「ああ、もう出なきゃ」
重い空気が立ち込める。
いつもと同じように鍵を締め、散らばる。
「運動場行こう」
今日も懲りずに運動場へ向かう。意外と見晴らしもよく、敵に気づきやすい。だが、気づかれやすい。優は昨日よりもやや大きめのキャンバスを構えている。私は水で薄めた絵の具を倉庫から拾ってきた水鉄砲に詰めている。
「それ、重くないの?」
「え?重いよ」
まるで本を一冊抱えているかのように軽々と持っているが。
「っ!!」
目線をグラウンドに向けた。その先には、運動部文化部入り混じった、大乱闘が存在していた。背後からの気配に逃げる。が、乱闘に突入してしまった。
「戻ろう!」
振り返ると、背後が塞がれているのがわかる。
万事休すと座り込んだその時。
____ピーンポーンパーンポーン____
「こんにちは、科学部です。今日配られたお茶を皆さん持っていますね?そのうちの3本に我々は、塩酸を混ぜました。どのボトルか教えてほしければ、各部2名ずつ人質を差し出してください。人質は科学部室まで」
____ピーンポーンパーンポーン____
場は、さらなるパニックへと陥った。
「塩酸、、!!具合悪いやついるか、、?!?!?」
「くそ、科学部など所詮はビーカーと見くびっていたがそうきたか」
「汚い手を使いやがって、、、!」
比べても対して差のない写真部から罵倒の声が上がる。
「美術部!!」
部長の声がする。慌ててその方へと走る。
「部長!人質、出しますか?」
「出さない」
空気が凍る。
「は?」
「出さない」
「なんで、、!」
「今、体調悪い人いる?」
一斉に首を横に振る。
「なら、今から飲まなきゃいいだけでしょ」
簡潔極まりないことばに、思わず納得した。確かにそうだ、飲まなきゃいい。
「美術部!!今だ!戦え!」
絵の具鉄砲を飛ばす。ボールをキャンバスで受ける。
「筆もあるよ」
筆を投げる。
もう無茶苦茶だ。
今日は、この乱闘の中で、試合を終えた。
「明日で終わり」
この謎の戦いももうすぐ終わる。
重い空気が立ち込める。
いつもと同じように鍵を締め、散らばる。
「運動場行こう」
今日も懲りずに運動場へ向かう。意外と見晴らしもよく、敵に気づきやすい。だが、気づかれやすい。優は昨日よりもやや大きめのキャンバスを構えている。私は水で薄めた絵の具を倉庫から拾ってきた水鉄砲に詰めている。
「それ、重くないの?」
「え?重いよ」
まるで本を一冊抱えているかのように軽々と持っているが。
「っ!!」
目線をグラウンドに向けた。その先には、運動部文化部入り混じった、大乱闘が存在していた。背後からの気配に逃げる。が、乱闘に突入してしまった。
「戻ろう!」
振り返ると、背後が塞がれているのがわかる。
万事休すと座り込んだその時。
____ピーンポーンパーンポーン____
「こんにちは、科学部です。今日配られたお茶を皆さん持っていますね?そのうちの3本に我々は、塩酸を混ぜました。どのボトルか教えてほしければ、各部2名ずつ人質を差し出してください。人質は科学部室まで」
____ピーンポーンパーンポーン____
場は、さらなるパニックへと陥った。
「塩酸、、!!具合悪いやついるか、、?!?!?」
「くそ、科学部など所詮はビーカーと見くびっていたがそうきたか」
「汚い手を使いやがって、、、!」
比べても対して差のない写真部から罵倒の声が上がる。
「美術部!!」
部長の声がする。慌ててその方へと走る。
「部長!人質、出しますか?」
「出さない」
空気が凍る。
「は?」
「出さない」
「なんで、、!」
「今、体調悪い人いる?」
一斉に首を横に振る。
「なら、今から飲まなきゃいいだけでしょ」
簡潔極まりないことばに、思わず納得した。確かにそうだ、飲まなきゃいい。
「美術部!!今だ!戦え!」
絵の具鉄砲を飛ばす。ボールをキャンバスで受ける。
「筆もあるよ」
筆を投げる。
もう無茶苦茶だ。
今日は、この乱闘の中で、試合を終えた。
「明日で終わり」
この謎の戦いももうすぐ終わる。