閲覧前に必ずご確認ください
暴力表現というか…血の表現を少し色々な角度で書いているので、苦手な人には苦手かもしれません。
血の表現が苦手な方には読むのをお勧めしないことを伝えておきます。
アンソロジー
久しぶり。覚えていますか。君に僕が覚えられていないことを願います。
君と初めて出会ったのは、確か幼稚園の頃だったね。いつも一緒に遊んでくれて。お化けが怖くて不安な時は誰よりも隣にいてくれて。
小学生の時は君がいつも皆の納得するような面白い遊びを提案してくれて。君には助けられてばっかりだった。
いつから変わってしまったの?
どうして君の家から異臭がした?
どうして君の部屋に入ろうとした時、なんで入らせたくないか教えてくれずに追い出した?
どうして君は帰るのがやけに遅くなった?
どうして君は…僕に笑いかけたんだ。
なんで僕と目が合ったあの夜。君は逃げずに落ち着いた顔で僕を見ていたんだ?
動けなくなって震えていた僕を見て、指をナイフに滑らせながら安心させるかのように
大丈夫だよ、
って言って処理したんだ。
声を出せずに泣きそうな僕を見て、お茶目な顔して笑ったんだ。
床と壁についていた赤黒い染み。
君の服に錆びついた色。
いきなり君に手を握られた時、纏わりついてきたヌルっとした黒い液体。
そして…目の前にある*誰か*だったもの。
僕は…見てしまった時確かに息を呑んだ。
耳鳴りがして、現実を始め理解することができなかった。
目を逸らしたいのに、衝撃が強すぎて目を離せなくて。
段々何かが逆流するように込み上げてきて…
僕は吐いてしまった。
君は、昔のようにそばに来て優しく背中を撫でてくれたよね。大丈夫、怖くないよ、と。
その優しさが僕には怖かったんだ。
今まで優しいと思ってきた君の一面が。
この瞬間、まるで正反対になってしまったようで。
でも君を僕は止められなかった。
いや、止めれたのに止めなかったんだ。
それは…
君との関係を壊したくなかった、と言えば聞こえはいいけれど、きっと君を僕は恐れていたんだ。
僕への態度は昔と全く同じだった君を。
一つだけ、君が昔と変わったところは、まるで百面相のようにコロコロ変わる表情と態度だった。
*誰か*だった者の前で、
私、いけないことをしてしまったんだ、と泣きだして。
でもあなたも悪かったよね、といきなり僕には見えない何かに怒り出して。
バレたらどうしようか、と少し焦ったように手汗を拭いて。
やっとだ。これで清々する。
そう言って喜びと嘲笑が混ざったような笑顔で
君は*誰か*だった者を見下ろしていた。
そして、僕に優しくしてくれた君はどこかに行き、このことは口止めしないとね、と狂気がこもった笑みで見てきた君は…
恐ろしいほどに美しかった。
あぁ、これを書いている今、君は何をしているんだろう。僕はいつ、君に殺されるんだろう。
書いている手は震えているが、早くこのことを書いて、誰かに知らせないと…。
久しぶり。君のことはもちろん覚えているよ。
いや、覚えていた、の方が正しいか。
もう君は、この世にいないもんね?
君は誰にも言わないって言ってたのに。
どうしてこんなこと書いてるの?
君のこと、信じてたのになぁ。
まぁ、こっちで見つけられたのは運が良かった。
適当に消しておくね。
さようなら。君の幼馴染から、愛を込めて。
君と初めて出会ったのは、確か幼稚園の頃だったね。いつも一緒に遊んでくれて。お化けが怖くて不安な時は誰よりも隣にいてくれて。
小学生の時は君がいつも皆の納得するような面白い遊びを提案してくれて。君には助けられてばっかりだった。
いつから変わってしまったの?
どうして君の家から異臭がした?
どうして君の部屋に入ろうとした時、なんで入らせたくないか教えてくれずに追い出した?
どうして君は帰るのがやけに遅くなった?
どうして君は…僕に笑いかけたんだ。
なんで僕と目が合ったあの夜。君は逃げずに落ち着いた顔で僕を見ていたんだ?
動けなくなって震えていた僕を見て、指をナイフに滑らせながら安心させるかのように
大丈夫だよ、
って言って処理したんだ。
声を出せずに泣きそうな僕を見て、お茶目な顔して笑ったんだ。
床と壁についていた赤黒い染み。
君の服に錆びついた色。
いきなり君に手を握られた時、纏わりついてきたヌルっとした黒い液体。
そして…目の前にある*誰か*だったもの。
僕は…見てしまった時確かに息を呑んだ。
耳鳴りがして、現実を始め理解することができなかった。
目を逸らしたいのに、衝撃が強すぎて目を離せなくて。
段々何かが逆流するように込み上げてきて…
僕は吐いてしまった。
君は、昔のようにそばに来て優しく背中を撫でてくれたよね。大丈夫、怖くないよ、と。
その優しさが僕には怖かったんだ。
今まで優しいと思ってきた君の一面が。
この瞬間、まるで正反対になってしまったようで。
でも君を僕は止められなかった。
いや、止めれたのに止めなかったんだ。
それは…
君との関係を壊したくなかった、と言えば聞こえはいいけれど、きっと君を僕は恐れていたんだ。
僕への態度は昔と全く同じだった君を。
一つだけ、君が昔と変わったところは、まるで百面相のようにコロコロ変わる表情と態度だった。
*誰か*だった者の前で、
私、いけないことをしてしまったんだ、と泣きだして。
でもあなたも悪かったよね、といきなり僕には見えない何かに怒り出して。
バレたらどうしようか、と少し焦ったように手汗を拭いて。
やっとだ。これで清々する。
そう言って喜びと嘲笑が混ざったような笑顔で
君は*誰か*だった者を見下ろしていた。
そして、僕に優しくしてくれた君はどこかに行き、このことは口止めしないとね、と狂気がこもった笑みで見てきた君は…
恐ろしいほどに美しかった。
あぁ、これを書いている今、君は何をしているんだろう。僕はいつ、君に殺されるんだろう。
書いている手は震えているが、早くこのことを書いて、誰かに知らせないと…。
久しぶり。君のことはもちろん覚えているよ。
いや、覚えていた、の方が正しいか。
もう君は、この世にいないもんね?
君は誰にも言わないって言ってたのに。
どうしてこんなこと書いてるの?
君のこと、信じてたのになぁ。
まぁ、こっちで見つけられたのは運が良かった。
適当に消しておくね。
さようなら。君の幼馴染から、愛を込めて。
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