スマホを握りしめる。
きっと今、同じ空を見ている。
それだけで十分だ。
私の心の中でだけ、静かに呟く。
《今日、星が綺麗だね》
冷たい夜風が頬を撫でる。
その後、少しずつ手が動き始め、彼に送るための文字を、画面に並べていく。
「君も、見てるのかな…?」
でも、すぐにそれが無意味に思えてきて、
画面をじっと見つめたまま、ふっと微笑んで、
「なんてね…」
――送信ボタンを押すことなく、文字は消えた。
その瞬間、スマホが震えた。
画面に表示された文字は、
《今日、星が綺麗だね》
一瞬、息が止まった。
言葉にならない感情が、胸の中で溢れ出す。
どうして彼が、同じ言葉を送ってきたのだろう?
私が打った文字は、今、彼の手を通ってこちらに届いていたのか。
それとも、偶然のタイミングにすぎないのか――
でも、胸がいっぱいになった。
何かが、確かに通じ合った気がした
私は、返信を打たなかった。
言葉にしてしまえば、
この一瞬が壊れてしまう気がして。
スマホを胸に抱え、空を見上げる。
星は相変わらず、静かに瞬いている。
遠く離れていても、
触れられなくても、
同じ夜を見上げている。
それだけでいい。
――星が一つ、今確かに [斜体]輝いた[/斜体]
【《今日、星が綺麗だね》~星が一つ、今確かに 輝いた~】
―END― 華恋/karen
きっと今、同じ空を見ている。
それだけで十分だ。
私の心の中でだけ、静かに呟く。
《今日、星が綺麗だね》
冷たい夜風が頬を撫でる。
その後、少しずつ手が動き始め、彼に送るための文字を、画面に並べていく。
「君も、見てるのかな…?」
でも、すぐにそれが無意味に思えてきて、
画面をじっと見つめたまま、ふっと微笑んで、
「なんてね…」
――送信ボタンを押すことなく、文字は消えた。
その瞬間、スマホが震えた。
画面に表示された文字は、
《今日、星が綺麗だね》
一瞬、息が止まった。
言葉にならない感情が、胸の中で溢れ出す。
どうして彼が、同じ言葉を送ってきたのだろう?
私が打った文字は、今、彼の手を通ってこちらに届いていたのか。
それとも、偶然のタイミングにすぎないのか――
でも、胸がいっぱいになった。
何かが、確かに通じ合った気がした
私は、返信を打たなかった。
言葉にしてしまえば、
この一瞬が壊れてしまう気がして。
スマホを胸に抱え、空を見上げる。
星は相変わらず、静かに瞬いている。
遠く離れていても、
触れられなくても、
同じ夜を見上げている。
それだけでいい。
――星が一つ、今確かに [斜体]輝いた[/斜体]
【《今日、星が綺麗だね》~星が一つ、今確かに 輝いた~】
―END― 華恋/karen