夢小説設定
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●●「今日の夜ご飯はなぁに?お母さん」
母「今日はねー…牛鍋にする!」
●●「ええ?!やったー!!お兄ちゃん、牛鍋だって!!」
[漢字]五来[/漢字][ふりがな]いつき[/ふりがな]「えっ?!最高じゃん!楽しみだな、●●!」
●●「うん!お父さんも楽しみだよねぇ?!」
父「ああ、勿論だよ!笑」
●●「あはは!早く食べたーい^_^」
そうして、私たちの幸せな日常は、今夜、終わりを告げた。
誰かが、扉を叩く音がした。
母「ん?誰かしらこんな時間に…」
●●「お兄ちゃん、怖いよ…」
五来「大丈夫だよ?笑まあ、まだ●●は10歳だからなー笑笑」
●●「もう!お兄ちゃんだって、私と一歳しか変わんないのにー!!」
五来「でも、お前は周りが見えてないから…」
その瞬間、体に痛みが走った。
●●「いたっ…血が…出てる……!!」
私は、頬を切られて痛いのと血が怖いのと状況がわからず混乱しており、泣き出してしまった。
五来「ちょ…おい、泣く、なよ…っ、俺も、泣きたくなる…っ」
見ると、兄の腕や脚はぱっくりと鋭いもので切られてようで、血が大量に出ている。。
私の怪我より深そうだった。
●●「っ!!お兄ちゃん、大、丈夫…?!」
五来「あゝ、大、じょ、うぶだ…。それ、よ、りも、お母さん、と、お父さん、は、…?」
●●「ああっ!!…お母さん!お父さん!!」
私の父と母は、無惨な姿になっていた。
腕は切断され、耳も切られていて…血も大量に出ていて…子供の私にも分かった。
お父さんお母さんは、もうすぐ逝く。いってしまう。
鬼「はあ、うるせえな…、まあ先に大人の肉を喰らうか…。」
五来「そうは…させない!!」
兄が、立ち上がった。
血も垂れていて、傷ましい姿で…。
●●「お兄ちゃん!な、に…?なんで…」
五来「っ!!」
兄は、無言で側にあった出刃包丁を鬼の[漢字]心臓[/漢字][ふりがな]こころの芯[/ふりがな]を目掛け、投げた。
出刃包丁は、見事に鬼の心臓に命中し、鬼は怯んだ。
鬼「クッ…テメェ!!許さねえぞ!!!」
五来「うまくいった…!さあ!●●!今のうちに逃げろ!!」
●●「え…で、でも…」
五来「逃げろ!!お願いだ!!」
●●「う…うん!!」
私は、あんなに真剣で誠実な兄を見たことがなかった。
でも、兄はどうなるのか。。。それは、予想がついてしまう……。
でも、私がのこってたら、足手纏いになることはわかってた。だから、兄の想いを受け止め、私は脚に全身全霊をかけて走った。
●●「はぁ、はぁ…」
私は、山の麓まで降りてきた。
ここまできたら、大丈夫だろう。
このまま、人里に行き、助けを呼ぼう。
そう思っていると、
「あああああああああああ!!!!」
兄の叫び声が木魂した。
●●「お兄ちゃん?どうしたn…」
兄は、山の上の家の方から、走ってきた。
鬼は、兄の後ろで走っていた。
その時、朝日が昇る気配がした。
兄もそう思ったのか、「よしっ」と言っていた。
どうしてだろうと思ったら、すぐに理由が解った。
鬼「ギャッ…!!」
鬼の体が、静かに灰になり始めた。
鬼は、このまま死ぬだろう。
そう直感した。
●●「お、お兄ちゃん!!大丈夫??…」
五来「ふっ…泣くなよ…大丈夫、だ、か、ら…」
●●「大丈夫じゃないでしょ…?!」
五来「何、回…も、い、った…だろ、う…大丈夫だ。。」
でも、兄の身体のそこら中から血が出ていて、声も段々と徐々に小さくなって、発声するのも辛そうだ。
五来「昔の、本に、書いて、あった…んだ。鬼…は、太陽、に。。当たれば、死ぬ…って。」
●●「そうなんだ…お兄ちゃん、しなないでよ!!私…ひとりぼっちになっちゃうし…」
五来「大丈夫だ。。いつか、お前、には…いい仲間、が、できて…大切な人も、で…きる」
●●「それって、どういうこと…?」
五来「なんか、死の間際って、身体の痛みがなくなって、未来が見えるんだなぁ…!」
●●「お兄ちゃん…それって、誰の未来?」
五来「他の誰でもない、●●だ。。」
●●「お兄ちゃんは…??」
お兄ちゃんは、自分から死の間際と言っていたけど、信じたくなくて、聞いた。
五来「俺は…死ぬ。俺の代わりに、お前が生きるんだ。●●。」
●●「え…嫌だよ!!嫌!!」
五来「しょうがないんだ…神様が決めた逆らえぬ宿命なのだから…」
五来「あ、もうお母さんとお父さんが天国で呼んでる…逝かなきゃだな…」
●●「やだ!いかないで!!」
五来「俺だって…逝きたくない…生きたいよ!!」
五来「お前は、絶対自然の摂理以外で死ぬな。
己が幸せ、を掴めよ…!」
●●「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!ねえ!目開けて!ねえ……!」
私がどれだけ声を掛けても、兄は永遠に起きなかった。。