ネラは言う。分類0番・総記が足りていないのだと。そして、僕に…僕なんかに、それを任ずると。
「0番…え?に、人間がやるものなのですか・・?」
「人間だからこそだ。だからこそ、今俺様が頭を下げて頼み込んでいるだろう」
僕の頭に浮かぶのは、玉座にふんぞり返るネらが、ただ命令する姿だけだった。微塵たりとも、頭を下げられていない。
「ぁ…いや、その、僕なんかにできるわけが」
「それは俺様も思ったし、今も思っている」
僕は鈍く傷ついたが、それを顔に出さないように細心の注意を払った。そんな僕を一ミリも見ずに、ネラ=大図書館は「けれど」と続ける。
「お前のことを、俺様は20年前からずっと待ち望んでいたのだから、俺様のそれに報いるようにしろ。俺様がお前を呼んだのことには、しっかりとした盤石な訳があるのだから」
その時僕は、初めてネラの背に生える羽をしかと認識した。それほどに、彼の言葉は僕にとって天使の救済のように思えたのである。
「僕を、望んでくれたんですか…?」
「しつこいな。言っただろう、俺様の言うことは絶対だ」
ネラの翼が、ひときわ大きくバサッと広がった。
僕はその、ネラが放つ荘厳な雰囲気と、僕を望んでくれたという彼の言葉に押されるようにして、コクンと頷いた。
ネラがその豪華絢爛な玉座から飛び立ち、僕のもとへ降り立った。
「これよりお前は、[太字]0番・総記だ[/太字]。歓迎しよう、0番」
僕の大きな冒険の扉が、一気に開け放たれた瞬間であった。
「0番…え?に、人間がやるものなのですか・・?」
「人間だからこそだ。だからこそ、今俺様が頭を下げて頼み込んでいるだろう」
僕の頭に浮かぶのは、玉座にふんぞり返るネらが、ただ命令する姿だけだった。微塵たりとも、頭を下げられていない。
「ぁ…いや、その、僕なんかにできるわけが」
「それは俺様も思ったし、今も思っている」
僕は鈍く傷ついたが、それを顔に出さないように細心の注意を払った。そんな僕を一ミリも見ずに、ネラ=大図書館は「けれど」と続ける。
「お前のことを、俺様は20年前からずっと待ち望んでいたのだから、俺様のそれに報いるようにしろ。俺様がお前を呼んだのことには、しっかりとした盤石な訳があるのだから」
その時僕は、初めてネラの背に生える羽をしかと認識した。それほどに、彼の言葉は僕にとって天使の救済のように思えたのである。
「僕を、望んでくれたんですか…?」
「しつこいな。言っただろう、俺様の言うことは絶対だ」
ネラの翼が、ひときわ大きくバサッと広がった。
僕はその、ネラが放つ荘厳な雰囲気と、僕を望んでくれたという彼の言葉に押されるようにして、コクンと頷いた。
ネラがその豪華絢爛な玉座から飛び立ち、僕のもとへ降り立った。
「これよりお前は、[太字]0番・総記だ[/太字]。歓迎しよう、0番」
僕の大きな冒険の扉が、一気に開け放たれた瞬間であった。