文字サイズ変更

好きなゲームで遊んでただけなのになんか閉じ込められました!?1

#1

序章


序章

 ある春の日の昼休み。夏木翔子は窓の外を眺めながら、いかにも退屈そうに大きな伸びをして、振り向きざまに友達のミカに話しかけた。
「う〜ん。あーあ、今日の授業も退屈ー。ねぇねぇ、帰ったらまたあのゲームやろうよ!」
「いいわね、あのゲーム面白いもの」
 ミカも、ガヤガヤ聞こえてくるクラスメイトの姿を眺めながら、その案に賛成する。
「やったぁ、決まり決まり! 宿題が終わるの5時ぐらいだからその時間にゲームで集合!」
 翔子は嬉しそうにはしゃぐ。その様子にミカは「相変わらずね」と苦笑した。
「私も、5時ぐらいならゲームできるわ、いつもの広場で集合ね」
「おっけ〜! 約束ね!」
        ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★
 授業が終わり、帰りのホームルームの最中も、翔子はミカとゲームするのが楽しみで、話が耳に入っていなかった。
 帰りの準備を済まし、下駄箱では混み合うため、教室で、ミカと帰りの挨拶をかわす。
 学校を出て、家が反対方向のミカと別れた後、寄り道せずに帰宅した翔子は真っ先に宿題を始めた。
 宿題は大した量でもなく。ゲームのためなら何でもできる、あらゆるゲームの知識を記憶している翔子にとっては、ただのスコアアタックに過ぎなかった。
 結果、宿題はあっという間に終わり、翔子は大きく伸びをする。
「ん〜宿題終わった〜、さてゲームゲームっと」
 翔子はガサガサとVRゲームに必須なゴーグルを探す。翔子はだらしのない性格で、すぐにゴーグルが見えなくなってしまうが、ゲームの置き場所など決して忘れはしない。
 しばらくして、服の中に埋もれたゴーグルを見つけ出した。
「と、あったあった。スイッチお〜ん」
 翔子は軽快に電源を入れる。しかし。

『ポコンッ!!』

 耳に直接浴びせかけたような、鋭い音がなる。ノイズとともに画面が真っ暗になり、
『ログアウトがゲーム運営の都合上禁止になりました』
 中央に、いつもは表示されない、警告のようなものが浮かび上がった。
「は……? 何よ、どういうこと!?」
 翔子は、尋常でないその警告を見て、震え上がった。
 それは突然、始まったのだった──。

作者メッセージ

ライト版で書いている小説です! 一週間に一度更新します!
毎週金曜、午後5時に更新したいと思っています! よろしくお願いします!

2025/07/04 11:49

紅月麻実
ID:≫ 64arcCWCK.3.6
コメント

この小説につけられたタグ

VRゲーム 閉じ込め 

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は紅月麻実さんに帰属します

TOP