閲覧前に必ずご確認ください
当作品は読者参加型のオリジナルプリキュア小説です。
お互いの大切なオリジナルキャラクターを尊重し、仲良く楽しむための企画です。
荒らし行為や他人のキャラへの誹謗中傷は固くお断りいたします。
「ふぅーっ! 今日もいい風じゃん!」
仲本さなは、愛用のマウンテンバイクを力強く握り、いつもの公園の広場で勢いよく止まった。
背中には、体よりも少し大きなギターケースを背負っている。
夕暮れ時の公園は、オレンジ色の優しい光に包まれていた。
さなはベンチに腰を下ろすと、ケースからお気に入りのアコースティックギターをそっと取り出す。
「やっぱり放課後に思いっきり自転車漕いだ後の、この場所でのギター練習は最高だなー!」
ポロン、と弦を弾く。
心地よい乾いた音が、静かな公園に小さく響き渡った。さなにとって、ここで大好きなギターを爪弾く時間は、何よりも大切な宝物だった。
「おい、そこの人間。のんきにギターなんて弾いてる場合じゃないぞ」
「うわっ!? だ、誰!?」
突然、足元の草むらから低い声が聞こえた。
さなが驚いて視線を落とすと、そこには小さな、灰色の毛並みをしたオオカミのような生き物が立っていた。
「……って、えええええええっ!?」
「な、なんだその顔は。僕は音楽の国ハーモニアから来た音の精霊、けいだ。……べ、別に道に迷ってここにいるわけじゃないからな!」
けいと名乗ったその生き物は、小さな体をぷるぷると震わせ、ツンとそっぽを向いた。
「ぬいぐるみが……喋った……? いや、オオカミか? すっげー! 君、面白いな!」
「ぬいぐるみって言うな! それより大変なんだ、この街に『サイレンス』の奴らが――」
けいの言葉が終わるより早く、ドガァァァン!! と鼓膜を揺らすような爆発音が轟いた。
一瞬にして、美しい夕焼け空がどす黒い闇に覆われていく。
「な、何だ今の音!? 公園のステージのほうからだ!」
「くっ、もう来やがったか! 音を奪う怪物『ノイズ』だ!」
さなが慌ててマウンテンバイクに飛び乗り、ステージへと駆けつけると、そこには異様な光景が広がっていた。
黒いモヤをまとった、巨大な割れたスピーカーの怪物が、せっかくの野外ステージの機材を踏み潰して暴れている。
「ノイズゥゥゥーーーッ!!」
怪物が叫ぶたび、不快な雑音が響き、街の美しい音が吸い取られていく。
「あいつ、ステージをめちゃくちゃにしてる……! せっかくみんなが音楽を楽しむ、大切な場所なのに!」
「あいつらは世界中の音楽を奪って、退屈な静寂に変えようとしてるんだ。普通の人間じゃ敵わない、逃げるぞ!」
けいがさなの服の裾を引っ張る。しかし、さなはその場を動かなかった。
ギターをぎゅっと抱きしめ、真っ直ぐな瞳で怪物を見据える。
「逃げる? 冗談。あんな奴に、僕の大好きな場所も、大好きな音楽も、絶対に汚させない!」
さなが一歩踏み出したその瞬間、彼女の胸の奥から、眩いほどの青い光が溢れ出した。
「なっ、なんだこの光は……!? お前、まさか『大好きな想い』が僕の力とシンクロして……!」
「よくわかんないけど、僕の心がいま、最高のビートを刻んでるんだ! いくよ、オオカミの君!」
「僕はけいだ! ……チッ、お前のその真っ直ぐなところ、気に入った。僕の力、貸してやる!」
けいが強い光の弾となり、さなのギターへと飛び込んでいく。
その瞬間、ギターが激しい光を放ち、見たこともない輝く変身アイテムへと姿を変えた。
さなは迷わず、それを空へと掲げる。
「いくぞ! プリキュア・セッション・スタート!」
激しい閃光がさなを包み込む。
彼女の髪は鮮やかなシルバーブルーのウルフカットへと変わり、頭にはふさふさしたオオカミの耳、腰からは立派な尻尾が生える。
ネイビーと銀色を基調とした、タイトなミニスカートの衣装を身に纏い、さなは地面に力強く着地した。
「痺れるビートを刻むわ! キュアハウル!」
「ノ、ノイズーーーッ!?」
キュアハウルは強靭なフットワークで地面を蹴ると、重力を無視したようなアクロバットで、一瞬にして怪物の目の前まで跳び上がる。
「僕のギターはノイズなんかに負けない! みんな、僕たちの最高のセッション、特等席で聴かせてあげるからついてきな!」
