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※元ネタがあります。
MILLENNIUM PARADE -A TRIP HIGHER ANYTHING-
#1
⒈ 出会い
「夜間徘徊で夜中歩き回っている中学生がいます。」
生徒指導室の中に一人の教師の声が響く。
「地域の方からの通報だ。お前、これで何回目だ?このままだと停学になってもおかしくないぞ。」
目の前には毎度お世話になっている生徒指導のタナカが座っておりいつものように手の甲で眼鏡の縁をあげた。
その謎の仕草と古臭くてダサい眼鏡が生理的な嫌悪感を感じさせる。
「聞いているのか?それにその黄色い帽子と軍手、不用物だ。はずせと先生何回言ったと思っているんだ?制服もそんなに切ったりして。物も大事にすることができないのか?いい加減にしろ。」
「……………。」
「返事は?」
「………はい」
「とりあえず今日のところは帰す。お前もいい加減入学早々先生にこんなことを言わせるな。わかったな」
俺はその言葉を聞き、急いで生徒指導室を後にした。
あーあ。やっと終わった。それにしてもタナカの野郎ほんとに許せないな。
今回俺が怒られた夜間徘徊の件は俺だけしか怒られていない。
他にもミムロとかダイチとかシンタとかも一緒に行ってたのに何故か俺だけが怒られた。
あいつらだっていつものトラブルメーカーとして先生には目をつけられてるのに今回は何故か俺だけが怒られるという結果だ。
もしかするとあいつらが俺のせいにしたとかか?それよりもなんかもう色々腹が立ってきた。
とりあえず屋上でゆっくりしてからでも帰るか。腹立ちすぎて家まで帰れるやる気が出ない。
俺はそのまま屋上まで駆け上がり、そのままそこで寝そべった。そして俺はかばんに忍ばせていたシンタの兄ちゃんから借りた漫画の新刊やらいかがわしい雑誌やらを取り出して読み始めた。
すると一日の疲れかタナカのストレスかなんかで一気に眠たくなってきてしまい、本をしまってそのまま目を閉じた。
しばらくすると口の中に異物が入った感じがしたのだが、眠気のあまりそんなことなど気にしていられなかった。
夢なのだろうか。一気に視界がぼやけたレンズのようになって、いろんな情景が浮かび上がってきた。すると夢の中で聞き覚えのある声が響いた。
「あなた、あんなことうちの子ほっといてまでする必要があるわけ⁉」
ママの声だ。嫌な予感がする。
「しょうがないんだ!もう少しで成功するって言われたんだ!仕方ないだろう。君もわかってくれよ」
パパの必死に訴えかけるような声に胸が苦しくなる。もう二人はいないし、これは予想通り、俺の幼い頃の記憶か。
「いらないわ。結構よ。あんなもの。誰が求めたのか知らないけどもうたくさん。」
場面が変わり、巨大な大仏のようなものや、大量生成されているみたいな青い物質が映し出された。その青いのは人型をしているが、体は透けてるっぽいし大きな一つ目でおでこに黒い模様がついており、とてもじゃないけど人間とは思えない。
すると一人の一つ目と目があった。少し不気味で夢の中なのに背筋が凍る感覚が走った。
場面がまた戻り、ママがパパに何かしている。
よくわからないけどとってもいけないことな気がする。
やめろ。やめろ。やめろやめろやめろやめろやめろやめろ………
やめろ…………!
「お前、大丈夫かぁ?もしかして死にかけてたか?ニヒッ」
目が覚めると目の前にはさっきの夢に出てきた青い一つ目の化け物がこちらを覗き込んではニヤリと大きく笑みを浮かべてしゃがみ込んでいた。
俺はどうやら過呼吸になっているらしい。なんなら鼻血まで出していた。そいつの顔を見た瞬間、呼吸のペースが上がり、心拍数も上がった。
怖い。なんなんだよ。こいつ。透けた体からは白い骨がダイレクトに見えてきてあまりにもグロテスクすぎる光景だ。
これはまだ夢なのか?起きているのにまだ夢の中にいるような感覚さえしてきた。
「誰か、起こして………。」
「ばーか。お前は十分目ぇ覚めてるよ。なんだよいきなりビビりやがって。そんなに俺さまが怖いのか?まあな。なんたって俺さまは『ヨウカイ』だからな」
その一つ目は訳のわからないことをいいながら誇らしそうに目を伏せた。
眉毛のような斑点模様と伏せた目の形が合わさって、スマイルの絵文字のようにも見えた。
「あっそ。起きてんならいいや。にしてもお前ほんとになんだよ。化け物じゃん。骨透けてるし一つ目だし。」
俺がぶっきらぼうにそう言うと、一つ目は不機嫌そうな顔をして、また俺の顔に近づいてきた。
「だーかーらー言ってんだろ!ヨウカイだって!お前ニッポン人ならわかるだろ!」
一つ目はそう言いながら喚いた。
「わかったから。で、お前なんでこんなとこいんの?てかいて大丈夫なわけ?」
「質問の多いニッポン人だな。いいだろう。答えてやる。」
俺はその言葉に無意識に身を構えた。
