もっと知りたい。そう思ってしまうのは、
君が魅力的だからだろう。
俺は初めての恋に戸惑ってばかりだけれど、
初めての恋が君で良かった。
休日。
俺は、暇だった。え?こんなに何もすることないの??
と思うくらい。宮本にラインを送ると
[斜体]宮本ー。ひま?あそぼーぜー。[/斜体]
[斜体]えー。俺今北海道ー。[/斜体]
という感じて振られた。
とりあえず榊さんが働いているかもと、隣町の本屋に行くと、あいにく榊さんは働いていなかった。
えーー。マジ暇だな………。
隣町の繁華街をぶらぶら歩いてたい焼きをゲットした。
いい年した高校生が何やってんだ。と思うけれど彼女も友達もいないから仕方がない。帰ろう。
そう思って繁華街を抜け、横断歩道で信号待ちをしていると向こうの方に子供と2人手を繋いで仲良く歩いている女子高生がいた。ん????
少し違和感を感じてじっとみてみると、
「え。榊さんじゃん…。」
思わず呟いてしまった。え、榊さんの弟と妹かわい。にてるなぁ。とついチラチラみてしまうと、弟のほうが赤信号を待ちきれず飛び出してしまった。
危ないっっっ。
俺の体はとっさに動いていた。
弟を抱きとめ、守るようにして歩道側に逃げ込んだ。
「すみませんっ…?え。君嶋くん?」
「榊さん。ごめん。弟くん大丈夫だと思うから。」
今の俺はドロだらけで恥ずかしいので逃げるように帰ろうとすると、腕を掴まれた。
「待って。あの、助けてくれてありがとう。
ドロだらけで返すわけにもいかないから、家来て。」
「えっ。いいの?」
家………。榊さんのおうち!!!!!
(君嶋湊の心臓メーター????????)
「来て。」
そう言って弟を叱り、妹と弟と手を繋いでいる榊さんの後ろについて行った。
やば。榊さんの家行けんの??
榊さんの家ってなんかお上品で豪華そう。(偏見)
ティーカップとかでてきそう。(偏見)
トイプードルとかポメラニアンいそう(偏見)
「はい。ここ。入って。」
……変な偏見言って、ごめんなさい。
そう言ってしまう、榊さんの家は、古い和式の家で1階建ての想像とはかけ離れた家だった。
「ボロボロだけど、気にしないで。」
そう言って靴を脱いだ榊さん。
それにつられて俺も靴を脱いだ。
「シャワー浴びて。これお父さんの服だけど。」
脱衣所を指さしてお父さんの服を渡してきた榊さん。
………なんか少女漫画みたい。←妹に読まされて。
とりあえず急いで汚いところを落とし、水も滴るいい男になってからお父さんの服を着てリビングに向かった。
「本当にありがとう。」
畳の前の小さい机の前で深々と頭を下げた榊さん。
弟くんも、半泣きで
「あ゙りがとぅございましぃた。」
と、一生懸命お礼を言ってくれた。
なんだかこっちが申し訳なくなってしまったので、
「いや。いいよ全然。」
とやんわり言って、弟くんの頭を撫でてあげた。
すると、上からドアの開く音がして、榊さんの親だったらどうしようと思いながら、しばらく耳を澄ませてみると、ドンガラガッシャーンと階段から落ちる音がした。
「え……。大丈夫そ?」
思わず見に行こうとすると、榊さんが
「いいよ。お父さんがどんくさいのはいつものことだから。」
と、心配する素振りも見せず、弟も妹も呆れた顔をしていた。お父さんそんなにどんくさいの?と、お父さんが可哀想に思えた。
「アイタタタ。またやっちゃったぁ。れいれい。きょうのよるごはんおれいら………っ?!??」
そんなお父さんは俺を見て目を見開き、動揺して榊さんの弟が置きっぱなしの車のおもちゃに躓いて転んだ。
「れいれい……。この子、誰〜〜??」
そう茶化すように聞いたお父さんを榊さんは白けるような目で見ながら、
「夏斗が赤信号で飛び出したのを守ってくれて泥だらけだったからシャワーしてもらったの。」
へぇ。弟って夏斗っていうんだ。
しかも、榊さんお父さんにれいれいって呼ばれてるんだ。俺も呼びたい。なんちゃって。
「そうなのか…!?夏斗を助けていただいてほんとーにありがとう!!!!」
土下座する勢いで頭を下げたお父さん。さっき一生懸命謝っていた榊さんにそっくり。
「いや。全然大丈夫ですよ。」
そう言ってから無難に逃れようと、
「じゃあここで御暇します。」
と、ちゃぶ台を離れたところ榊さんに
「送るわ。」
と言われた。送るって俺を、榊さんが?
「いや。大丈夫だよ。」
そう言ったが絶対に言ったことは曲げないという顔だったのでもうほっておいた。
「…………。」
いや、気まずぅ。
榊さんと帰り道2人とか喋れねぇ…………。
どうしようと困っていたとき、口を開けたのは榊さんだった。
「びっくりした?」
びっくり…?何をだ?俺が首を傾げると
榊さんは少し下を見て、
「いや。私の家、すごく貧相だったから。」
と、ポツリポツリと話した。
「いや、たしかに想像とは違ったけど別になんともないよ。」
俺の想像が馬鹿すぎただけ。
と言おうとしたがやめておいた。
「そう。なら良かった。」
そういった榊さんの顔がぼんやり子どものように見えた。まるで、助けてとでも言っているように。
「榊さん。その、違ったらごめんなんだけど、榊さん悩んでない!?」
勢いよく言ってしまったが、本心なのでおいておく。
「悩みかぁ。君嶋くん。」
「何…?」
「私の話、聞いてくれる?」
君が魅力的だからだろう。
俺は初めての恋に戸惑ってばかりだけれど、
初めての恋が君で良かった。
休日。
俺は、暇だった。え?こんなに何もすることないの??
