文字サイズ変更

人生ループ令嬢

私は車に撥ねられた。
そして死亡した。
___________________
………またか…

私、ローズ・シャリアはそう思った。
目の前には厳しそうな裁判官がいて、私と裁判官には無数の視線が集まっている。

私はこの世界に転生してきた。
だが気づいた。
私はこの世界の悪役令嬢である。

なぜか毎回、主人公に陥れられ、最終的には断罪されて死刑となる。
この運命から逃れるために、私は何度も工夫してきた。

何度もというのは、処刑された瞬間に目の前が暗くなり4歳の私に戻るからだ。
まるでループにとらわれたかのように、私は無限に繰り返される同じ日々を生きている。
今回も、きっとそうなのだろう。

「ローズ・シャリア、あなたはファリー・リンを陥れ、彼女を傷つけました。
有罪です。
よって、死刑とします。
この判決はレオナルド・シャーク様により決められました。」

裁判官の声が響く。私は思わず唇を噛む。

レオナルドは、私を愛してくれていたはずなのに…
どうして彼が私を信じてくれないの…?
心の中で問いかけても、答えは出ない

彼は私を見つめているが、その視線には憎しみが宿っている……

涙がボロボロ溢れてきた。

「私がそんなことをするわけがないっ…!」
私のやっと声になった叫びは、むなしく響いた…
___________________

4歳の私に戻った時、むなしさと、胸の痛みが襲ってきた。

人形を並べながら、
私はn度目の人生の手順を考えた。
レオナルドとファリー。
2人とどうやって接すれば良いのだろう…
2人は私の未来を決める重要な存在だ。

数日後、考え続けて、私は決心した。
今回は、レオナルドとの関係を築くことから始めよう。

彼と友達になり、私がファリーを陥れるようなことはしないと信じてもらえるように努力する。
それが今回の作戦だ。

都合の良いことに私の家は貴族だ。
レオナルドと接触することなんて赤子の手をひねるほど簡単だ。

簡単にレオナルドと会うことに成功した。

「ねえ、レオナルド、一緒に遊ばない?」
私は彼に声をかけた。

幼いレオナルドは少し驚いた顔をした後、笑顔を見せた。
「もちろん‼︎ローズとたくさん遊びたいな‼︎」

その言葉が、私の心に安心をもたらした。
少しずつ距離を縮める中で、レオナルドの笑顔は、私の心を軽くすることがわかった。

毎日が楽しくなり、少しずつ心配が和らいでいく。
_________________

しかし、またファリー・リンが私の元にやってきた。
彼女は私と親友になった。
ファリーはどこか闇のある魅力を持つ少女だ。
ファリーの目には、何か不穏なものが感じられた………

「ローズ、あなたとレオナルドの関係が広まるの、いやよ!!レオナルドは私の好きな人なのに…」

私の心に冷たいものが走った。
ファリーはレオナルドを好きなのだ…
彼女が私を陥れるために、すでに何か策を練っているのではないかと恐れた。

「ファリー、私たちは親友でしょ…?そういうこと言わないでほしい。」

彼女は笑みを浮かべたが、その笑顔には闇があった。

「もちろん、友達よ。でも、恋愛は友達なんて関係ない、裏切り合いのものだから。」

私は嫌な予感がしながらも、心の中で決意を新たにした。
ファリーの策略を見抜き、こんどこそレオナルドを私の味方につけるために…
何か策を練る必要がある。
___________________
時間が経つにつれ、私は着実とレオナルドとの関係を深めていった。
レオナルドの気持ちを理解して、共通の友人たちと遊び
少しずつ彼の心の中に入り込んでいった。

だが、ファリーの作戦も着実に進んでいた。
ある日、彼女がレオナルドの前で私についての嘘を言い始めた。
何とかレオナルドが騙されないようにしたが
ファリーのうますぎる口によって、私はまたも罪を問われることになった。

「ローズ……君がそんなことをするなんて信じられないよ…!」
レオナルドの声が響く。
彼の目にはまた、失望と憎しみが宿っていた。

「私は何もやってない‼︎ファリーが嘘をついているのよ‼︎」
という私の言葉は、彼の耳には届かなかった…
________________
再び、私は処刑の瞬間を迎える。
処刑される寸前、私は彼女の目を見据えた。
「今度こそ、私とレオナルドは騙されない…」

そしてまた私は4歳の自分に戻る。
何度も同じ運命を繰り返すことに、心が折れそうになり、涙があふれてくる。

しかし、私は決意した。
今度こそ…こんどこそ…ファリーの作戦を突破しなければ…
_______________
4歳の私に戻ったとき、私は頭を捻って作戦を考えた。
そして
ファリーに近づくことは避け、レオナルドとの関係を第一に育むことに命(?)を注いだ。

私の心には一つの強い願いが宿った。レオナルドに真実を伝え、私の無実を証明すること。レオナルドが私を信じてくれるよう、努力し続けること

また、ファリーが私についての嘘をレオナルドに吹き込もうとした。

その場に居合わせた私はファリーの言ったことを否定した。

「私、そんなことやってないわ。それに…」
私は言葉を続けようとしたが、

彼は私を見つめ、優しく微笑んだ。

「ローズ、僕は君の言うことを信じるよ。君がそんなことする訳がない」

その瞬間、私の心は熱くなった。
レオナルドは私を信じてくれたのだ…

そしてレオナルドはファリーを厳しい目で見つめ、

「僕の大切なローズの嘘を吹き込まないでくれ。」
「ファリー、君のことは絶対に許さない。」
その目にはファリーに対する怒りが宿っていた…
_______________
最終的に、私とレオナルドはファリーを裁判にかけて、彼女を処刑することに成功した。

そして、レオナルドと共に新たな未来を切り開いていった。
レオナルドは私を運命のループとトラウマから抜け出し、幸せな未来を歩むことを手伝ってくれた。

これからは、私の新しい人生が始まる……

作者メッセージ

文字が違ってたり設定に矛盾を感じたら遠慮なく言ってください‼︎

2025/08/18 16:41

黒瀬胡桃@ラファリー
ID:≫ .13mmXRD4U38E
コメント

クリップボードにコピーしました

この小説につけられたタグ

微ざまぁループ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は黒瀬胡桃@ラファリーさんに帰属します

TOP