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君の人生にありきたりな花束を

#12

君の人生にたんぽぽを

ハッピーエンド、バットエンド、
物語にはそれぞれ別の終わり方がある。
王子様とお姫様の物語は
たいていハッピーエンドだし、
うらやましいな。
私も、人生を
ハッピーエンドで終わりたかったなぁ。

「咲っっっっっ!!」
持っていた縄が手から離れ、 
私は誰かに、自殺を止められていた。
目の前の人を見ると、それは、
私がこの黒い世界で生きていても
信じたかった人だった。
「し…。みず??」
息を切らした清水は、私の顔を見ると、
安堵したように
「よ、かった…。」
と、抱きついてきた。
「咲っ。このバカ野郎!!」
泣いているのか怒っているのか
分からない表情でいわれ、
「ごめん…。」
そう謝ってしまった。
「なんで、清水がここに…?」
清水に聞くと、清水は後ろのドアを指して
「あいつが。」
といった。ドアの方を見ると、
自殺前にお便りを渡しに来てくれた煌聖がいた。
「姉ちゃんが、引き出しから縄取り出したから、
俺止めようと思ったけど、声なんかでなくて、
海先輩を呼びに行った。姉ちゃんも仲良さそうだし。」
「煌聖…。ありがとう。」
そうお礼を言うと、
「ごめん。咲。」
清水が急に土下座してきた。
「おれ、病気のこと咲に伝えてなくて、
咲にだけはバレたくなかったっていって、
もう、ゴメン…。」
泣きそうな清水の顔を見て、
いつも慰めてもらっている私が、
清水に、こんなこと言ってあげれるなんて。
「大丈夫。もう、頑張らなくていいよ。」
君が、これから幸せな人生を送れるように。
私が君に花束を送るよ。
今までの花、全部。
たんぽぽのようにね。

たんぽぽ:幸福


作者メッセージ

はじめまして。こんにちは。
この度は、数ある小説のなかからこの小説を読んでいただきありがとうございます。
完結じゃないの??と思う人がいると思いますが、
次回で完結です!
あともう少し、応援よろしくお願いします…!

2025/07/17 05:29

もち
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PG-12恋愛感動共感花言葉花束君じん

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