「我が一族の名、土御門を名乗ることを第68代当主阿倍晴影は禁ずる。お前は今日から凛だ。名前は奪わないでやろう。」
「父上、どうしてでございますか。なぜ勘当など――」
「ハハハ。愚問でございますね。父上。」
「まったくだ。そんなのはお前が無能だからに決まっているだろう。
壱番目の娘、華は一族の祖先である安陪晴明の加護を受け、子供らの中で一番の呪力量を持つ。お前とは真逆の最強だ。さすがだ。次の当主はお前であろう。」
「もったないお言葉でございます。」
「弐番目の息子、[漢字]吉明[/漢字][ふりがな]よしあき[/ふりがな]」は星読みの術にたけ、未来を予測する事が出来る。お前の勘当も、もちろん分かっていた。お前は華のよき相棒となろう。」
「父上、感極まってでございます。」
「参番目の息子、[漢字]友世[/漢字][ふりがな]ゆうせい[/ふりがな]は類まれな戦闘能力を持ち、炎の術にたけている。お前と一緒で呪力量が少ないにも関わらず、身体能力と努力でここまで這い上がった。見事だ。よき騎士となろう。」
「お褒めに預かり光栄です。」
「肆番目の娘、玲子は呪縛解きの術が得意で、陸番目の娘、明子は治癒の術が得意だ。玲子は呪縛解きの巫女、明子はお前よりも幼いにも関わらず、治癒掛けの聖女と言われているな。我が娘として誇りに思う。」
「「とんでもありません。」」
「そして、漆番目の娘、舞は歴代で一番の美女であろう。お前の醜い容姿とは似ても似つかぬ。それに先日、妖を操る術を身に付けたとの報告があった。わしの能力と一緒じゃな。14になっても能力すら目覚めない――もう無いのであろうが――凛とはまったく血がつながっているともおもえん。すばらしいことじゃ。」
「おちちうえしゃまありがとうございましゅ。」
「どうだ凛分かったか、兄弟の中でお前だけが能力に目覚めなかった。もともと14までに能力が開花しなければ勘当するつもりだったのだ。最後に言う言葉はあるか。」
「…」
「つまみ出せ。」
凛は門の外につまみだされた。
ガッチャン
ドアが閉まる。
これが凛の14歳[太字]前世[/太字]での事だった。
「父上、どうしてでございますか。なぜ勘当など――」
「ハハハ。愚問でございますね。父上。」
「まったくだ。そんなのはお前が無能だからに決まっているだろう。
壱番目の娘、華は一族の祖先である安陪晴明の加護を受け、子供らの中で一番の呪力量を持つ。お前とは真逆の最強だ。さすがだ。次の当主はお前であろう。」
「もったないお言葉でございます。」
「弐番目の息子、[漢字]吉明[/漢字][ふりがな]よしあき[/ふりがな]」は星読みの術にたけ、未来を予測する事が出来る。お前の勘当も、もちろん分かっていた。お前は華のよき相棒となろう。」
「父上、感極まってでございます。」
「参番目の息子、[漢字]友世[/漢字][ふりがな]ゆうせい[/ふりがな]は類まれな戦闘能力を持ち、炎の術にたけている。お前と一緒で呪力量が少ないにも関わらず、身体能力と努力でここまで這い上がった。見事だ。よき騎士となろう。」
「お褒めに預かり光栄です。」
「肆番目の娘、玲子は呪縛解きの術が得意で、陸番目の娘、明子は治癒の術が得意だ。玲子は呪縛解きの巫女、明子はお前よりも幼いにも関わらず、治癒掛けの聖女と言われているな。我が娘として誇りに思う。」
「「とんでもありません。」」
「そして、漆番目の娘、舞は歴代で一番の美女であろう。お前の醜い容姿とは似ても似つかぬ。それに先日、妖を操る術を身に付けたとの報告があった。わしの能力と一緒じゃな。14になっても能力すら目覚めない――もう無いのであろうが――凛とはまったく血がつながっているともおもえん。すばらしいことじゃ。」
「おちちうえしゃまありがとうございましゅ。」
「どうだ凛分かったか、兄弟の中でお前だけが能力に目覚めなかった。もともと14までに能力が開花しなければ勘当するつもりだったのだ。最後に言う言葉はあるか。」
「…」
「つまみ出せ。」
凛は門の外につまみだされた。
ガッチャン
ドアが閉まる。
これが凛の14歳[太字]前世[/太字]での事だった。