「俺はさっきお前の記憶が脳内に流れ込んできたんだ。なんか物騒な記憶だったな。それを見てたらなんかもといた場所からものすげぇ出たくなってさ。だからここまで来たわけ。それにヨウカイは人間には見えないんだぞ!だから見つかるなんてことはない!以上だぜ。」
思ったよりあっさりした内容だった。がっかりって感じだ。
「ふーん。でお前本当に何者?あんな工場にいたけど。まじで正体不明すぎるよ。」
すると一つ目はおでこの模様を寄せて不機嫌そうな面をまたうかべた。
「だ・か・ら‼ヨウカイって言ってんだろうが!ほんと物覚え悪いんだな!お前さては頭悪いだろ!」
「頭は悪いけど、それとこれとでは関係ないだろ!」
図星を突かれてしまい、思わず声をあげてしまった。
「よし!頭の悪い人間!お前、俺が見えるだなんてよっぽどだな!人間は自己紹介をしてから仲良くなると聞いた。自己紹介をしろ!」
「あーえっと。アケル。今中一。よろしく」
「へぇ。なんか自己紹介ってあっさりしたもんなんだな。しかもまだまだガキじゃねぇか。」
「お前俺より小っちゃいくせにいうな!」
ったく。こいつ端々に腹立つことばっか入れてくるな。
「でもお前も人には自己紹介しろとかいうくせに名前言わないんだな。」
「あー名前ねぇ………。」
すると一つ目はうーんと言いながら考え込み始めた。
俺はすかさずポケットからケータイを取り出し、一つ目を撮影して画像検索をした。
すると、めっっっちゃ端っこの方に小さく「ドリーム社新型秘密特殊人工知能」と書かれた指名手配のような画像が出てきて、そこにはしっかりと一つ目の顔が乗っていた。
「お前もう指名手配になってんじゃん!どうすんだよ!しかもドリーム社ってとんでもない大企業じゃんか!」
「うお。ほんとだな。こんままじゃまずいな。どうにかしてお前の家に潜伏したいんだが。」
「あーもう仕方ないなあ!お前さっさと帰れよな!あと名前はAI最悪で『エイサ』な!」
「いい名前だな!よろしくなアケル!」
俺はそうして一つ目AI、エイサと暮らすことになった。
生徒指導室の中に一人の教師の声が響く。
「地域の方からの通報だ。お前、これで何回目だ?このままだと停学になってもおかしくないぞ。」
目の前には毎度お世話になっている生徒指導のタナカが座っておりいつものように手の甲で眼鏡の縁をあげた。
その謎の仕草と古臭くてダサい眼鏡が生理的な嫌悪感を感じさせる。
「聞いているのか?それにその黄色い帽子と軍手、不用物だ。はずせと先生何回言ったと思っているんだ?制服もそんなに切ったりして。物も大事にすることができないのか?いい加減にしろ。」
「……………。」
「返事は?」
「………はい」
「とりあえず今日のところは帰す。お前もいい加減入学早々先生にこんなことを言わせるな。わかったな」
俺はその言葉を聞き、急いで生徒指導室を後にした。
あーあ。やっと終わった。それにしてもタナカの野郎ほんとに許せないな。
今回俺が怒られた夜間徘徊の件は俺だけしか怒られていない。
他にもミムロとかダイチとかシンタとかも一緒に行ってたのに何故か俺だけが怒られた。
あいつらだっていつものトラブルメーカーとして先生には目をつけられてるのに今回は何故か俺だけが怒られるという結果だ。
もしかするとあいつらが俺のせいにしたとかか?それよりもなんかもう色々腹が立ってきた。
とりあえず屋上でゆっくりしてからでも帰るか。腹立ちすぎて家まで帰れるやる気が出ない。
俺はそのまま屋上まで駆け上がり、そのままそこで寝そべった。そして俺はかばんに忍ばせていたシンタの兄ちゃんから借りた漫画の新刊やらいかがわしい雑誌やらを取り出して読み始めた。
すると一日の疲れかタナカのストレスかなんかで一気に眠たくなってきてしまい、本をしまってそのまま目を閉じた。
しばらくすると口の中に異物が入った感じがしたのだが、眠気のあまりそんなことなど気にしていられなかった。
夢なのだろうか。一気に視界がぼやけたレンズのようになって、いろんな情景が浮かび上がってきた。すると夢の中で聞き覚えのある声が響いた。
「あなた、あんなことうちの子ほっといてまでする必要があるわけ⁉」
ママの声だ。嫌な予感がする。
「しょうがないんだ!もう少しで成功するって言われたんだ!仕方ないだろう。君もわかってくれよ」
パパの必死に訴えかけるような声に胸が苦しくなる。もう二人はいないし、これは予想通り、俺の幼い頃の記憶か。
「いらないわ。結構よ。あんなもの。誰が求めたのか知らないけどもうたくさん。」
場面が変わり、巨大な大仏のようなものや、大量生成されているみたいな青い物質が映し出された。その青いのは人型をしているが、体は透けてるっぽいし大きな一つ目でおでこに黒い模様がついており、とてもじゃないけど人間とは思えない。
すると一人の一つ目と目があった。少し不気味で夢の中なのに背筋が凍る感覚が走った。
場面がまた戻り、ママがパパに何かしている。
よくわからないけどとってもいけないことな気がする。
やめろ。やめろ。やめろやめろやめろやめろやめろやめろ………
やめろ…………!
