初配信リレーがすべて終了し、深夜のスタジオ。
配信を終えたばかりの5人が、ゆきが差し入れた手作りクッキーを囲んで座り込んでいた。
苺花「(机に突っ伏して)……うぅ、もうおしまいだぁ。漢字読めないのバレたし、ライお兄ちゃんに配信してるのバレたら怒られるもん……。ロウさんと叶さんの動画、切り忘れたし……いち、引退する……」
如月「あはは、苺花ちゃん。大丈夫ですよ、ライさんは今、自分の配信で『隣から聞き覚えのある叫び声が聞こえるんだけど……』って困惑してましたから。……あ、これ嘘ですけど笑」
苺花「ひどい!如月のバカー!!」
こねこね「(モグモグとチョコを食べながら)苺花ちゃん元気出しなよ〜。こねなんて、クラッカーでチョコ喉に詰まらせて、ルンルン様への愛を叫びながらフェードアウトしたんだよ? それに比べれば可愛いもん……あ、これ雀魂のガチャ回していい?」
焔「……(無言でギターの弦を張り替えているが、耳まで赤い)。……楓さん、本当に見てたのか。……如月、お前さっき『楓さんが見てる』ってコメ欄で自演しただろ。殺すぞ。」
如月「おや、心外ですねぇ。ボクがそんな、焔さんの心臓を止めるような優しい嘘をつくわけないじゃないですか〜。……本当かどうかは、アーカイブを確認してみてくださいね?笑」
ゆき「(ニコニコしながらみんなの写真をスマホで撮っている)あはは!みんな最高だったよ!初配信でこれだけ伝説作れる同期、他にいないって!見て見て、さっそくりりむちゃんから『お菓子作ってるとこ見たい!』って返信来ちゃった!どうしよう、うち、幸せすぎて溶けそう……」
苺花「(顔を上げて)……ゆきお姉ちゃんだけだよ、まともなの……。ねぇ、いちはこれからどうしたらいいの? 39万人も見てるんだよ!? 漢字ドリル、明日から配信でやるべき!?」
[太字]隣人は、光の速さでやってくる[/太字]
さな「……はーい。……え、もしかしてロウさん!?(昨日から夢見すぎ)」
期待に胸を膨らませてドアを開けると、そこに立っていたのは「かっこいいお兄さん」ではなく、ヘッドホンを首にかけ、血走った目でスマホを突きつける隣のお兄ちゃんだった。
伊波ライ「……さな。ちょっと、これ、説明してくれるかな?」
スマホの画面には、にじさんじ公式サイトの新人ライバー一覧。そこには昨日デビューしたばかりの「苺花」の立ち絵が輝いている。
さな「(固まる)…………あ。えっと、それは、その……えーっと、似てる人? いちは苺の花から生まれた妖精さんだから、さなとは関係ないっていうか……」
伊波ライ「無理あるだろ!! 配信で思いっきり『ライお兄ちゃん』って叫んでただろ! おかげで俺の配信のコメ欄、お前を助けろっていう『騎士団』で埋まったんだからな!?」
さな「(開き直って)……だ、だって! 漢字が難しすぎるのが悪いんだもん! ライお兄ちゃん、メカ作るの得意なんだから、漢字を全部ひらがなに変えるメガネとか作ってよ!」
伊波ライ「そんなもん作れるか! っていうか、お前……登録者39万ってなんだよ。俺、抜かされてんだけど。……なぁ、先輩として一つ言わせてもらうけど、宿題終わらせてから配信しろよ?」
さな「ふんっ! 登録者数は、いちはピアノの天才だから当然でしょーだ! ……あと、ライお兄ちゃん。これ、秘密にしててくれたら、後でゆきお姉ちゃんに作ってもらった特製クッキー、半分あげるから。」
伊波ライ「(クッキーに釣られそうになりつつ)……チッ、お菓子で買収かよ。……まぁいいけど。あ、それと、叶さんと小柳が『面白い子だ』って言ってたぞ。」
さな「…………えっ。(顔が真っ赤になる)……い、今なんて……? ロウさんと叶さんが、いちのことを……?」
伊波ライ「おい、魂抜けてるぞ。……はぁ、これからの配信生活、思いやられるな……。」