と思うくらい。宮本にラインを送ると
[斜体]宮本ー。ひま?あそぼーぜー。[/斜体]
[斜体]えー。俺今北海道ー。[/斜体]
という感じて振られた。
とりあえず榊さんが働いているかもと、隣町の本屋に行くと、あいにく榊さんは働いていなかった。
えーー。マジ暇だな………。
隣町の繁華街をぶらぶら歩いてたい焼きをゲットした。
いい年した高校生が何やってんだ。と思うけれど彼女も友達もいないから仕方がない。帰ろう。
そう思って繁華街を抜け、横断歩道で信号待ちをしていると向こうの方に子供と2人手を繋いで仲良く歩いている女子高生がいた。ん????
少し違和感を感じてじっとみてみると、
「え。榊さんじゃん…。」
思わず呟いてしまった。え、榊さんの弟と妹かわい。にてるなぁ。とついチラチラみてしまうと、弟のほうが赤信号を待ちきれず飛び出してしまった。
危ないっっっ。
俺の体はとっさに動いていた。
弟を抱きとめ、守るようにして歩道側に逃げ込んだ。
「すみませんっ…?え。君嶋くん?」
「榊さん。ごめん。弟くん大丈夫だと思うから。」
今の俺はドロだらけで恥ずかしいので逃げるように帰ろうとすると、腕を掴まれた。
「待って。あの、助けてくれてありがとう。
ドロだらけで返すわけにもいかないから、家来て。」
「えっ。いいの?」
家………。榊さんのおうち!!!!!
(君嶋湊の心臓メーター????????)
「来て。」
そう言って弟を叱り、妹と弟と手を繋いでいる榊さんの後ろについて行った。
やば。榊さんの家行けんの??
榊さんの家ってなんかお上品で豪華そう。(偏見)
ティーカップとかでてきそう。(偏見)
トイプードルとかポメラニアンいそう(偏見)
「はい。ここ。入って。」
……変な偏見言って、ごめんなさい。
そう言ってしまう、榊さんの家は、古い和式の家で1階建ての想像とはかけ離れた家だった。
「ボロボロだけど、気にしないで。」
そう言って靴を脱いだ榊さん。
それにつられて俺も靴を脱いだ。
「シャワー浴びて。これお父さんの服だけど。」
脱衣所を指さしてお父さんの服を渡してきた榊さん。
………なんか少女漫画みたい。←妹に読まされて。
とりあえず急いで汚いところを落とし、水も滴るいい男になってからお父さんの服を着てリビングに向かった。
「本当にありがとう。」
畳の前の小さい机の前で深々と頭を下げた榊さん。
弟くんも、半泣きで
「あ゙りがとぅございましぃた。」
と、一生懸命お礼を言ってくれた。
なんだかこっちが申し訳なくなってしまったので、
「いや。いいよ全然。」
とやんわり言って、弟くんの頭を撫でてあげた。
すると、上からドアの開く音がして、榊さんの親だったらどうしようと思いながら、しばらく耳を澄ませてみると、ドンガラガッシャーンと階段から落ちる音がした。
「え……。大丈夫そ?」
思わず見に行こうとすると、榊さんが
「いいよ。お父さんがどんくさいのはいつものことだから。」
と、心配する素振りも見せず、弟も妹も呆れた顔をしていた。お父さんそんなにどんくさいの?と、お父さんが可哀想に思えた。
「アイタタタ。またやっちゃったぁ。れいれい。きょうのよるごはんおれいら………っ?!??」
そんなお父さんは俺を見て目を見開き、動揺して榊さんの弟が置きっぱなしの車のおもちゃに躓いて転んだ。
「れいれい……。この子、誰〜〜??」
そう茶化すように聞いたお父さんを榊さんは白けるような目で見ながら、
「夏斗が赤信号で飛び出したのを守ってくれて泥だらけだったからシャワーしてもらったの。」
へぇ。弟って夏斗っていうんだ。
しかも、榊さんお父さんにれいれいって呼ばれてるんだ。俺も呼びたい。なんちゃって。
「そうなのか…!?夏斗を助けていただいてほんとーにありがとう!!!!」
土下座する勢いで頭を下げたお父さん。さっき一生懸命謝っていた榊さんにそっくり。
「いや。全然大丈夫ですよ。」
そう言ってから無難に逃れようと、
「じゃあここで御暇します。」
と、ちゃぶ台を離れたところ榊さんに
「送るわ。」
と言われた。送るって俺を、榊さんが?
「いや。大丈夫だよ。」
そう言ったが絶対に言ったことは曲げないという顔だったのでもうほっておいた。
「…………。」
いや、気まずぅ。
榊さんと帰り道2人とか喋れねぇ…………。
どうしようと困っていたとき、口を開けたのは榊さんだった。
「びっくりした?」
びっくり…?何をだ?俺が首を傾げると
榊さんは少し下を見て、
「いや。私の家、すごく貧相だったから。」
と、ポツリポツリと話した。
「いや、たしかに想像とは違ったけど別になんともないよ。」
俺の想像が馬鹿すぎただけ。
と言おうとしたがやめておいた。
「そう。なら良かった。」
そういった榊さんの顔がぼんやり子どものように見えた。まるで、助けてとでも言っているように。
「榊さん。その、違ったらごめんなんだけど、榊さん悩んでない!?」
勢いよく言ってしまったが、本心なのでおいておく。
「悩みかぁ。君嶋くん。」
「何…?」
「私の話、聞いてくれる?」