カーテンを開けると、
薄橙の光が、静かに部屋へ流れ込んだ。
夜の名残を追い払うでもなく、
ただ、朝としてそこに在る。
胸いっぱいに息を吸う。
少し冷たい空気と、
まだ目覚めきらない部屋の匂い。
「……今日も、ちゃんと朝が来る…」
窓の向こう、街は動きはじめ、
建物の影が、ゆっくり短くなる。
昨日の続きなのに、
新しいページを、
めくる音が聞こえた気がした。
マグカップを両手で包む。
指先に伝わる温度が、
今日を確かめるみたいで、
自然と、肩の力が抜けた。
迷ったままの言葉も、
うまくいかなかった想いも、
薄橙の光の中で、
少しだけ軽くなる。
光が窓辺に満ちて、
私は小さく息を整える。
「きっと、大丈夫…」
そう思わせてくれる朝日が、
そこにあった。
――END――
華恋_karen
薄橙の光が、静かに部屋へ流れ込んだ。
夜の名残を追い払うでもなく、
ただ、朝としてそこに在る。
胸いっぱいに息を吸う。
少し冷たい空気と、
まだ目覚めきらない部屋の匂い。
「……今日も、ちゃんと朝が来る…」
窓の向こう、街は動きはじめ、
建物の影が、ゆっくり短くなる。
昨日の続きなのに、
新しいページを、
めくる音が聞こえた気がした。
マグカップを両手で包む。
指先に伝わる温度が、
今日を確かめるみたいで、
自然と、肩の力が抜けた。
迷ったままの言葉も、
うまくいかなかった想いも、
薄橙の光の中で、
少しだけ軽くなる。
光が窓辺に満ちて、
私は小さく息を整える。
「きっと、大丈夫…」
そう思わせてくれる朝日が、
そこにあった。
――END――
華恋_karen