[中央寄せ]✦[/中央寄せ]
休み時間
教室はいつでも騒がしい。
朝に見た君は私にとって可笑しく見えた。
私はちらりと窓側を見た。
まだ、あの人は相変わらず窓の外を見ている。
何をそんなにあの人を惹きつけるのだろうか。
気になる。
でも、そんなに面白そうなものがあるとは感じない。
「ねぇねぇ。」
気づけば、声をかけていた。
「なんだよ。」
『何見てるの?』
「外。」
そんなのわかっている。
思わず眉を[漢字]顰[/漢字][ふりがな]ひそ[/ふりがな]めた
『知ってる。外の何?』
「地平線?」
『ここから見えないじゃん。』
「•••見えないね。」
この人、よくわからない。
でも、つまらないとは思わない。
むしろ少しだけ、楽しいと思った。
『ねぇ、名前、教えて。』
咄嗟に出てしまった。
どんな顔をしているのか、予想がつかない。
「俺の名前?」
『う、うん。』
「南川。」
『それ、苗字でしょ。』
「じゃあ凪。」
「あんたは?」
『[漢字]佐倉[/漢字][ふりがな]さくら[/ふりがな][漢字]咲穂[/漢字][ふりがな]えみ[/ふりがな]。』
「咲穂。」
急な呼び捨てに驚いた。
『いきなり呼び捨てじゃん。』
「•••ごめん。ダメだった?」
『いや、まあいいけどね。』
そう答えると、凪は安心して、少し笑みを浮かべた。
チャイムが鳴った。
「授業、はじまるよ。」
『うん。すぐ座るよ』
いつも通りのはずなのに。
今日はよりいい日になれた気がする。
明日が楽しみだ。
休み時間
教室はいつでも騒がしい。
朝に見た君は私にとって可笑しく見えた。
私はちらりと窓側を見た。
まだ、あの人は相変わらず窓の外を見ている。
何をそんなにあの人を惹きつけるのだろうか。
気になる。
でも、そんなに面白そうなものがあるとは感じない。
「ねぇねぇ。」
気づけば、声をかけていた。
「なんだよ。」
『何見てるの?』
「外。」
そんなのわかっている。
思わず眉を[漢字]顰[/漢字][ふりがな]ひそ[/ふりがな]めた
『知ってる。外の何?』
「地平線?」
『ここから見えないじゃん。』
「•••見えないね。」
この人、よくわからない。
でも、つまらないとは思わない。
むしろ少しだけ、楽しいと思った。
『ねぇ、名前、教えて。』
咄嗟に出てしまった。
どんな顔をしているのか、予想がつかない。
「俺の名前?」
『う、うん。』
「南川。」
『それ、苗字でしょ。』
「じゃあ凪。」
「あんたは?」
『[漢字]佐倉[/漢字][ふりがな]さくら[/ふりがな][漢字]咲穂[/漢字][ふりがな]えみ[/ふりがな]。』
「咲穂。」
急な呼び捨てに驚いた。
『いきなり呼び捨てじゃん。』
「•••ごめん。ダメだった?」
『いや、まあいいけどね。』
そう答えると、凪は安心して、少し笑みを浮かべた。
チャイムが鳴った。
「授業、はじまるよ。」
『うん。すぐ座るよ』
いつも通りのはずなのに。
今日はよりいい日になれた気がする。
明日が楽しみだ。