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好きなゲームで遊んでただけなのになんか閉じ込められました!?1

#2

第一章 不可能ゲーの始まり。

 しかし無常にも画面が変わって、いつもの広場が出てくる。普段と変わらない、自然で豊かな、木の温もりのする、温かな広場。
普段なら、ここの雰囲気に和む翔子だが、しかし、そんなものに気を取られている暇は翔子にはない。
 ──ログアウトができない。それは、長期的に見て、『死』につながるからだ。
「そ、そうだ、ミカは!?」
 はっ、と思い出し、瞬時に友の名前を叫ぶ翔子に、即答で答えが返ってくる。
「私はここよ、なんだかおかしなことになったわね」
「ミカ! 良かった来てくれてたんだ! っていうかこれどうなってんの!? 私のゲーム史上こんなのなかったんだけど!?」
「落ち着きなさいよ、混乱してるのはわかったけど」
 ミカは、冷静に翔子をなだめる。しかし、その表情も、困惑していた。運営の都合上、とあったのだ。ミカだって自分と同じ境遇だろう。
「でも……! ……わかった……」
 翔子は、混乱した頭で、まだ情報を整理できていない。ここは、情報を整理するのが得意なミカに任せるのが得策だろう。
「やぁ、お困りのようだね」
 すると、突然、いつの間にいたのか、男の子が話しかけてきた。
「あ、あなたは……?」
 ミカは用心深く尋ねる。年は、自分たちより2,3歳年下だろうか?
「翔子、君はどうして閉じ込められてしまったか知りたいんじゃないかい?」
「ちょっと、私のことはシカト? どういうつもりなのか知らないけどッ、翔子に手出しなんかさせないから!」
 ミカは強気で問いかける。しかし、少年は聞こえていないかのように──
 いや、事実聞こえていなかった。
 何も答えないNPCに対し、翔子も用心深く尋ねる。
「あなたは一体? なんでミカの話に反応しないの?」
 すると少年は、こんな事を言いだした。
「僕は、君のことしか見えない。君の声しか聞こえない。そういうふうに作られたんだ。僕はアルト。NPCだけど、HPの概念はないよ。きみにヒントをあげる。でも、答えは教えてあげられない。そういうふうに作られているから」
 どうやらこの少年は色々訳アリらしい。翔子はすぐに信じたが、ミカはまだ警戒を解いていない。ミカは険しい表情で、キッと睨みつけながら鋭く問いかける。
「ヒントって何よ、なんのこと?」
 ──無反応。
 翔子が話しかける。
「ヒントって、何のこと?」
 ──反応。
「ヒントって言うのは、この異常を解決してもらうためのヒントだよ」
 どうやら、先程のログアウト不可については運営の仕業、というだけではないようだ。しかし、ミカはまだ信じない。
「だったら、なんかヒントを出しなさいよ」
 再び鋭く問いかける──無反応。
 翔子は優しく問いかける──反応。
「そうだね、まずは、なにか魔物を倒してもらおうかな?」
「え、魔物?? このゲームパズルゲームだよ??」
「そうだね、パズルゲームだ。魔物が出るようになっちゃったんだよ」

作者メッセージ

一時間も早くてすみません、、ちょっと野暮用があって、早めに投稿しました。
感想と考察待ってます!

2025/07/11 16:06

紅月麻実
ID:≫ 64arcCWCK.3.6
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VRゲーム 閉じ込め 

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