叶うことのない気持ちだってことは分かってる。
確かに、世間一般からみたら変なことだろう。
きっとあの子にも、この気持ちを伝えたらそう思われてしまうんだろう。
それでもできるだけ、ずっと一緒にいた。
変なことじゃない。
友達としてだったら、変なことはしてないはず。
そう思って、できるだけ一緒に。
学校にいるときは、ほとんど一緒にいるくらい。
授業中も、休み時間も。
話しかけにいって。
話しかけられて嬉しくて。
それでもふとした瞬間に感じてしまう。
「やっぱり違うんだな」
根本的に違うんだ。
僕とは、決定的な違いがある。
わかっている。
わかっているけど。
それでも、希望を捨てきれなくて。
それでも、そばに痛くて。
うざいって思われてるかな、とか。
やっぱり僕は釣り合わないよね、とか。
そんなこと思いながら、それでも離れられずにいた。
あの子が隣にいない未来が想像できないくらい。
幸せになってほしい。
あの子には、幸せになってほしい。
僕の分まで幸せに。
そのためには、なんでもしたいくらい。
どんなときでも守りたい。
全部全部、あの子の邪魔をするものは消去しようかと考えたくらい。
「だけど、それは僕自身もなんだよね」
あの子の幸せには僕は邪魔。
手伝いたい。
離れて、協力したい。
だから。
どうか幸せに。
どうか幸せに、ならないで。
「ごめんね。我儘で」
僕以外と幸せになるなら。
そうなるくらいなら。
幸せになんてならないで。