三月の風は まだ少しだけ肌を刺して
僕らが着ていた 薄着を冷やしていく
記念写
真の 作り物のような笑顔をすり抜け
僕は独り 冷たいアスファルトを見つめていた
「ここがゴールだ」と 誰かが背中を叩くけれど
僕にとっては ただの通過点に過ぎない
守られていた屋根を 自ら剥ぎ取ったんだ
ここから先は 言い訳のきかない荒野
白線なんて引かれていない ここがスタートライン
震える足元を 自分の影が追い越していく
予定調和の未来なら いっそいらない
震える肩を抱いて 冷たい風を飼い慣らすよ
新しい孤独を 最初の道標(しるべ)にして
使い古した 記号だらけの教科書を閉じ
自分を定義する 言葉を新しく書き換える
「また明日」が 約束されないこの街で
昨日までの僕を 静かに脱ぎ捨てた
大人になるってことは ゴールを増やすことじゃない
終わりのない道に スタートラインを引き続けること
汚れのない 真っ白な地図はいらない
傷ついた足跡が 僕だけの正解になる
合図なんて待たない ここがスタートライン
薄暗い夜明けを 剥き出しの鼓動で突き破れ
「大丈夫」なんて 慰めに背を向けて
三月の痛みを 一歩ごとのリズムに変える
昨日よりも少しだけ 鋭い眼差しを抱いて
振り返れば 子供たちの笑い声
遠ざかるほどに 愛らしく響くけれど
涙を拭う暇があるなら 前を見たい
その小さくなった背中に 光が差すまで
「おめでとう」と 見知らぬ未来の僕が笑う
今日という日は 終わりじゃなくてただの決別
「卒業」という名の 薄い紙を破り捨てて
薄着のままで 新しい世界を愛していこう
ほどけかけた結び目を もう一度締め直して
光と影が混ざり合う その先へストライドを伸ばす
風が吹き抜ける
境界線を越えて
僕はもう 立ち止まらない
ここが 僕の始まりだ
僕らが着ていた 薄着を冷やしていく
記念写
真の 作り物のような笑顔をすり抜け
僕は独り 冷たいアスファルトを見つめていた
「ここがゴールだ」と 誰かが背中を叩くけれど
僕にとっては ただの通過点に過ぎない
守られていた屋根を 自ら剥ぎ取ったんだ
ここから先は 言い訳のきかない荒野
白線なんて引かれていない ここがスタートライン
震える足元を 自分の影が追い越していく
予定調和の未来なら いっそいらない
震える肩を抱いて 冷たい風を飼い慣らすよ
新しい孤独を 最初の道標(しるべ)にして
使い古した 記号だらけの教科書を閉じ
自分を定義する 言葉を新しく書き換える
「また明日」が 約束されないこの街で
昨日までの僕を 静かに脱ぎ捨てた
大人になるってことは ゴールを増やすことじゃない
終わりのない道に スタートラインを引き続けること
汚れのない 真っ白な地図はいらない
傷ついた足跡が 僕だけの正解になる
合図なんて待たない ここがスタートライン
薄暗い夜明けを 剥き出しの鼓動で突き破れ
「大丈夫」なんて 慰めに背を向けて
三月の痛みを 一歩ごとのリズムに変える
昨日よりも少しだけ 鋭い眼差しを抱いて
振り返れば 子供たちの笑い声
遠ざかるほどに 愛らしく響くけれど
涙を拭う暇があるなら 前を見たい
その小さくなった背中に 光が差すまで
「おめでとう」と 見知らぬ未来の僕が笑う
今日という日は 終わりじゃなくてただの決別
「卒業」という名の 薄い紙を破り捨てて
薄着のままで 新しい世界を愛していこう
ほどけかけた結び目を もう一度締め直して
光と影が混ざり合う その先へストライドを伸ばす
風が吹き抜ける
境界線を越えて
僕はもう 立ち止まらない
ここが 僕の始まりだ