夜の間に、あらかじめ馬車を呼んでおいたところにたどり着いた。王家が使うものとは違う、ひどく質素な馬車。だが、もともとただのYouTuberだった僕には、むしろ安心感さえあった。
「三人方、こんな夜に、一体どちらまで?」
「ハルト村まで、頼む」
「あいよ、銀貨30枚ね」
たっか……、この世界での銀は現実世界でいうと、500円玉と同等の価値がある。えーと、日本円に直すと、15000円だ。いや、でも10日かかるて言ってたし、安い方なのか……?
元の世界での金銭感覚が鈍くなってきているので、わからなくなりつつある。馬車のおじさんに要求された分の金額を渡すと、馬車はガタゴトと動き出した。
……正直、あんまりいい心地はしない……。
ゴトッ、ゴトッ……
「ところで、村についたらどうされますか?」
几帳面なハルが、早速今後の展望について話し始めた。やっぱりそういうのは考えないとな。
「そうだな……取り敢えず、住む家の確保だ〜な。それから稼ぐ宛も考えないと」
「やることは大積だな……」
窓から外の景色を眺めて「はぁ……」とため息を付く。
「ま、ゆっくり考えよう……10日もあるんだし。オレはもう眠い……おやすみ」
「まったく、これだから留衣様は……」
それから、馬車で揺れ続けること数分。
「ヒイィィィィン!!」
「ひぃ! 賊だ! 賊が出たぁ!」
唐突にソレは起こった。
「三人方、こんな夜に、一体どちらまで?」
「ハルト村まで、頼む」
「あいよ、銀貨30枚ね」
たっか……、この世界での銀は現実世界でいうと、500円玉と同等の価値がある。えーと、日本円に直すと、15000円だ。いや、でも10日かかるて言ってたし、安い方なのか……?
元の世界での金銭感覚が鈍くなってきているので、わからなくなりつつある。馬車のおじさんに要求された分の金額を渡すと、馬車はガタゴトと動き出した。
……正直、あんまりいい心地はしない……。
ゴトッ、ゴトッ……
「ところで、村についたらどうされますか?」
几帳面なハルが、早速今後の展望について話し始めた。やっぱりそういうのは考えないとな。
「そうだな……取り敢えず、住む家の確保だ〜な。それから稼ぐ宛も考えないと」
「やることは大積だな……」
窓から外の景色を眺めて「はぁ……」とため息を付く。
「ま、ゆっくり考えよう……10日もあるんだし。オレはもう眠い……おやすみ」
「まったく、これだから留衣様は……」
それから、馬車で揺れ続けること数分。
「ヒイィィィィン!!」
「ひぃ! 賊だ! 賊が出たぁ!」
唐突にソレは起こった。