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可愛い って、 何?

#1

花賀咲 美麗 は可愛くない

「美麗、おはよ!」

今日も、そんな声が聞こえる。

「うん!おはよぉ」

つい可愛い声にする自分に憎しみを覚える。

「美麗、今日も可愛いね!」

「私、可愛くないもんっ!」

吐き気を覚えるほど、ぶりっ子してる自分を、消したい。

けど、それを止める第二の自分も嫌い。

「美麗は愛されキャラだよ!」

「美麗はうさぎちゃんって感じ!」

「美麗はやっぱモテるもんねぇ〜」

「美麗、だいじょぶ?具合悪い?」

「美麗お嬢様!お怪我はないですかー?w」

その言葉一つ一つを聞くと、さらに吐き気が来る。

「もぉ…私はしっかりものを目指してるんだからっ!」

あながち嘘ではないけど、自分の可愛さを認めてることになってて、いやだ。

冗談であって欲しいのに、恋バナも耳に飛び込んでくる。

「ねーねー、また美麗のことが好きな男子できちゃったんだけど、美麗に合わないんだよねぇー
 美麗の趣味は、お絵かきと、読書だよ?あいつ体育会系だしさー」

「うんうん、美麗にはめっちゃイケメンな、高身長クール系男子と付き合ってもらわないと!」

私、そんな男子好きじゃない。

私が好きなのは、低身長で、可愛い、ほわほわした男子が好きなのに。

モテる自分が嫌い。

モテない自分も嫌い。

我儘な自分が嫌い。

「美麗、なんか悩んでる?うちは相談乗るよ?」

悩んでるなんて、気の弱い私は言えるわけないじゃん。

「悩んでないよぉ〜。安心してぇ!」

「そっか!ならよかったわ!」

ほら、また、作り笑顔。

また、家に帰って、自分を卑下するんだろうなぁ。

「美麗、なんでも言ってね!」

ありがとうって言わずに、会釈だけしかできないのは、なんでなんだろうね。

「お腹痛い…」

お腹が痛い。よくあることだよ。

「大丈夫!?お腹冷えたんじゃない!?」

なのになんで、そんな心配するの?

「お腹痛いんでしょ?早退しなよ」

「だ、大丈夫だよ。これぐらい治るから…」

「ならいいけど…」

親友の口を尖らせた顔に、私は慌てふためく。

ごめんね、望み通りじゃなくて。と。

これが私の日常。

涙一つ、私の小さな顔と、桃色の頬に、漆黒の瞳から零れた。

作者メッセージ

ちょっぴり ノンフィクション …
ここで 愚痴 吐こうかな

2026/01/29 21:57

虚夢 皆無
ID:≫ 2.NUjFE5pn/8c
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