私の名前はレザリカ・マーシャル。女だとよく思われるが、男だ。
私はドールの修理とオーダメイドなどを請け負っている。
所謂「マジックドール専門の何でも屋」だ。
そして今日はドールの引き取りがある。と言ってもドールはこちらに運ばれてくるのだが。
ともかく、これは少し厄介な内容の依頼だ。
私の祖先は世界一と謳われた人形作家だった。
そんな私の祖先の作った『呪いのドール』が今日、この家に届けられる。
「…ごめんくださいまし」
その丁寧で物腰柔らかな声で、ドールが来たことに気づいた。
急いで玄関に向かい、ドアを開ける。
「ごめんなさい!待たせただろう?」
そこに居たのはマジックアイのドール…ところどころ埃や解れがあるが、綺麗なドレスを着ていた。
私の祖先の叡智が詰まったマジックアイが、こちらを見つめる。
「いえそんな…」
「よかった…だが外は寒かっただろう?ほら、おいで」
私が家に入るように促すと、ゆったり上品な所作で玄関へと入った。
「あら…?あ!あなたがルミナスさんですか!お待ちしておりました!」
私の作った特殊なマジックアイのドール…メイナがニコニコとエプロン姿で笑っている。
それを見てか少しびっくりとした表情をしながら私に話しかけた。
「…あの子はとてもにこにこしていますね…」
「ああ、そうだね。恐らくはドワーフの鉱山で取れた魔法石に、魔法陣を施した特殊な核を使っているからだろう」
「まぁすごい…!」
「ありがとう、褒めてくれるのは嬉しいね」
リビングにの椅子に座らせる。
するとメイナが湯たんぽと膝掛けを持ってきた。
「さぁさ寒かったでしょう?暖かくしてくださいな!」
「…あの…私ドールなのであまり寒さは感じませんのよ?」
「でもでも、少なからず肌寒かったはずです!使ってください!」
「…分かりましたわ…」
不思議そうな顔をしながらルミナスはそれを受け取り、自分の膝に乗せた。
やっぱり、呪いという感じがしない。
「ところでなんだが…服がほつれているね」
「…お恥ずかしいですわ…」
「いや、直したいと思っただけなんだ、ごめんね」
「いえ、謝らないでください…直してくださるんですか?」
「ああ、その服はおそらく大事なものなんだろう?なら一から作るより直すほうがいいだろう?」
「…!ありがとうございます!」
「よかった、では私は部屋から退出するから服を脱いでもらえるかい?」
「メイナ、替えの服を」
メイナが急いで替えの服を持ってきたあと、私は部屋から退出した。
その後メイナがドアを開け、服を渡してくれる。
「メイナ、ルミナスに屋敷の案内を頼めるかな?」
「!もちろんです!任せてください!」
「よかった、ありがとうメイナ」
私は裁縫室に入り、彼女のドレスの直しにかかった。
●〇●
ルミナスのドレスは美しく輝きを取り戻した。
宝石も磨き上げ、美しく仕上げをする。
綺麗に一通りの作業が終わったので、メイナを探そう。
「メイナ〜?どこだい?」
「ここですの!」
…背後にいた。
ルミナスもいた。
「できたよ、こんな感じでどうだい?」
「…!すごい…!あの時そのままの…!」
…ルミナスの瞳は潤んでいるように見えた。いやきっと、特殊なマジックアイのおかげだろう。確かに潤んでいる。
「これから屋敷で暮らすし、君用の服もいっぱい買おう」
「いいんですの?!」
ルミナスは食いついてきた。
ドールはなぜか皆おしゃれを楽しむ傾向にあるから、嬉しいのだろう。
「何から何まで…!ありがとうございます…!」
「ふふ、ルミナスさん嬉しそうです!」
「嬉しいですのよ!」
…あ゛ぁ゛…うちの子とよその子の絡み尊いッ゛…!
私はドールの修理とオーダメイドなどを請け負っている。
所謂「マジックドール専門の何でも屋」だ。
そして今日はドールの引き取りがある。と言ってもドールはこちらに運ばれてくるのだが。
ともかく、これは少し厄介な内容の依頼だ。
私の祖先は世界一と謳われた人形作家だった。
そんな私の祖先の作った『呪いのドール』が今日、この家に届けられる。
「…ごめんくださいまし」
その丁寧で物腰柔らかな声で、ドールが来たことに気づいた。
急いで玄関に向かい、ドアを開ける。
「ごめんなさい!待たせただろう?」
そこに居たのはマジックアイのドール…ところどころ埃や解れがあるが、綺麗なドレスを着ていた。
私の祖先の叡智が詰まったマジックアイが、こちらを見つめる。
「いえそんな…」
「よかった…だが外は寒かっただろう?ほら、おいで」
私が家に入るように促すと、ゆったり上品な所作で玄関へと入った。
「あら…?あ!あなたがルミナスさんですか!お待ちしておりました!」
私の作った特殊なマジックアイのドール…メイナがニコニコとエプロン姿で笑っている。
それを見てか少しびっくりとした表情をしながら私に話しかけた。
「…あの子はとてもにこにこしていますね…」
「ああ、そうだね。恐らくはドワーフの鉱山で取れた魔法石に、魔法陣を施した特殊な核を使っているからだろう」
「まぁすごい…!」
「ありがとう、褒めてくれるのは嬉しいね」
リビングにの椅子に座らせる。
するとメイナが湯たんぽと膝掛けを持ってきた。
「さぁさ寒かったでしょう?暖かくしてくださいな!」
「…あの…私ドールなのであまり寒さは感じませんのよ?」
「でもでも、少なからず肌寒かったはずです!使ってください!」
「…分かりましたわ…」
不思議そうな顔をしながらルミナスはそれを受け取り、自分の膝に乗せた。
やっぱり、呪いという感じがしない。
「ところでなんだが…服がほつれているね」
「…お恥ずかしいですわ…」
「いや、直したいと思っただけなんだ、ごめんね」
「いえ、謝らないでください…直してくださるんですか?」
「ああ、その服はおそらく大事なものなんだろう?なら一から作るより直すほうがいいだろう?」
「…!ありがとうございます!」
「よかった、では私は部屋から退出するから服を脱いでもらえるかい?」
「メイナ、替えの服を」
メイナが急いで替えの服を持ってきたあと、私は部屋から退出した。
その後メイナがドアを開け、服を渡してくれる。
「メイナ、ルミナスに屋敷の案内を頼めるかな?」
「!もちろんです!任せてください!」
「よかった、ありがとうメイナ」
私は裁縫室に入り、彼女のドレスの直しにかかった。
●〇●
ルミナスのドレスは美しく輝きを取り戻した。
宝石も磨き上げ、美しく仕上げをする。
綺麗に一通りの作業が終わったので、メイナを探そう。
「メイナ〜?どこだい?」
「ここですの!」
…背後にいた。
ルミナスもいた。
「できたよ、こんな感じでどうだい?」
「…!すごい…!あの時そのままの…!」
…ルミナスの瞳は潤んでいるように見えた。いやきっと、特殊なマジックアイのおかげだろう。確かに潤んでいる。
「これから屋敷で暮らすし、君用の服もいっぱい買おう」
「いいんですの?!」
ルミナスは食いついてきた。
ドールはなぜか皆おしゃれを楽しむ傾向にあるから、嬉しいのだろう。
「何から何まで…!ありがとうございます…!」
「ふふ、ルミナスさん嬉しそうです!」
「嬉しいですのよ!」
…あ゛ぁ゛…うちの子とよその子の絡み尊いッ゛…!