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星辰の果て、君を想う

君が旅立って、どれくらいの季節が巡っただろう。
僕の時間の針は、あの日止まったままだ。
病が君の輝きを少しずつ奪っていくのを、
僕はただ無力に見つめるしかなかった。
病院の無機質な白い壁、消毒液の匂い。
そのすべてが、僕らの日常だったね。
痛みに耐えながらも僕の手を握り、
精一杯の笑顔を見せてくれた君。
その温もりももう記憶の中でしか触れられない。
世界は何も変わらず朝日は昇り、街は喧騒に包まれる。
けれど、僕の世界からは鮮やかな色が消え去った。
君が愛した花を見ても、美味しい料理を食べても、
隣に君がいないという事実が胸を締め付ける。
時々、ふと君がいるような気がして振り返る。
けれど、そこにあるのは冷たい現実だけ。
君が残してくれた数え切れない思い出だけが、
僕の心をかろうじて繋ぎ止めている。
君はもう苦しみから解放されて、自由になったんだよね。
空を見上げると、一番輝いている星が君に見える。
「見てるよ」って、僕に語りかけてくれているのかな。
この痛みは消えないだろう。
けれど、君がくれた愛は永遠だ。
いつか僕もそちらへ旅立つ時が来たら、
満面の笑みで迎えてくれると信じている。
それまで僕は、君が愛したこの世界で、
君の分まで生きてみるよ。
さよならは言わない。
心の中で、君はいつも隣にいるから。
ありがとう、僕の愛しい人。
また会える日まで。

作者メッセージ

これは恋人が病気で亡くなった話。

心も体も、健やかに。

2025/11/28 17:43

NAL⁵
ID:≫ 1pds2a9oCl4mk
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