この人生を謳歌しても構わないでしょうか?
#1
第1話
「はあ、こんな事もできないなんて。気味の悪い。」
「すみません。」
「これだから呪いの子は嫌なのよ。」
この国の王族の一人娘、ルシア・エレンリールは、呪いの子だった。その呪いは体中に蝕んでいて、徐々に体の片方が機能しなくなる。呪いが誰かに影響することはないのに、この国では呪いの子は差別扱いをされている。
「ルシアー。これ洗っておいてね。」
王族の子だというのに家族からは使用人扱い。
使用人までもが、ルシアのことを下に見ていた。
ルシアの味方は、ルシア専属の執事のリーガーと、同じく専属のメイドのユアンだけであった。
でも、ルシアはそれだけで十分だったのだ。
生きることに無関心になってしまっていたから。
リーガーとユアンと2人といること以外、ルシアの人生はなんの価値も見出さなかった。
「ルシア様!もう少しガツンと言い返してみてはどうでしょう??私、腹が立って仕方がありません!」
「ユアン…。あの人たちに言い返しても、もう無駄だから…。」
「しかし……!!」
「落ち着け。ユアン。お嬢様が困っている。」
「あぁ…!すみません!」
「いいのよ。2人とも。私にはあなたたち2人で十分だから。いつもありがとう。」
「「ルシア様……!!」」
これからも、この2人がいるだけで人生に少しは彩りがつくだろう。
寒い…。苦しい…。いたい…。
そんな思いで目を覚ました。
「え……、ここどこ…?」
私は確かに昨日の夜、寝室で寝た。
なのにここは何もない雪山。
しかも、雪山にある枯れた木にロープに縛られている状
態だった。
「どういうこと?ユアンとリーガーは?」
周りを見渡しても暗くてなにも見えず寒いだけだった。
(行けない。このままでは死んでしまうわ。)
急いでロープをほどこうとすると、指先がかじかんでできなかった。そして、もうそんな力も私には残っていなかった。もう無理だ…。薄れていく意識のなか、誰かの声が聞こえた。
「すみません。」
「これだから呪いの子は嫌なのよ。」
この国の王族の一人娘、ルシア・エレンリールは、呪いの子だった。その呪いは体中に蝕んでいて、徐々に体の片方が機能しなくなる。呪いが誰かに影響することはないのに、この国では呪いの子は差別扱いをされている。
「ルシアー。これ洗っておいてね。」
王族の子だというのに家族からは使用人扱い。
使用人までもが、ルシアのことを下に見ていた。
ルシアの味方は、ルシア専属の執事のリーガーと、同じく専属のメイドのユアンだけであった。
でも、ルシアはそれだけで十分だったのだ。
生きることに無関心になってしまっていたから。
リーガーとユアンと2人といること以外、ルシアの人生はなんの価値も見出さなかった。
「ルシア様!もう少しガツンと言い返してみてはどうでしょう??私、腹が立って仕方がありません!」
「ユアン…。あの人たちに言い返しても、もう無駄だから…。」
「しかし……!!」
「落ち着け。ユアン。お嬢様が困っている。」
「あぁ…!すみません!」
「いいのよ。2人とも。私にはあなたたち2人で十分だから。いつもありがとう。」
「「ルシア様……!!」」
これからも、この2人がいるだけで人生に少しは彩りがつくだろう。
寒い…。苦しい…。いたい…。
そんな思いで目を覚ました。
「え……、ここどこ…?」
私は確かに昨日の夜、寝室で寝た。
なのにここは何もない雪山。
しかも、雪山にある枯れた木にロープに縛られている状
態だった。
「どういうこと?ユアンとリーガーは?」
周りを見渡しても暗くてなにも見えず寒いだけだった。
(行けない。このままでは死んでしまうわ。)
急いでロープをほどこうとすると、指先がかじかんでできなかった。そして、もうそんな力も私には残っていなかった。もう無理だ…。薄れていく意識のなか、誰かの声が聞こえた。