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美人になるための三工程

昔から「ブス」だの「デブ」だの言われてきた。
別に痛いとかは感じなかった

暴言は次第にエスカレートして、「ゴミ以下」とかも言われるようになった。
その度に「ゴミ以下はゴミに失礼だよ」とかも、笑うように言ってきたんだ

何処かで聞いたことがあるようなセリフ。
漫画とかで使われてそうな………
そうだ、あるアニメのセリフだ。
「塵以下は塵に失礼でしょ」というセリフ、悪役の金髪の典型的なギャルが言っていたんだ。

そう考えると、彼女たちもアニメのキャラクターに憧れていたのかもしれない。
私も、こういう考え方がアニメに影響されてるんだろうな…………



彼女たちを見返すために…というわけじゃないけど、夏休みの間に
散々罵ったやつが自分達より美人になってたら屈辱だろうな…と思って、美人になることにした。

いろんなメイク動画などを見まくって、これさえしたらいける!という三工程を思いついた。
まず最初に、ちゃんと毎日続けることが条件です

工程その1

「これで……いいかな」
鏡に話しかけるように、そっと呟いた独り言。
少しため息を吐いて、続きの作業に取り掛かる

まずは自分に合ったメイクを見つけることだ。
ナチュラル風だの、すっぴん風だのなんだのあるが、一番大事なのは自分に合うかどうか。
合わなかったら速攻で切り捨てたり、直して良くなりそうだったら自分風にアレンジしてみる

そうやって、肌と相談しながら自分の顔で遊んでいく。
個人的にはここがいっちゃん楽しい。

工程その2

メイクが完成したら、次は自分に合った服を見つける。
私はセンスが絶望的なので、服屋に行って選んでもらうことにした。

「行ってきます…!」
誰もいない家に叫んだ。
少し自信がついたからか、ちょっと元気が出てきた。

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いろんな服を着せてもらって、とりあえずは三着選んで購入した。
家でも着てみて、自己肯定感をマックスまで上げる。

工程その3

次はもっと楽しめるようなおまけみたいなものだ。

「これとかいいな……」
私は深夜に布団に寝転び、スマホを覗いていた。
コスプレに挑戦してみるのだ。

メイク技術があるのだから、コスプレもできるだろうという安易な考えだ。
適当に、好きなアニメの悪役のコスプレをしてみる。

----

家に届いたー!!

うんうん。
金髪のウィッグ、平成感溢れるスクールバッグ、典型的なギャルの小道具たくさん、!

さ、さっそく着てみよう…!

----

「おぉ……!」
あまりの完成度の高さに、思わず声が出てしまう。

私ってこんなに可愛くなれるんだな、ということを再確認し、写真を撮る。
自撮りした写真をSNSへ上げる。

お、早速1いいね!
幸先が良いのでは?

なになに…?
「コスプレ上手ですね…!?
尊敬します>_<🫶🫶
主さんも○○ってアニメ好きなんですか!?
このアニメ知ってる人少ないので嬉しいです〜!!😭
今度コラボしたいです…!なんて……🙃
コメント📝失礼しましたっ!」

丁寧だな〜…
ってコラボぉ!?!?
嘘!?こんな初心者にコラボしていいんですか、!?
嬉しいなぁ……この人もこのアニメ知ってるのも嬉しい…

枕に顔を埋め、足をバタバタして喜んでしまった。
下の階の人に迷惑だ…謝ろう。

----

こんなとこで、私の美人になるまでの三工程は終わった。
あくまでも私のやり方なのでよしなに。
参考にしないでくれると嬉しい。

作者メッセージ

この三工程で実際に美人になれるかは知りません。
実行して失敗した場合の責任は取りません

2026/02/27 14:18

そらぐもひすい
ID:≫ 10a8Rho2sBdDU
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