緊張する。現在地、かぐや姫宅。ここでの好感がこれから先の護衛活動につながる。うかつに失敗できない。
「こちらでございます」
御簾の向こうだったりする?いや、こちらとしては直接がベストですが。
その本人は余裕で直だった。ついたての向こうに正座している。見たところは12歳くらい。
「こんにちは!鳥羽桜子です」
とりあえず、名を名乗る。しかし、案内人に顔をしかめられた。喋り方、行動については、この世界に来て10日ほどしか立っていないため、大目に見てほしい。
「私がなよ竹のかぐや姫でございます。これからよろしゅう」
まだまだ様になっていない雅な言葉遣いだった。
「こちらこそよろしくお願いします」
ついつい素が出てしまいそうになる。こらえて、なんとか貴族っぽく振る舞う。
やっていけるだろうか。
「ほらほら、明日はかぐや姫様をお祝いする宴でございますよ。早く支度を」
急かされ急かされ、新しい十二単をまとう。じゃまっかしいな、これ。
「姫様、かぐや姫様。突然ですが、最近変わったことはありませんでしたか?」
「いえ、特に」
怪訝なかおをされた。しかし、まだ月からの迎えは来ない。まだ猶予はある。なぜ月から迎えが来たのか。姫が助けを求めたから?ただ時間が切れただけ?それとも月の支配者の気分?様々な場合を想定してみる。
すべてにたいして、リスクを潰していかなければならない。姫が不快にならないようにすれば、求めた説は大丈夫。時間切れは、その時にどうにかしなければならない。支配者の気分はもう知らん。
とにかく、かぐや姫を守ることが最優先事項。
私は今日から、かぐや姫に学問を学ばせ、護身術を教え、敵を見極める力を育成することにした。
月よ、かぐや姫はもう諦めなさい!
「こちらでございます」
御簾の向こうだったりする?いや、こちらとしては直接がベストですが。
その本人は余裕で直だった。ついたての向こうに正座している。見たところは12歳くらい。
「こんにちは!鳥羽桜子です」
とりあえず、名を名乗る。しかし、案内人に顔をしかめられた。喋り方、行動については、この世界に来て10日ほどしか立っていないため、大目に見てほしい。
「私がなよ竹のかぐや姫でございます。これからよろしゅう」
まだまだ様になっていない雅な言葉遣いだった。
「こちらこそよろしくお願いします」
ついつい素が出てしまいそうになる。こらえて、なんとか貴族っぽく振る舞う。
やっていけるだろうか。
「ほらほら、明日はかぐや姫様をお祝いする宴でございますよ。早く支度を」
急かされ急かされ、新しい十二単をまとう。じゃまっかしいな、これ。
「姫様、かぐや姫様。突然ですが、最近変わったことはありませんでしたか?」
「いえ、特に」
怪訝なかおをされた。しかし、まだ月からの迎えは来ない。まだ猶予はある。なぜ月から迎えが来たのか。姫が助けを求めたから?ただ時間が切れただけ?それとも月の支配者の気分?様々な場合を想定してみる。
すべてにたいして、リスクを潰していかなければならない。姫が不快にならないようにすれば、求めた説は大丈夫。時間切れは、その時にどうにかしなければならない。支配者の気分はもう知らん。
とにかく、かぐや姫を守ることが最優先事項。
私は今日から、かぐや姫に学問を学ばせ、護身術を教え、敵を見極める力を育成することにした。
月よ、かぐや姫はもう諦めなさい!