「僕は黒。...クロって呼んでね。おにーさんは?」
「...[漢字]柘榴[/漢字][ふりがな]ザクロ[/ふりがな]」
渋々答える。
ここは、という質問に答えてられてない。
それを察したのか、宥めるような声でその少年は言った。
「ここは、夢の中だよ。おにーさんのじゃなくて、僕の、ね」
一瞬意味が理解できなかった。
夢?俺のじゃなくて?
混乱してる様子を数秒眺めていた少年は、
「ありゃ。...じゃあ、まずは僕の話聞いてくれるかな、おにーさん」
とりあえず状況がわからないので了承すると、少年は嬉しそうに微笑んだ。
「それじゃ...まずは僕が生きてるころから」
話を聞くと、どうやら少年は生きていたらしい。過去形だ。
つまり、今は死んでいる。
なぜなら、交通事故にあったから。
そして、気づいたときには俺と同じようにこの世界にきていたらしい。
ただ、どうやら感覚で”僕がこの世界の主だ”とわかるようで、何の変化もないこの世界でのんびりと過ごしていたのだとか。
そして現在、俺がきて。
久しぶりに人に話しかけることができて嬉しいらしいのだが、一つ問題がある。
俺は、まだ完全には死んでないらしい。
魂自体は生きているのだが、傷ついて欠けている、と。
魂やらやオカルトじみたことはよくわからないが、とりあえず生きてはいるらしい。
このまま死ぬ方法はないのか聞くと、少年は目を丸くした。
「生きたくないの?」と。
なら自殺なんかするかよって言ったら「そっか」とだけ返された。
そして、何の脈略もなく「なら僕の夢叶えてくれない?」と言われた。
正直、なんで俺が、と思った。
というかそんなことできるわけがない。
俺に、他人のとはいえ、夢なんて叶えられるわけがない。
そう伝えても、少年は聞かずに話を続ける。
そして自分の夢を羅列しはじめた。
「ゲーム実況で100万再生、起業して、ボカロで1000万再生、ラノベ書籍化して、世界の国いっぱいまわって、ライブして、チャンネル登録者100万人。」
いや、流石に多すぎだろ。やり残したことが多すぎる。
こいつ実は死ぬべきじゃねぇだろ。
「流石に突っ込むが、多すぎだろ。やり残したことのバーゲンセールかよ」
「えへへ、だって僕、やりたいこといっぱいあったんだもん」
少年_いや、クロは煌めくような笑顔でそういった。
「...[漢字]柘榴[/漢字][ふりがな]ザクロ[/ふりがな]」
渋々答える。
ここは、という質問に答えてられてない。
それを察したのか、宥めるような声でその少年は言った。
「ここは、夢の中だよ。おにーさんのじゃなくて、僕の、ね」
一瞬意味が理解できなかった。
夢?俺のじゃなくて?
混乱してる様子を数秒眺めていた少年は、
「ありゃ。...じゃあ、まずは僕の話聞いてくれるかな、おにーさん」
とりあえず状況がわからないので了承すると、少年は嬉しそうに微笑んだ。
「それじゃ...まずは僕が生きてるころから」
話を聞くと、どうやら少年は生きていたらしい。過去形だ。
つまり、今は死んでいる。
なぜなら、交通事故にあったから。
そして、気づいたときには俺と同じようにこの世界にきていたらしい。
ただ、どうやら感覚で”僕がこの世界の主だ”とわかるようで、何の変化もないこの世界でのんびりと過ごしていたのだとか。
そして現在、俺がきて。
久しぶりに人に話しかけることができて嬉しいらしいのだが、一つ問題がある。
俺は、まだ完全には死んでないらしい。
魂自体は生きているのだが、傷ついて欠けている、と。
魂やらやオカルトじみたことはよくわからないが、とりあえず生きてはいるらしい。
このまま死ぬ方法はないのか聞くと、少年は目を丸くした。
「生きたくないの?」と。
なら自殺なんかするかよって言ったら「そっか」とだけ返された。
そして、何の脈略もなく「なら僕の夢叶えてくれない?」と言われた。
正直、なんで俺が、と思った。
というかそんなことできるわけがない。
俺に、他人のとはいえ、夢なんて叶えられるわけがない。
そう伝えても、少年は聞かずに話を続ける。
そして自分の夢を羅列しはじめた。
「ゲーム実況で100万再生、起業して、ボカロで1000万再生、ラノベ書籍化して、世界の国いっぱいまわって、ライブして、チャンネル登録者100万人。」
いや、流石に多すぎだろ。やり残したことが多すぎる。
こいつ実は死ぬべきじゃねぇだろ。
「流石に突っ込むが、多すぎだろ。やり残したことのバーゲンセールかよ」
「えへへ、だって僕、やりたいこといっぱいあったんだもん」
少年_いや、クロは煌めくような笑顔でそういった。