配信を終えたばかりの5人が、ゆきが差し入れた手作りクッキーを囲んで座り込んでいた。
苺花「(机に突っ伏して)……うぅ、もうおしまいだぁ。漢字読めないのバレたし、ライお兄ちゃんに配信してるのバレたら怒られるもん……。ロウさんと叶さんの動画、切り忘れたし……いち、引退する……」
如月「あはは、苺花ちゃん。大丈夫ですよ、ライさんは今、自分の配信で『隣から聞き覚えのある叫び声が聞こえるんだけど……』って困惑してましたから。……あ、これ嘘ですけど笑」
苺花「ひどい!如月のバカー!!」
こねこね「(モグモグとチョコを食べながら)苺花ちゃん元気出しなよ〜。こねなんて、クラッカーでチョコ喉に詰まらせて、ルンルン様への愛を叫びながらフェードアウトしたんだよ? それに比べれば可愛いもん……あ、これ雀魂のガチャ回していい?」
焔「……(無言でギターの弦を張り替えているが、耳まで赤い)。……楓さん、本当に見てたのか。……如月、お前さっき『楓さんが見てる』ってコメ欄で自演しただろ。殺すぞ。」
如月「おや、心外ですねぇ。ボクがそんな、焔さんの心臓を止めるような優しい嘘をつくわけないじゃないですか〜。……本当かどうかは、アーカイブを確認してみてくださいね?笑」
ゆき「(ニコニコしながらみんなの写真をスマホで撮っている)あはは!みんな最高だったよ!初配信でこれだけ伝説作れる同期、他にいないって!見て見て、さっそくりりむちゃんから『お菓子作ってるとこ見たい!』って返信来ちゃった!どうしよう、うち、幸せすぎて溶けそう……」
苺花「(顔を上げて)……ゆきお姉ちゃんだけだよ、まともなの……。ねぇ、いちはこれからどうしたらいいの? 39万人も見てるんだよ!? 漢字ドリル、明日から配信でやるべき!?」
[太字]隣人は、光の速さでやってくる[/太字]
さな「……はーい。……え、もしかしてロウさん!?(昨日から夢見すぎ)」
期待に胸を膨らませてドアを開けると、そこに立っていたのは「かっこいいお兄さん」ではなく、ヘッドホンを首にかけ、血走った目でスマホを突きつける隣のお兄ちゃんだった。
伊波ライ「……さな。ちょっと、これ、説明してくれるかな?」
スマホの画面には、にじさんじ公式サイトの新人ライバー一覧。そこには昨日デビューしたばかりの「苺花」の立ち絵が輝いている。
さな「(固まる)…………あ。えっと、それは、その……えーっと、似てる人? いちは苺の花から生まれた妖精さんだから、さなとは関係ないっていうか……」
伊波ライ「無理あるだろ!! 配信で思いっきり『ライお兄ちゃん』って叫んでただろ! おかげで俺の配信のコメ欄、お前を助けろっていう『騎士団』で埋まったんだからな!?」
さな「(開き直って)……だ、だって! 漢字が難しすぎるのが悪いんだもん! ライお兄ちゃん、メカ作るの得意なんだから、漢字を全部ひらがなに変えるメガネとか作ってよ!」
伊波ライ「そんなもん作れるか! っていうか、お前……登録者39万ってなんだよ。俺、抜かされてんだけど。……なぁ、先輩として一つ言わせてもらうけど、宿題終わらせてから配信しろよ?」
さな「ふんっ! 登録者数は、いちはピアノの天才だから当然でしょーだ! ……あと、ライお兄ちゃん。これ、秘密にしててくれたら、後でゆきお姉ちゃんに作ってもらった特製クッキー、半分あげるから。」
伊波ライ「(クッキーに釣られそうになりつつ)……チッ、お菓子で買収かよ。……まぁいいけど。あ、それと、叶さんと小柳が『面白い子だ』って言ってたぞ。」
さな「…………えっ。(顔が真っ赤になる)……い、今なんて……? ロウさんと叶さんが、いちのことを……?」
伊波ライ「おい、魂抜けてるぞ。……はぁ、これからの配信生活、思いやられるな……。」