文字サイズ変更

私の心は永久凍結。

#3

【#3 所詮、私も馬鹿か】

 翌朝、結局私は例の駅で彼を待った。

 正直、彼を待っているという自分の行動に心底驚いていた。

(こんな気持ちになったの、いつぶりだろう)

 でもやっぱり彼もクズでしかないのだろう。そして、私も。

 ふと私は思う。

(そういえば名前聞いてなかったな……。)

 しばらく待って、彼はやってきた。


「ごめんごめん待たせて。まだ間に合う?」

「うん、今日はなんとか。あと、名前聞いていい?」


 人とこうやってまともに話すのも何年ぶりなんだろう。


「えっと……俺は佐糖瀧。とう、砂糖のとう。」

「うん。わたしは……。」


 ……しまった。言葉に詰まった。まあ何年もまともに人と会話してないのによくここまで話せたなってかんじだけど。


「私は、その、わ、えっと。」

「うん、私は?」


 えっ?


「高橋……心炉。」

「高橋心炉か。いい名前だね。」

「あ、ありがとう……。」

「心炉って呼んでいい?」

「うん。」


 この人になら、名前呼びされてもいいと、何故かそう思えた。


「じゃあ俺のことも瀧って呼んで。」

「無理。」

「えーなんでよー。」

「嫌だから。」


 こんな他愛もない会話で幸せだと思えちゃうなんて、私も所詮馬鹿だな……。

作者メッセージ

復活したぜ!

って転ラブでも言ったっけな。

2025/01/24 07:21

Key man
ID:≫ 121UO6t4aa1SQ
コメント

この小説につけられたタグ

青春ラブコメ塩対応病み

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はKey manさんに帰属します

TOP