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実際の団体・国などには関係ありません。
【メイフィ・アズナside】
メイフィ・アズナ
「先生の種族は何ですか?」
テオ・アルフォンス
「えーとな…[太字]魔狐[/太字]、だ」
言い終わったあと、少し考えるようなしぐさをした。
テオ・アルフォンス
「聞きなれないと思うが、魔法が使える狐族のことだ」
どうやら説明を考えてくれたらしい。
たしかに魔狐という単語はあまり聞きなれない。
と、その時、先生が何か思いついたような顔をしたあと、
にっと笑った。
テオ・アルフォンス
「そうそう、言い忘れるところだった。」
テオ・アルフォンス
「魔狐にはそれぞれの個体ごとに”家系能力”というものがあってな」
エルフと似てるなぁ。
私もあるにはある。
テオ・アルフォンス
「俺の家系能力は[太字]狐の嫁入り[/太字]」
テオ・アルフォンス
「自分の感情を天気に反映することができる」
テオ・アルフォンス
「例えば、嬉しかったら晴れ、悲しいかったら雨、怒ったら雷雨、という具合にな」
一拍意味ありげに間を置いて。
テオ・アルフォンス
「つまり…俺の機嫌次第でお前らが外で遊べるかが決まるということだ!」
ふん、と自慢げに胸を張る。
クラス全体で、え~!?とざわめきが起きた。
クラスメイト
「ちょっ、先生!入学初日から雨降らせないでくださいよ!?」
クラスメイト
「今日は休み時間あの広場行こうと思ってたんですけど!?」
暫くそんな騒ぎと交渉が続いた。
そしてざわめきが静まったころ。
一人の生徒が言った。
クラスメイト
「魔狐っていうくらいなんだから狐の耳とか尻尾とかないんですか?」
なるほど、たしかに気になる。
テオ・アルフォンス
「あるぞ」
ふわっと一瞬風が巻き起こり、先生の頭と腰のあたりに耳と尻尾が出現した。
なんか似合う。
テオ・アルフォンス
「普段は邪魔だから魔法で隠してるんだけど…」
テオ・アルフォンス
「なぜかよく生徒に見せてって言われるんだな、これが」
まぁ気持ちはわかる。
もふりたいあの耳とか尻尾。
そこまで話したところで、チャイムが鳴った。
一時間目が終わったらしい。
ちなみに先生はすぐに耳と尻尾を隠していた。
暫く席でぼーっとしていると、廊下を駆けていく一人の生徒が見えた。
黒髪ストレート、黒いパーカー。おっとりしたような目。
口角が不気味に上がっているように見えて、さっと目を逸らした。
【[漢字]黒田零[/漢字][ふりがな]くろだれい[/ふりがな]side】
[漢字]雷李炉[/漢字][ふりがな]らいりろ[/ふりがな]さんと話しに、先程、
真陽さんという人から声をかけられたC組を通り、A組を通りかかりに小走りになっていたときだった。
世界史について語りたくて口角が少し上がっていたのかもしれない。
黒田 零
「…?」
B組から視線を感じたような気がして、そちらを見てみる。
一人の生徒と目があった。
髪は金と白の中間色で腰辺りまで伸びており、高めのポニーテールになっている。
くすんだ水色の瞳。中性的な顔立ち。
まつ毛が上下長くて多く、けっこうスリムな体型に見える。
…分かりにくいけど、耳の形からしてエルフかな。
少し立ち止まりかけた。
黒田 零
「…いや。」
やめた。
今はそんな気分じゃない。
視線をはずし、そのままA組へ向かった。