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君の人生にありきたりな花束を

#1

私の人生にマリーゴールドを

真面目、優しい、リーダー力のある。そんな子を目指して演じていた。
何かあったら咲ちゃんに・・・みたいな人を演じていた。
笑顔はいつでもつけていて、自分で言うのもなんだけど結構モテる方だ。彼氏も一応作っている。好きではないけどまあ、彼氏がいた方がなんだかんだいいと思った。彼氏にはかわいそうだけれど。
でもそんな自分が本当に嫌いで期待で仕方がなかった。変に上から目線なところや、自分を必死に磨いているところが大っっっっっ嫌いだった。本当に。

「咲〜。ここ教えて〜!」
隣りに座った愛流が泣きついてきた。今は、愛流、佳奈、瑞希と放課後勉強会をしている。
勉強会はそこそこ自分の好感度をあげられるので、絶対に参加するようにしている。
「ん、とこれはこうして…。」
勉強は嫌いだ。でも、自分の睡眠を削ってしている勉強はそれなりにいい点数が取れて満足している。
勉強ができる真面目な生徒を演じているので先生からの好感度も、友達からの好感度も爆上がりだ。
…ただもし崖っぷちになったら。私はみんなの頼れる子ではなくなってしまう。みんなから軽蔑の目で見られてしまう。
そんなふうに不安に思っていると、
「わあかっこいい!!」
と歓声が上がった。みんなの視線の方向を見ると、学年1のイケメン清水海くんが部活をしていた。
サッカーをしている清水くんはみんなとハイタッチをして、キラキラの笑顔だった。
「海くんの彼氏になれたらなあ・・・。」
みんなのうっとりした表情を見て、呆れそうになった。
彼氏のどこがいいんだろう。ちょっとめんどうくさいのに。
そう、一瞬思ってしまった自分を見て見ぬふりをした。

「咲。」
教室の後ろのドアからそう呼ばれ目を向けると、私の彼氏、春がいた。
もう迎えに来たのかよ。とゲンナリしたが自分の嬉しそうな笑顔を作って、
「春!もう部活終わったの?お疲れ様。」
と話しかけた。するとみんなの顔が羨ましそうな顔になり、
「いいよね〜彼氏持ちは。」
「本当に本当に。学年1の美男美女カップルっていわれたもんね〜。」
「お幸せに・・・!」
と口々に言ってきた。春は少しうれしそうにすると
「じゃ、いこっか。」
と手を繋いでくれた。外ではまた点を決めた清水君が眩しい笑顔で笑っていた。

夜、長々と春と電話をしたら、最後に春がいつも言ってくれる。
「咲、おやすみ。愛してるよ。」
「うんありがとう。おやすみ。」
私はまだ一度も愛してるや、好きだと言ったことがない。
愛してもらっているのを仇で返している気持ちで、苦しい。
私の人生になんてがマリーゴールドがお似合いだ。

マリーゴールドの花言葉:「絶望」、「悲しみ」、「嫉妬」


作者メッセージ

初めまして。
数ある小説の中から、「君の人生にありきたりな花束を」を読んでくださってありがとうございます。
この物語に少しでも共感してくださると幸いです。

2025/06/04 08:12

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PG-12恋愛感動共感花言葉花束君じん

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