中身がないのね
[太字][斜体]「すごいね」
「ヤバいね」
「それな」[/斜体][/太字]
あなたの言葉は
まるできれいに畳まれた空っぽのレジ袋。
風が吹けばどこへでも飛んでいくし
誰にでも合わせられる。
だって、重たい「自分の考え」が入っていないんだもの。
表紙だけは豪華だわ。
金の文字でタイトルが書かれているけれど
ページをめくれば真っ白な余白が続いている。
読み応えがなさすぎて、読者はあくびを噛み殺すのに必死よ。
流行りの服を着て
流行りの音楽を聴いて
誰かが言った正解を
自分の言葉のような顔をして話す。
[太字][斜体]鏡に映っているのはあなた?
それとも、誰かのコピー?[/斜体][/太字]
「個性が大事」って口では言うけれど
あなたの個性は、賞味期限切れの缶詰みたい。
ラベルは立派でも
中身はとっくに腐っているか
あるいは最初から、空気しか詰まっていないんじゃないかしら。
そんなに中身を空っぽにして
ふわふわ浮いていて楽しい?
転んでも傷つかないのは
あなたが軽いからじゃない。
[斜体][下線]失うものが何ひとつ入っていないからよ。[/下線][/斜体]
残念。
見た目だけは、あんなに人間らしいのに。
クリップボードにコピーしました