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詩・短編小説集〜夜空の星〜

#5

【風に舞う手紙】

君が笑うたびに、
僕の中の何かが、少しずつ消えていく。

それが愛なのか、
執着なのかも、もうわからない。

それでも、願わずにはいられない。
君には、笑って、生きてほしい。
僕の分まで、笑ってほしい。

"じゃあね"
 梨里(リリ)

 ――君の世界が、
  いつまでも、明るくありますように。
_______________________

梨里「…なんで、?里央(リオ)……」
「ずっと一緒だって、言ったのに……(泣)」

「……私だけじゃ、意味がないよ…」

梨里の手から、手紙が落ちる。

窓から入った温かい風が、
梨里の頬をそっと撫で、
落ちた手紙を机の上へ戻した。

風に乗って、里央の声が聞こえた。
「笑って…梨里」
「僕の分まで――」

ほんの一瞬、耳に残るその声は、
まるで時間の向こうから届いたかのようだった――

――END――
華恋_karen
  ――二つの運命、ひとつの想い
        ――消えゆく声に、願いを託して

2026/03/11 13:57

華恋_karen
ID:≫ 10a8Rho2sBdDU
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