文字サイズ変更

意味がわかると怖い話

#8

8. 最後のメッセージ

旅行中に大きな地震に遭い、俺は崩落したホテルの瓦礫の下に閉じ込められた。
体は動かず、真っ暗な隙間で死を待つしかない。
幸い、スマホが生きていた。電波は圏外だが、録画機能は使える。
俺は最後に家族へメッセージを残すことにした。
「お父さん、お母さん、先に逝くのを許して……。今、外から救助隊の声が聞こえる。でも、俺の場所までは届きそうにない。今までありがとう」
泣きながら動画を撮り終え、保存した。
数日後、奇跡的に俺は救助された。
病院のベッドで、あの時撮った動画を家族と一緒に見た。
「本当に助かって良かった」と泣く母。
だが、動画を再生した瞬間、病室が凍りついた。
動画の中の俺の背後の暗闇から、無数の白い手が伸びて、俺の口を塞ごうと動いていたからだ。
そして、救助隊の声だと思っていた「音」をよく聞くと、こう言っていた。
『こっちにおいで……こっちにおいで……』











[解説]
救助隊の声だと思っていたものは、実は死後の世界(あるいは瓦礫の下にいた悪霊)からの手招きだった。本人は極限状態でそれを「希望」だと聞き間違えていたが、実際には救助が来る前に連れて行かれそうになっていた。

2026/01/22 20:34

イオ
ID:≫ 425LlNhNB3gqs
コメント

この小説につけられたタグ

意味がわかると怖い話怖い怖い話投稿イオ

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はイオさんに帰属します

TOP