世界で最初のプリキュアの、熱いステージが今、幕を開ける。
仲本さなは、愛用のマウンテンバイクを力強く握り、いつもの公園の広場で勢いよく止まった。
背中には、体よりも少し大きなギターケースを背負っている。
夕暮れ時の公園は、オレンジ色の優しい光に包まれていた。
さなはベンチに腰を下ろすと、ケースからお気に入りのアコースティックギターをそっと取り出す。
「やっぱり放課後に思いっきり自転車漕いだ後の、この場所でのギター練習は最高だなー!」
ポロン、と弦を弾く。
心地よい乾いた音が、静かな公園に小さく響き渡った。さなにとって、ここで大好きなギターを爪弾く時間は、何よりも大切な宝物だった。
「おい、そこの人間。のんきにギターなんて弾いてる場合じゃないぞ」
「うわっ!? だ、誰!?」
突然、足元の草むらから低い声が聞こえた。
さなが驚いて視線を落とすと、そこには小さな、灰色の毛並みをしたオオカミのような生き物が立っていた。
「……って、えええええええっ!?」
「な、なんだその顔は。僕は音楽の国ハーモニアから来た音の精霊、けいだ。……べ、別に道に迷ってここにいるわけじゃないからな!」
けいと名乗ったその生き物は、小さな体をぷるぷると震わせ、ツンとそっぽを向いた。
「ぬいぐるみが……喋った……? いや、オオカミか? すっげー! 君、面白いな!」
「ぬいぐるみって言うな! それより大変なんだ、この街に『サイレンス』の奴らが――」
けいの言葉が終わるより早く、ドガァァァン!! と鼓膜を揺らすような爆発音が轟いた。
一瞬にして、美しい夕焼け空がどす黒い闇に覆われていく。
「な、何だ今の音!? 公園のステージのほうからだ!」
「くっ、もう来やがったか! 音を奪う怪物『ノイズ』だ!」
さなが慌ててマウンテンバイクに飛び乗り、ステージへと駆けつけると、そこには異様な光景が広がっていた。
黒いモヤをまとった、巨大な割れたスピーカーの怪物が、せっかくの野外ステージの機材を踏み潰して暴れている。
「ノイズゥゥゥーーーッ!!」
怪物が叫ぶたび、不快な雑音が響き、街の美しい音が吸い取られていく。
「あいつ、ステージをめちゃくちゃにしてる……! せっかくみんなが音楽を楽しむ、大切な場所なのに!」
「あいつらは世界中の音楽を奪って、退屈な静寂に変えようとしてるんだ。普通の人間じゃ敵わない、逃げるぞ!」
けいがさなの服の裾を引っ張る。しかし、さなはその場を動かなかった。
ギターをぎゅっと抱きしめ、真っ直ぐな瞳で怪物を見据える。
「逃げる? 冗談。あんな奴に、僕の大好きな場所も、大好きな音楽も、絶対に汚させない!」
さなが一歩踏み出したその瞬間、彼女の胸の奥から、眩いほどの青い光が溢れ出した。
「なっ、なんだこの光は……!? お前、まさか『大好きな想い』が僕の力とシンクロして……!」
「よくわかんないけど、僕の心がいま、最高のビートを刻んでるんだ! いくよ、オオカミの君!」
「僕はけいだ! ……チッ、お前のその真っ直ぐなところ、気に入った。僕の力、貸してやる!」
けいが強い光の弾となり、さなのギターへと飛び込んでいく。
その瞬間、ギターが激しい光を放ち、見たこともない輝く変身アイテムへと姿を変えた。
さなは迷わず、それを空へと掲げる。
「いくぞ! プリキュア・セッション・スタート!」
激しい閃光がさなを包み込む。
彼女の髪は鮮やかなシルバーブルーのウルフカットへと変わり、頭にはふさふさしたオオカミの耳、腰からは立派な尻尾が生える。
ネイビーと銀色を基調とした、タイトなミニスカートの衣装を身に纏い、さなは地面に力強く着地した。
「痺れるビートを刻むわ! キュアハウル!」
「ノ、ノイズーーーッ!?」
キュアハウルは強靭なフットワークで地面を蹴ると、重力を無視したようなアクロバットで、一瞬にして怪物の目の前まで跳び上がる。
「僕のギターはノイズなんかに負けない! みんな、僕たちの最高のセッション、特等席で聴かせてあげるからついてきな!」
世界で最初のプリキュアの、熱いステージが今、幕を開ける。
通報フォーム
この小説の著作権は紗奈(さな) 〜カラフルレコード参加お待ち中〜さんに帰属します