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実際の団体・国などには関係ありません。
【[漢字]雷李炉莉愛[/漢字][ふりがな]らいりろりあ[/ふりがな]side】
黒田 零
「じゃあとりあえず…WWⅡの話から始めようか」
そんな謎の言葉で始まった話題。
意外と話が合う。
そう思いながらなんとなく話していたときだった。
…意外と?
まだうちは黒田くんのことをあまり知らない。
なのに、意外?
どうしてだろう。
どこか黒田くんとは距離を感じる。
明るくて、変に世界史が大好きな人。
そんな印象を持つ黒田くん。
客観的にみれば黒田くんはぐいぐいと距離を詰めてくるような人なのに。
黒田 零
「…どうしたの、雷李炉さん」
はっと黒田くんを見ると、
いつの間にか先ほどまでの楽しそうな表情は消え去り、じっとこちらを見つめていた。
雷李炉 莉愛
「…別に、なにも」
いつものトーンを絞り出した。
黒田くんはしばらくこちらを無表情で見つめていたが、ふっと表情を変えた。
[漢字]いつもの[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]にこっとした人の良さそうな笑みを浮かべる。
黒田 零
「…そう」
黒田 零
「ほら、次は独ソ不可侵条約について話そうよ」
雷李炉 莉愛
「…うん」
わからない。
なんだこの人は。
うちはだんだんと、最初の困惑気味の疑問ではなく、__からくる疑問を持つようになっていた。
黒田くんは、全体的に変だ。
それから数分間、ずっとWWⅡについて話していた。
だんだんと話題が変わっていき、いつの間にかこの学校の部活や委員会の話になっていた。
黒田 零
「この学校ってさ、生徒会あるんだっけ」
たしか、ある。
うなずいて見せる。
…入学式で誰か代表で出ていた気がするけど、見ていないのだろうか。
まぁ、聞くのも面倒くさいのではぶく。
黒田 零
「雷李炉さんは生徒会ってどんな感じだと思う?」
答えが思い浮かばない。
ただ、黒田くんはうちの答えを求めているわけではないようで、そのまま続けた。
黒田 零
「僕さぁ、ちょっと会ってみたいんだよね」
今思い出したかのように、そのあとを加えた。
黒田 零
「あっそうそう、生徒会妨害委員ってあるらしいよ」
意味がわからない。
生徒会妨害委員?
なんのために?
というか先生に許可されてるの?
様々な疑問が頭に思い浮かんだが、口は閉じておいた。
どうせ同じ新入生の黒田くんに聞いてもわからないだろう。
それから少し雑談をして、それぞれの教室へ戻った。
黒田くんへの印象はだんだんと変わりつつあった。