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ウソツキモノ

#2

第一話 仕事

「ソウルを集めてこい」

「……………は?」

思わず声が出た。目の前にいる私の上司のバカさに呆れたためである。

ソウル               
それすなわち、人間の魂のことである。

この目の前にいる鬼畜上司……(あ、この人本当に鬼なんだった)は、それを集めてこいと言ったが、確かソウルを集めるのは禁忌なはずだ。
新人部下であるこの私に、ソウルを集めるだなんて禁忌をさせる気か。この鬼畜上司め。

「おぬしには、“境界線のフォレスト”に出入りする許可を与える」

境界線のフォレスト
私も詳しいことは知らないが、人間界と『こちらの世界』を繋ぐ森だという。この世界の主である[漢字]鬼族[/漢字][ふりがな]きぞく[/ふりがな]にしか入れない、主(鬼)の領域であり、他の妖は一歩たりともそこに入ってはならない。私のような小狐なら尚更だ。
鬼畜上司の話によると、ソウルは境界線のフォレストでしか集められないらしい。

「………………承知しました」

その言葉を待っていたと言わんばかりに、鬼は威厳ある顔をさらに歪ませるのであった。
、、、雪が降り積もる寒い季節のことだった。

2026/02/23 14:48

日間暮
ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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