俺は、君のためならどんなことでもできた。
読書が嫌いでも君が本を好きなら好きになれた。
一瞬だし、今だけだとは分かっているけど
なんで、こんなにも頑張れるのだろう。
「で、お兄ちゃん。なんかあったの。」
昨日上機嫌で帰ってしまってから、妹にあれやこれやと問われる始末。できれば昨日に戻りたい……。めんどうくさい。
「何もないよ。」
そう何回も言っているのに妹は、
「いーや。絶対なんかあった。顔がニヤニヤしてるもん。彼女??」
「違う。」
「好きな子?」
「違う。」
「ん~~。あ、分かった。元カノ?」
「違うし。元カノいないし。」
「あぁ〜、そっかー。ごめんねー!」
こいつ絶対わかっていってるだろと思って、妹にデコピンしてから学校に向かった。
「おはよ。」
「オーっす。」
宮本に挨拶をしてから自分の席について、
昨日から決めていたことを思い出した。
俺は今日、榊さんに話しかける………!
あの本を取り出して榊さんの机に向かった。
「榊さん。あの、この本…」
教室のざわめきが止まらなくても、みんなの視線が俺と榊さんに注目したことが分かる。
榊さんの視線がそっとこちらに向く。
綺麗で細長く、まつげがクルンとしていて美しい顔だ。
「まずは、挨拶じゃない?」
………?あいさつ。アイサツ……。アイサツ…。AISATSU?
…。挨拶!!!(ここまで0.5秒。)
「あ、そっか。ごめん。おはよう榊さん。」
そう改め直して言い直すと、
榊さんは少し口角を上げて、
「おはよう。君嶋くん。」
その少し笑った顔が俺の心にぶっ刺さった。
え。可愛。という思いを必死に隠しながら、
「この本、貸すね。」
と、できるだけ優男みたいな声で言って、
榊さんの席を去った。榊さんが
「ありがとう。」
といったのを俺は見逃さなかった。
俺の心臓は心配なほど狂っていた。
「お前、恋してるんだな。」
宮本にはっきりとそう言われてからは、
俺は恋をしていることをしっかりと自覚した。
読書が嫌いでも君が本を好きなら好きになれた。
一瞬だし、今だけだとは分かっているけど
なんで、こんなにも頑張れるのだろう。
「で、お兄ちゃん。なんかあったの。」
昨日上機嫌で帰ってしまってから、妹にあれやこれやと問われる始末。できれば昨日に戻りたい……。めんどうくさい。
「何もないよ。」
そう何回も言っているのに妹は、
「いーや。絶対なんかあった。顔がニヤニヤしてるもん。彼女??」
「違う。」
「好きな子?」
「違う。」
「ん~~。あ、分かった。元カノ?」
「違うし。元カノいないし。」
「あぁ〜、そっかー。ごめんねー!」
こいつ絶対わかっていってるだろと思って、妹にデコピンしてから学校に向かった。
「おはよ。」
「オーっす。」
宮本に挨拶をしてから自分の席について、
昨日から決めていたことを思い出した。
俺は今日、榊さんに話しかける………!
あの本を取り出して榊さんの机に向かった。
「榊さん。あの、この本…」
教室のざわめきが止まらなくても、みんなの視線が俺と榊さんに注目したことが分かる。
榊さんの視線がそっとこちらに向く。
綺麗で細長く、まつげがクルンとしていて美しい顔だ。
「まずは、挨拶じゃない?」
………?あいさつ。アイサツ……。アイサツ…。AISATSU?
…。挨拶!!!(ここまで0.5秒。)
「あ、そっか。ごめん。おはよう榊さん。」
そう改め直して言い直すと、
榊さんは少し口角を上げて、
「おはよう。君嶋くん。」
その少し笑った顔が俺の心にぶっ刺さった。
え。可愛。という思いを必死に隠しながら、
「この本、貸すね。」
と、できるだけ優男みたいな声で言って、
榊さんの席を去った。榊さんが
「ありがとう。」
といったのを俺は見逃さなかった。
俺の心臓は心配なほど狂っていた。
「お前、恋してるんだな。」
宮本にはっきりとそう言われてからは、
俺は恋をしていることをしっかりと自覚した。