「お前、大丈夫かぁ?もしかして死にかけてたか?ニヒッ」
目が覚めると目の前にはさっきの夢に出てきた青い一つ目の化け物がこちらを覗き込んではニヤリと大きく笑みを浮かべてしゃがみ込んでいた。
俺はどうやら過呼吸になっているらしい。なんなら鼻血まで出していた。そいつの顔を見た瞬間、呼吸のペースが上がり、心拍数も上がった。
怖い。なんなんだよ。こいつ。透けた体からは白い骨がダイレクトに見えてきてあまりにもグロテスクすぎる光景だ。
これはまだ夢なのか?起きているのにまだ夢の中にいるような感覚さえしてきた。
「誰か、起こして………。」
「ばーか。お前は十分目ぇ覚めてるよ。なんだよいきなりビビりやがって。そんなに俺さまが怖いのか?まあな。なんたって俺さまは『ヨウカイ』だからな」
その一つ目は訳のわからないことをいいながら誇らしそうに目を伏せた。
眉毛のような斑点模様と伏せた目の形が合わさって、スマイルの絵文字のようにも見えた。
「あっそ。起きてんならいいや。にしてもお前ほんとになんだよ。化け物じゃん。骨透けてるし一つ目だし。」
俺がぶっきらぼうにそう言うと、一つ目は不機嫌そうな顔をして、また俺の顔に近づいてきた。
「だーかーらー言ってんだろ!ヨウカイだって!お前ニッポン人ならわかるだろ!」
一つ目はそう言いながら喚いた。
「わかったから。で、お前なんでこんなとこいんの?てかいて大丈夫なわけ?」
「質問の多いニッポン人だな。いいだろう。答えてやる。」
俺はその言葉に無意識に身を構えた。
「俺はさっきお前の記憶が脳内に流れ込んできたんだ。なんか物騒な記憶だったな。それを見てたらなんかもといた場所からものすげぇ出たくなってさ。だからここまで来たわけ。それにヨウカイは人間には見えないんだぞ!だから見つかるなんてことはない!以上だぜ。」
思ったよりあっさりした内容だった。がっかりって感じだ。
「ふーん。でお前本当に何者?あんな工場にいたけど。まじで正体不明すぎるよ。」
すると一つ目はおでこの模様を寄せて不機嫌そうな面をまたうかべた。
「だ・か・ら‼ヨウカイって言ってんだろうが!ほんと物覚え悪いんだな!お前さては頭悪いだろ!」
「頭は悪いけど、それとこれとでは関係ないだろ!」
図星を突かれてしまい、思わず声をあげてしまった。
「よし!頭の悪い人間!お前、俺が見えるだなんてよっぽどだな!人間は自己紹介をしてから仲良くなると聞いた。自己紹介をしろ!」
「あーえっと。アケル。今中一。よろしく」
「へぇ。なんか自己紹介ってあっさりしたもんなんだな。しかもまだまだガキじゃねぇか。」
「お前俺より小っちゃいくせにいうな!」
ったく。こいつ端々に腹立つことばっか入れてくるな。
「でもお前も人には自己紹介しろとかいうくせに名前言わないんだな。」
「あー名前ねぇ………。」
すると一つ目はうーんと言いながら考え込み始めた。
俺はすかさずポケットからケータイを取り出し、一つ目を撮影して画像検索をした。
すると、めっっっちゃ端っこの方に小さく「ドリーム社新型秘密特殊人工知能」と書かれた指名手配のような画像が出てきて、そこにはしっかりと一つ目の顔が乗っていた。
「お前もう指名手配になってんじゃん!どうすんだよ!しかもドリーム社ってとんでもない大企業じゃんか!」
「うお。ほんとだな。こんままじゃまずいな。どうにかしてお前の家に潜伏したいんだが。」
「あーもう仕方ないなあ!お前さっさと帰れよな!あと名前はAI最悪で『エイサ』な!」
「いい名前だな!よろしくなアケル!」
俺はそうして一つ目AI、エイサと暮らすことになった。