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#3

莉犬 ゆり 初デート

莉犬「あ、ゆりちゃん! こっちこっち!」
(赤いパーカーにキャップを深めに被った莉犬くんが、少しソワソワしながら手を振っている)
ゆり「あ、莉犬くん! 待たせちゃったかなぁ……? 今日もかっこいいねぇ✨」
莉犬「……っ、別にそんな待ってないし。……ほら、行くよ。予約してるから」
(照れ隠しにゆりちゃんの腕を軽く引いて、歩き出す莉犬くん)
【カフェに到着】
ゆり「わぁ……! ここ、緑がいっぱいでとっても素敵なところだねぇ〜」
莉犬「……でしょ? ゆりちゃん、ふわふわしてるから、こういう落ち着いたお店が似合うかなって思って。……あ、見て、ここいちごミルクも有名なんだって」
ゆり「本当だぁ! 莉犬くん、ぼくのために探してくれたの……? 嬉しいなぁ……」
莉犬「……ゆりちゃんが喜んでくれるなら、全然。……あ、俺はオムライス頼もうかな。……一口、あげるからね?」
ゆり「えへへ、ありがとう。莉犬くん、優しいねぇ〜」
莉犬「……(ゆりちゃんの笑顔を直視できなくて、メニューで顔を隠す)……もー、その『優しい』ってやつ、心臓に悪いから禁止! ……あ、でも、嫌いじゃないから、もっと言って……」
【公園の池のほとりにて】
ゆり「ふわぁ〜……風が気持ちいいねぇ、莉犬くん。なんだか……ウトウトしてきちゃった……」
莉犬「ちょ、ゆりちゃん!? こんな外で寝たら風邪ひくよ。……わっ、とと……!」
(限界を迎えたゆりちゃんが、そのまま莉犬くんの肩に「すんっ」と頭を預けて眠ってしまいます)
莉犬「(体がガチガチに固まる)……っ!? ゆ、ゆりちゃん……? ……寝ちゃった。……嘘でしょ、この状況で?」
(しばらくの間、莉犬くんは真っ赤な顔で固まっていましたが、スースーと規則正しい寝息を立てるゆりちゃんの寝顔を見て、ふっと表情を緩めます)
莉犬「……無防備すぎ。……俺が変なやつだったらどうすんの。」
(莉犬くんは自分の赤いパーカーを脱いで、そっとゆりちゃんの肩にかけてあげます。すると、寝ぼけたゆりちゃんが……)
ゆり「……ん……莉犬くん……いちごミルク……おいしいねぇ……(莉犬くんの腕をギュッと抱きしめる)」
莉犬「……っ!! ……ちょ、それ、俺の腕……! ……ダメだ、もう限界。……可愛すぎて、心臓がもたない……!」
(莉犬くんは、ゆりちゃんに腕を抱きしめられたまま、動くこともできずに固まっています。公園の静かな空気の中に、自分の鼓動だけが大きく響いているような気がして――)
莉犬「(小声で)……ゆりちゃん、反則だってば……。そんな幸せそうな顔で寝られたら、起こせないじゃん……」
(莉犬くんは空いている方の手で、自分の口元を覆って必死にニヤけちゃうのを抑えています。でも、ふとゆりちゃんの穏やかな寝顔をじっと見つめて――)
莉犬「……本当は、今すぐ『好き』って言いたいけど。……それはちゃんと、君が起きてる時に言うからね」
(そう言って、莉犬くんはゆりちゃんの頭に、自分の頭をそっと預けました。二人で赤いパーカーに包まれるようにして、夕暮れ時を過ごします)
ゆり「(数分後)……んぅ……。……あれ? 莉犬くん……? ぼく、寝ちゃってた……?」
莉犬「(慌てて離れて、そっぽを向く)……あ! やっと起きた。……もう、ゆりちゃんが寝ちゃうから、俺の腕、痺れちゃったじゃん!」
「えぇっ、ごめんねぇ莉犬くん……。……あ、でも、なんだか莉犬くんの匂いがして、とっても安心しちゃった……✨」
莉犬「……っ!! (パーカーをゆりちゃんの頭からすっぽり被せて隠す)……もー、そういうこと、さらっと言うの禁止! 帰るよ!!」

作者メッセージ

次回…莉犬 ゆり 告白⁉
   ななもり さな ついに出会う⁉

2026/01/29 19:56

苺花(いちか)
ID:≫ 09TUAnUf7Mj7U
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