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花のように美しい君を

#2

初めて喋った君を

気づけば目で追っていた。
誰も近づかない、不思議なオーラを纏った君に。
君を知れば知るほど、俺の心はなにかに埋め尽くされていった。

「じゃあ、ここの文を……。君嶋。」
そう呼ばれいつもみていたところから視線をそらした。
「はい。1700年から日本は…。」
俺が入学してから1週間。俺はずっと榊麗奈さんのことがずっと気になっていた。理由は分からない。でも、何故か目で追ってしまう。1週間、榊さんのことをみてわかったことが3つある。
1つ目。榊さんはものすごく頭が良くて、運動もできてしまう完璧美少女だということだ。入部体験をさせたい先輩たちで教室の前がごったゴタになるほど。
2つ目。榊さんは放課後になるとすぐに帰ってしまう。あんなに運動ができるのにどこの部活にも入ろうとせず、まっすぐ家に帰っている(と思う)。
3つ目。榊さんは、本が好き…だが、同じ本しか読んでいない。いつも「矢代莉音の灯尽病解説」という、世界初灯尽病の直し方を見つけた矢代莉音の本をループして読んでいる。
俺がこの1週間でしれたことはこんなものだ。改めて思うと、ストーカーみたいでキモいな。と思った。宮本は、そんな俺のことを見て
「お前なんか中学んときと変わったな。」
と少し驚いていた。そりゃ、気になる人ができたからな。そう心のなかで一人で突っ込み、榊さんと喋れないままだと思っていたある日、俺は人生最大のチャンス(????)を迎えた。
「……。あ、え?」
「…………。」
俺が隣町の書店へ行くとそこで榊さんがバイトをしていたのだ。(隣町で?)
「……。いらっしゃいませ。」
いつも発表などのクールな声が俺に向けられていると考えると少しワクワクした。…ってそんなこと言っている相場か。
「なんで、榊さんが…?」
単純にそう聞くと、榊さんは冷たい目をこちらに向けてきて、
「…営業中ですので、プライバシーな話はお控えください。」
そう、淡々と答えた。
………。可愛い。真面目じゃん。え、好き。
と思ってしまった心を殴り、気持ちを落ち着かせて
「ごめん。これ、お願いします。」
と、ある本を持ってきた。すると榊さんは、目を一瞬見開いて、
「…了解しました。」
と、バーコードを読み込んだ。
「ありがとうございます。」
と、背を向けて帰ろうとしたとき、
「すみません。またその本を貸して頂けると嬉しいのですが。」
そう呼び止められ、やっば可愛。と思いながら、
「いいよ。」
とニコっと笑って答えた。
俺が買った、その本は…榊さんが国語の授業で読んでみたいと発表していた作文にあった本だったから。
俺は決して読みたくはない。買って、学校で読んでいれば話しかけてくれるかなと思ったから。
しかし、買いに行った先に榊さんが働いているなんて想像していなかった。
俺はその日、榊さんへの恋心を抑え込んで上機嫌で家に帰ったのだが、即妹にバレた。
なぜだろう?

作者メッセージ

はじめまして、こんにちは。もちです。
花のように美しい君を を読んで頂きありがとうございます!今回かなり文量が多くなってしまったのですが、話の内容は面白いと思うのでぜひ読んでください!

2026/01/31 06:14

もち
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