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魔女のたまごは普通に暮らしたい!*期間限定公開*

#4

世界に一人だけの真面目

風が少し冷たくなってくる頃、フォストニアではとある学校行事が開催される。
「みなさ〜ん!明日はついに待ちに待った秋の遠足で〜す。行き先はなんと、魔法生物動物園「レザニモーパーク」ですよ〜」先生がそう言うとクラス中から歓声が上がった。
「なので皆さん明日までに2〜4人のグループを作っておいてね〜」
先生にそう言われマジカルはぎくりとした。{やばい・・・私まともな友達いないんだけど・・・唯一まともに話せるクラスメイトは・・・}
そう思ってマジカルは横を見た。見るとカイがノートに魔法陣を書いていて何かを召喚しようとしている。そのうえでミゼルが面白そうに見ている。
カイがいつも通りなにか呟いている。「無限の暗黒が私の手の中で蠢いている…適当に言葉を紡いでいるその瞬間、封印された何かが目覚める予感がする。果たして、これは運命の選びか、それとも破滅の召喚か…?だが、もはや後戻りはない。恐怖を抱きしめ、無秩序の渦中へと飛び込もう…さあ、現れよ!暗黒の力よ、我が想念を解き放て!」
ミゼルもなにか言っている。「あまつ御神よ、この世に新しき命を賜りしこと、限りなき御いつくしみにより、心より感謝を捧ぐ。願わくは、この幼き者をして、日々御光のうちに歩ましめ給え。御旨に適いし者として、正しき道に導き給え。父と母に、愛と忍耐の恵みを満たし、この幼子を、御手のうちに護り育てしめ給え。聖母マリアよ、この子の上にも御保護を注ぎ給え。主よ、この子の生涯が、御名の栄光をあらわすものとならんことを。」
マジカルは叫んだ。「お前ら!うるさい!もっと静かに簡潔に話せ。文字量が多い!」
・・・何かを召喚しようとしていることにはツッコまないのかと思うがこれが彼女なのだ。
ともかく遠足はこの2人+魔法動物で行くしかなさそうだ。マジカルは深くため息を付いた。[水平線]同刻、校長室に一人の生徒が呼び出されていた。背が高く目も服も髪も覚めるような黄緑色の女子生徒だ。マジカルたちよりは少し年上に見える。
ハゲが言った。「明日、1年生の遠足がある。今年の1年生には少々厄介なのがいてな・・・監視を頼みたい。いざというときは手を出しても構わん。いけるな「リーン」?」
リーンと呼ばれた少女は「承知しました」と言って[漢字]校長室[/漢字][ふりがな]ハゲの根城[/ふりがな]を出ていった。[水平線]ついに遠足当日となった。先生が言う。「じゃ、これから自由行動ね〜 指定の時間までに戻ってくるんだお☆」
そう言って一旦解散となった。
「まず何見に行きます?主〜」ミゼルが言う。
「天の運命が示す奇跡の幻影…遥かなる地平線の彼方には、善悪の逆境を超えた優雅なる生き物、キリンが存在するという。この壮大なる存在を求める声は、深淵からの呼び声となり、我が心に秘められた禁忌の欲望を刺激する。この目にその姿を映し出したとき、我は世界の真実を知ることになるのだ…!」カイが言った。・・・要するに魔法キリンが見たいらしい。
3人は魔法キリンの場所へ進んだ。[水平線]「うわ〜でっかいですね主〜」ミゼルが叫んだ。たしかにとてもでかい。
でかさに驚いていると、カイが、「ふふふ…運命の遊戯は始まったのか。キリンの檻の中に足を踏み入れること、それはただの好奇心などにあらず。この一歩が、私を未知なる次元へと誘う運命の扉を開くのだ。もしもそこに潜む影が私を捕らえたなら、果たしてその者は我が力の前にひれ伏すのか、それとも、共に混沌の渦へと飲み込まれるのか。いざ、獣と対峙せん!」と言った。
どうやらキリンの檻の中に入りたいらしい。普通なら止めに入るところだが、ふたりとも「賛成!」と言って中に入っていってしまった。
これを一人で見ていたリーンは一人でずっこけていた。
{何なのあいつら!平然と色々破りやがった。ここは制裁を・・・いやまて、もう少し様子を見よう。}リーンはそう言って3人の跡をついて行った。
キリンの檻から出たあとも、動物にコスプレをさせたり、勝手に「魔法モルモット最強決定戦」を開いたりと滅茶苦茶であった。そしてついに3人は魔法ゴリラの檻の前に来た。
「ここ、檻開けたら面白そうじゃないか?」マジカルが言った。そう言って檻のドアに手を伸ばす。
その瞬間、「そこまでよ!」という声とともにどこからか風魔法が飛んできた。
リーンが言った。「今までの行為、流石に見過ごせないわ!ここでまとめて全員成敗するわ!」そう言って「ヴェントスパイラル!」とリーンが叫ぶと彼女の杖から竜巻が発生した。3人は慌てて避けたが、竜巻がゴリラの檻に当たって中からゴリラが出てきてしまった。
「ウゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」ゴリラが雄叫びを上げる。このままではまずい。
