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部活大戦争

#4

開幕

「これより、部活対抗大会を開催します!」
 生徒会長による宣言が行われた。
「追加のルールです。部室内は実質的に敵の侵入ができないため、午前中のみ、入室できます。午後は鍵を占め、職員室に返却してください。期間中は、校則にとらわれず、事前に公表したルールに従ってください」
 私はそこまで一生懸命に聞いている方ではない。適当に流して情報は右から左へと流れるのが常だ。だが、今日はなんだか気合が入って、いつもの何百倍もよく話を聞いた。
 話は続く。
 会場は緊張感と高揚感が半々。これから先が楽しみだという人が大半だろう。
「それでは1時間後に開始します。それぞれの部室で待機してください」
 一気に人が移動する。その波に飲まれそうになりながらも北館を目指す。
「美術部!早く」
 怖い部長の雄叫びが聞こえる。急がなければ。
「美術部はまだ作戦が決まっていない!早くしろ」
 誰のせいで決まっていないのかは伏せておこう。一層早足に拍車がかかる。階段を飛ばし飛ばしに駆け上がり、廊下を走る。
 勢いよく扉を開けた。
「高梨りさ!!遅い!」
「すみませんでした」
 早速叱責を受け、座る。
「倒すべきは美術部以外のすべてです。[小文字]必ず潰す。[/小文字]そこで、割り振りを決めます。一年は基本的に部室周辺を守ること。二年は三年についてなさい。以上!武器は自由です、適当に決めなさい」
 簡潔な説明が終わる。
「りさは何にする?」
 部室内を見渡す。あるのは、画用紙、筆、絵の具、キャンバス、机。
「筆かな」
 際立って太い刷毛のような筆をもつ。
「じゃあ、キャンバスにする」
 優はキャンバスを選んだ。8号(約45cm✕38cm)の大きさだ。
「盾にする」
 地味に笑った顔が怖い。
 部長はというと1mはありそうな物体を振り回してみたり、絵の具で色水を作ったりと試行錯誤を繰り返している。
「おらあああああああああああああ」
 運動場からは気合の入った運動部の掛け声が聞こえてくる。どの部も必死だ。
「あと10分」
 誰かのつぶやきで、静けさがやってくる。
「いよいよだ」


 [小文字]3[/小文字] 2 [大文字]1[/大文字]    [大文字]開始。[/大文字]

作者メッセージ

始まりましたっ!!
筆とキャンバスってどうやって戦うんだ...?

2026/03/05 19:25

美鳥
ID:≫ 28NihWQevjlUw
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