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どうでもいい生活

#2

この世界の「承」

「じゃ いい夏休みを」
「友達作れよ〜 じゃな」
橋本君とのゲームが終わり、しばし休憩のとき。
まあいつも休憩みたいなものだけど。
暇なので机に放置された宿題を見る。
「うわ、読書感想文あるじゃん」
絶望的すぎる。ただでさえ人に感想つけるのが嫌いなのに。
そもそも読書なんかしないから好きな本のジャンルも分からない。
「とりあえず、1日1回は読書かな〜」
そうつぶやき本棚に視線を移す。
ほぼ空席の木箱にブックエンドが重ねられてる状態でほこりが被っている。
全く手を付けていないので当然だろう。

この僕もこの本棚と相違ないと思ってる。
誰も手を付けやしないものにわずかな友達、そしてそれらに打ち付けられる現実。
ほこりを現実とするのは良くないが、共感はできると思う。
でも木箱なのは、少しは工夫されているから、だろう。
そうしてみると、ますます自分が情けない。
本棚から適当な日本史の本をとって読んでみる。
この世界の歴史。つまりストーリーはほぼ人間が積み重ねてきたものであって、歴史という表現はおかしい。
だから歴史の英訳もストーリーではなくヒストリーなんだろう。
人間は勝手に言葉を使い、勝手に名前をつけ、勝手に道具を作った。
だから言葉に間違いや意味の違いがあっても、「それは違うよ」とはっきり言える。
科学で表せない「言葉」は極めて重要だ。

あれ、最後に「親友」と話したのっていつだっけ

2025/07/27 13:34


ID:≫ 0v8ypG0ko1xa2
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