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カービィ視点

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やさしい「うそ」

「ねえ、きいてる?」
「アッ!ウン、聞いてるヨォ」
…最近、マホロアが話を聞いてくれない。聞いても、「大丈夫ダカラ」と、すこし哀しげな顔をして言う。あとは、せきこんだり、いきぎれをすることが多くなったっけ。そのときも、「大丈夫」って言ってたなぁ。しっかり言って欲しいのに。
「ねえ、マホロア!!」
とびっきり大きな声で言った。
「……」
無視。気づいてる。はず。昔だったら完全に気づいてたもん。
「ねえ、隠し事、してるんでしょ?」
「…エ?」
マホロアの声が、顔が、一気にこわばった。図星だ。これで隠し事がわかる。
「気づいチャッタ…ノ?」
マホロアは、とっても哀しそう。
「うん…?」
少し疑問だったが、もういやだ。隠し事は、もう。
「ジャア、ボクたちもソロソロ、お別れだネェ…」
「……え?」
ボクは、すーっと水が頬をつたった。涙かな。もういいや。
「エ?ボクが…ボクが『余命』イッシュウカンって…知ったんジャ…?」
ボクは、そこで、初めて知った。マホロアが、ボクを悲しませないように、辛くしないように、「うそ」を吐き続けてたんだ。
大丈夫なんかじゃない。助けてほしい。一緒に過ごしたかった。
そんな、そんな気持ちが、その「言葉」には、詰まって聞こえた。あぁ、ボクはなにをしていたんだ。悲しみにも、つらさにも、よりそってあげられなかった。気づけば、声に出ていた。
「こんなの…こんなの、ボク、“ベストフレンズ”失格、だね。あはは…」
ボクは、こんなにマホロアが苦しんでいたのを気づいてあげられなかった。どうして?
「…ゴメンネ。ボク、言ってた方がよかったんダネ。ベストフレンズだったらわかってたケドネ。ボクも、ボクも、ボクもベストフレンズ失格だヨォ」
最後の方は泣きじゃくって言った。あぁ。こんなに抱え込んでたなんて。辛いことを抱えてたらもっと、もっと気づいてあげられたはずなのに。なんで、なんで気づいてあげられなかったんだろ。
「もう、泣かないでよ。」
ボクも、言えないけど。泣いてるもん。最後はパーっとしたいけどさ、ごめんね。悲しみでもう、そんなのできそうにないや。
「キミが望む世界で一緒に生きよう。次は、絶対幸せになろう。そして、一緒にいよう。」
ボクは、ボクは今までの思いを言った。もう、こんなの最後の告白だなぁ。
「エ…ソレって…」
マホロアも気づいたみたい。
「…ウン、ソウダネ、いつまでもグズグズしてたらダメ!イッショに、次こそは。」
ボク達は、もっと、もっと毎日を大切にした。
一緒に過ごしたかった思いをギュッと堪えて。
ありがとう、マホロア。大好き、だよ。次は一緒に、一緒に幸せになって、一緒にくらして、一緒にお昼寝をして、一緒におやつを食べよう。また、初めからやり直そう。ありがとう、マホロア。今までお世話になった分、次でちゃんと返すから。絶対次で返すから。バイバイ、マホロア。

作者メッセージ

疲れた

2026/03/06 21:54

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