只今から、俺は自殺する。
下に見えるのは何百回と見た屋上からの景色だ。
決心がつかなかったわけじゃない。
ただ気分ではなかった。
だけど、これから、やっと終われる。
最初から俺に生きる価値など無かったのだ。
最初から生まれてきたことそのものが間違っていたのだ。
そう思いながら、目を閉じる。
痛いのは嫌いだ。
嫌いだけど、こればかりは仕方がない。
一瞬の覚悟を決めて、足を踏み出す。
たった一歩で、人生が終わる。
強い風が全身にあたる。
僅か1.5秒後。
俺の心臓は機能を停止した。
そこからが、俺の人生の始まりだった。