「いーけないんだーいけないんだーせーんせいにいってやろー♪」マジカルがリーンを煽る。リーンが顔を真っ赤にして、「と、ともかくこうなってしまった以上私が[太字]あなたとは違って[/太字]私がしっかりと責任を持って魔法ゴリラを捕まえてきます。あんたらはここで待ってなさい!」そう言ってリーンは一人で言ってしまった。[水平線]「はあ、はあ、やっと追いついた。」リーンがゴリラに追いつくとゴリラはそこらじゅうを荒らし回っていた。{早く捕まえなきゃ・・・}そう言ってリーンは「ヴェントプレス!」と唱えた。すると彼女の杖から風の縄のようなものが飛び出し、ゴリラを縛り上げた。
「ふん、案外なんとかなるものね。さ、早くゴリラを戻してあいつら何とかしないと。」
そう言ってゴリラに近づいたが、その瞬間縄が切れ、ゴリラがリーンを掴み上げて叩きつけようとした。
「え、待って待って待ってヤバイヤバイヤバイ・・・」リーンが絶体絶命のその時「ブラゼンショット!」という声とともにゴリラが吹っ飛んだ。リーンが見上げるとそこにはさっきの3人の姿があった。
「ミゼル、回復してやれ」とマジカルが言うと、「仰せのままに〜」と言ってリーンを回復したが、すぐにぶっ倒れた。・・・どうやら魔力を使い切ったらしい。
「しょうがない。二人で行くぞ!」とマジカルが叫ぶと、
「はは…果たして、我が存在がこの壮絶なる運命に耐えうる者なのか、疑念の影が胸を深く蝕む。だが、禁断の力を秘めし者として、運命の歯車を回すためにできる限りのことを為そう。希望の光が暗闇に道を照らすまで、私はこの手で闇を切り裂くのだ…!」とカイがこたえた。
「[漢字]虚空断罪[/漢字][ふりがな]こくうだんざい[/ふりがな]!」とカイが叫びながら剣で切りつけたが「魔法ゴリラにはあまり効果がないようだwwwwwww」とバカにしたようなテロップが表示されただけだった。
「愚かなる運命、我が心の奥底を震撼させる衝撃が走る!この惨劇は、まさに闇の深淵からの絶望の呼び声。しかし、この傷はただの打撃ではなく、運命の歯車を回転させる呪われた印。他者が知らぬ真実の影が、我を貫かんと迫り来るのだ…!この悲劇を乗り越える者こそ、無限の力を宿す者となる運命を背負っているのだ…!」とカイは少ししょんぼりしていた。
「ならば!わたしがどうにかするしかない!」と言い「カーディナル・フレイム!!!」と叫び指を振るうと、地面から炎が吹き出しゴリラを吹き飛ばした!「やっぱっ大事なのは火力だな。」マジカルはドヤ顔でそう言い放った。[水平線]「い、一応感謝するわ。」ゴリラをもとに戻したあと、リーンからそう言われた。「あとはいこれ、ゴリラぶっ飛ばしてた床に落としてたわよ。」そういう彼女の手には黄緑色の鍵が握られていた。
{いや、それ私のじゃないんだが・・・}そう思ったがもうなんかめんどくさいので黙って受け取った。
これで一件落着か?と全員が思っていると園長が怒り狂いながら、「動物園をめちゃくちゃにしたのはどこのどいつだアアアアアアアア!!!!!!!!!」と言ってきた。
「こいつです。」
「主に同じく〜」
「全ての悪の根源は、この子の存在に宿る。彼女の純粋なる姿の裏に秘めた、暗黒の力が渦巻いているのだ…。運命の歯車は、彼女の行動によって動かされ、無限の混沌が誘われる。時の彼方で織りなされた、禁断の契約が解き放たれんとし、世界の均衡が崩れ去る瞬間を、我は目撃せざるを得ないのだ…。」と3人はリーンを指さしたあとに全速力で逃げた。
「え、あ、ちょ、ちょっと〜。まちなさい、あんたら〜💢」4人は怒り狂う園長から逃げつつも楽しい?時間を過ごしたのであった。

[大文字]キャラ設定[/大文字]

名前 リーン

性別 女

年齢 16歳

外見 背が高く目も服も髪も覚めるような黄緑色 いつも杖を持っている

性格 まともで真面目な常識人 生徒会長をやっている

能力 風魔法が得意 援護も防御も攻撃も回復子も全部バランスよくやる

[大文字]追加設定[/大文字]

・この世界の魔法使いたちは皆何かを媒介として魔法を使っている。例)マジカル・・手にはめたグローブ カイ・・・剣
リーン・・・杖

・この物語に登場するマジカルとミゼル以外のメインキャラはすべて人間です。

作者メッセージ

マスターです。多分ですけど一人だけいっつも見てくれる人がいてとても嬉しいです(>ω<)できたら感想お待ちしております。 全7話と言いましたが、もっと長くなるかもしれません。ありがとうございました。

2025/10/21 21:31

マスター
ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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暴力表現魔法学園バトルギャグ

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