あやとりちゃん
「起立。礼。」
私は島原葵。小学4年生ですっ。
「今日は転校生が来ます。伏見綾さんです。どうぞ〜!」
ガラガラ
入ってきたのは髪の毛が膝まであり、真っ黒のワンピースを着た女の子だった。
「…伏見綾。好きなことはあやとり…。よろしく。」
「はい、ありがとう!では、席は一番端にいる島原さんのとなりで。」
ええっ!私の隣?
「……えっと…よ、よろしくね!」
「…よろしく。」
隣に来た伏見さんとの会話はこれで終わってしまった。
「はい、では授業をはじめまーす!」
〜授業後の休み時間〜
ふわぁ…疲れたなぁ。
「ねぇねぇ綾ちゃん!あやとりの技、一個見せてくれない?」
伏見さんに話しかけていたのはクラスのムードメーカーである赤井沙奈だった。
「…ほんとにいいの?」
「うんっ!見せてほしいなっ!」
「…何してほしい。」
「えーっとねぇ…いっぱい流れ星作ってほしい!!!」
「わかった。」
そう言って伏見さんは真っ黒なワンピースから紐を沢山取り出し、慣れた手つきで沢山の星を作っていった。
「わぁすごい!!!!ありがとう!またみたいなっ!!」
「…できたらね。」
キーンコーンカーンコーン
「あっ、チャイムなっちゃった!ばいばい!!」
「…ばいばい。」
…なんだか、伏見さんって不思議…。
〜次の日〜
「ねぇねぇ葵ちゃん!今日のニュースみた?」
話しかけてきたのは友達の原口有紀。
「え?いや、見てない。」
「今日、50年に一度って言われる流星群の日らしいよ!昨日まで全然観測されてなかったのに突然出てきたらしい!」
「そうなんだ!今日の夜空見とこっ。ありがとね!」
「うん!絶対きれいだよ!あっ伏見さん!おはよう!!」
「…おはようございます。」
そう言って伏見さんは自分の席に座ってしまった。
キーンコーンカーンコーン
「みなさんおはようございます。今日は大事な話があるので聞いて下さい。」
え、大事な話…?
「昨日の夜、赤井沙奈さんが事故に会いました。」
…え。え?
「信号無視をしたわけではなく、塾の帰りに歩いていたら事故にあったです…。みなさんも気をつけてください。」
「先生…。沙奈はまだ死んでないよね…?死んでないよね!!!!」
赤井さんと仲が良かった髙田由梨香が叫ぶ。
「……残念ながら…亡くなりました。」
[大文字]「ねぇ嘘でしょ!!!!ありえない!!!!!」[/大文字]
……昨日まで隣で話していた人が死んだ…?え、死んだの…?え、え、え?
「…みなさんも気をつけてください。では、一時間目の授業の準備をしてください…。」
みんなパニックになって友達と騒いでいる。
そんな中、伏見さんは静かに自分の席について、あやとりをしていた。
[小文字]「…ほんとにいいのって聞いたのに。」[/小文字]
小さな声で呟いた伏見さんの声が私にははっきりと聞こえた。
[水平線]「…ただいま」
そう言っても返事は帰ってこない。
だってお母さんとお父さんはもう天国に行っちゃった。
私のポケットに入っている紐はお母さんから預かった大切な紐。
この紐には特別な魔法があるってお母さんが言ってた。
それは…作ったものが実際に起こり、それを作ってほしいと言った人の大切なものを奪うということ。
…私…またやっちゃった。
そう思いながら、またあやとりをはじめた。
私は島原葵。小学4年生ですっ。
「今日は転校生が来ます。伏見綾さんです。どうぞ〜!」
ガラガラ
入ってきたのは髪の毛が膝まであり、真っ黒のワンピースを着た女の子だった。
「…伏見綾。好きなことはあやとり…。よろしく。」
「はい、ありがとう!では、席は一番端にいる島原さんのとなりで。」
ええっ!私の隣?
「……えっと…よ、よろしくね!」
「…よろしく。」
隣に来た伏見さんとの会話はこれで終わってしまった。
「はい、では授業をはじめまーす!」
〜授業後の休み時間〜
ふわぁ…疲れたなぁ。
「ねぇねぇ綾ちゃん!あやとりの技、一個見せてくれない?」
伏見さんに話しかけていたのはクラスのムードメーカーである赤井沙奈だった。
「…ほんとにいいの?」
「うんっ!見せてほしいなっ!」
「…何してほしい。」
「えーっとねぇ…いっぱい流れ星作ってほしい!!!」
「わかった。」
そう言って伏見さんは真っ黒なワンピースから紐を沢山取り出し、慣れた手つきで沢山の星を作っていった。
「わぁすごい!!!!ありがとう!またみたいなっ!!」
「…できたらね。」
キーンコーンカーンコーン
「あっ、チャイムなっちゃった!ばいばい!!」
「…ばいばい。」
…なんだか、伏見さんって不思議…。
〜次の日〜
「ねぇねぇ葵ちゃん!今日のニュースみた?」
話しかけてきたのは友達の原口有紀。
「え?いや、見てない。」
「今日、50年に一度って言われる流星群の日らしいよ!昨日まで全然観測されてなかったのに突然出てきたらしい!」
「そうなんだ!今日の夜空見とこっ。ありがとね!」
「うん!絶対きれいだよ!あっ伏見さん!おはよう!!」
「…おはようございます。」
そう言って伏見さんは自分の席に座ってしまった。
キーンコーンカーンコーン
「みなさんおはようございます。今日は大事な話があるので聞いて下さい。」
え、大事な話…?
「昨日の夜、赤井沙奈さんが事故に会いました。」
…え。え?
「信号無視をしたわけではなく、塾の帰りに歩いていたら事故にあったです…。みなさんも気をつけてください。」
「先生…。沙奈はまだ死んでないよね…?死んでないよね!!!!」
赤井さんと仲が良かった髙田由梨香が叫ぶ。
「……残念ながら…亡くなりました。」
[大文字]「ねぇ嘘でしょ!!!!ありえない!!!!!」[/大文字]
……昨日まで隣で話していた人が死んだ…?え、死んだの…?え、え、え?
「…みなさんも気をつけてください。では、一時間目の授業の準備をしてください…。」
みんなパニックになって友達と騒いでいる。
そんな中、伏見さんは静かに自分の席について、あやとりをしていた。
[小文字]「…ほんとにいいのって聞いたのに。」[/小文字]
小さな声で呟いた伏見さんの声が私にははっきりと聞こえた。
[水平線]「…ただいま」
そう言っても返事は帰ってこない。
だってお母さんとお父さんはもう天国に行っちゃった。
私のポケットに入っている紐はお母さんから預かった大切な紐。
この紐には特別な魔法があるってお母さんが言ってた。
それは…作ったものが実際に起こり、それを作ってほしいと言った人の大切なものを奪うということ。
…私…またやっちゃった。
そう思いながら、またあやとりをはじめた。
クリップボードにコピーしました