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部活大戦争 ClubWars

#8

ForceDays_四日目_

「ああ、もう出なきゃ」
 重い空気が立ち込める。
 いつもと同じように鍵を締め、散らばる。
「運動場行こう」
 今日も懲りずに運動場へ向かう。意外と見晴らしもよく、敵に気づきやすい。だが、気づかれやすい。優は昨日よりもやや大きめのキャンバスを構えている。私は水で薄めた絵の具を倉庫から拾ってきた水鉄砲に詰めている。
「それ、重くないの?」
「え?重いよ」
 まるで本を一冊抱えているかのように軽々と持っているが。
「っ!!」
 目線をグラウンドに向けた。その先には、運動部文化部入り混じった、大乱闘が存在していた。背後からの気配に逃げる。が、乱闘に突入してしまった。
「戻ろう!」
 振り返ると、背後が塞がれているのがわかる。
 万事休すと座り込んだその時。
____ピーンポーンパーンポーン____
「こんにちは、科学部です。今日配られたお茶を皆さん持っていますね?そのうちの3本に我々は、塩酸を混ぜました。どのボトルか教えてほしければ、各部2名ずつ人質を差し出してください。人質は科学部室まで」
____ピーンポーンパーンポーン____
 場は、さらなるパニックへと陥った。
「塩酸、、!!具合悪いやついるか、、?!?!?」
「くそ、科学部など所詮はビーカーと見くびっていたがそうきたか」
「汚い手を使いやがって、、、!」
 比べても対して差のない写真部から罵倒の声が上がる。
「美術部!!」
 部長の声がする。慌ててその方へと走る。
「部長!人質、出しますか?」
「出さない」
 空気が凍る。
「は?」
「出さない」
「なんで、、!」
「今、体調悪い人いる?」
 一斉に首を横に振る。
「なら、今から飲まなきゃいいだけでしょ」
 簡潔極まりないことばに、思わず納得した。確かにそうだ、飲まなきゃいい。
「美術部!!今だ!戦え!」
 絵の具鉄砲を飛ばす。ボールをキャンバスで受ける。
「筆もあるよ」
 筆を投げる。
 もう無茶苦茶だ。
 今日は、この乱闘の中で、試合を終えた。

「明日で終わり」
 この謎の戦いももうすぐ終わる。

作者メッセージ

次回!!想像を超えます(((((多分そんなに超えれない

2026/03/13 20:47

美鳥
ID:≫ 28NihWQevjlUw
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