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じゃあ飛ぼう

#2

1

飽きた。人生に。

いじめを受けているわけでも虐待を受けているわけでもない。

普通に平均点以上を取って、順位も真ん中よりちょっと上ぐらいで。

得意な事も好きな物も苦手な事も嫌いな物も無い。

そんな平凡すぎる僕の人生に飽きた。

別に病んでるわけでは無かった。

ただ興味があった。

死ねば次は何か変わるんじゃないかと。

そう思うともう止まれなくなった。

昼休憩。誰もいない屋上の扉を開けると殺風景が広がっていた。

白い床に黒い柵。ザ・屋上という場所だ。

柵を飛び越え縁に座る。

「次は何か変われるかな。」

「自殺か…」

気づいたら柵の内側に女子が居た。

「誰。」

「私は一年佐々木凛。名乗る時はそっちから名乗るのが常識じゃない?」

「僕、僕は一年源勇気。止める?」

「何を?」

「自殺。」

「ううん。」

「そう…」

「止めて欲しいの?」

「別に。」

「何で自殺しようとしたの?」

「飽きた。人生に。」

「そっちも大変ね。」

「何で君はここに来たの?」

「空気を吸いに来た。」

「へぇ。」

「君って周りの男子とは違うよね。」

「そう?」

「だって静かだし。」

「僕って静かなんだ。」

(めっちゃ静かでしょ。)

「君は生まれ変わったら何になりたい?」

「人間。」

「私は猫。」

「…何で。」

「猫は愛されてるし。」

「今は愛されてないの?」

「愛されてるよ。でももっと愛されたいんだ。」

「へー」

「私は戻るね。」

「…わかった。」

………

「僕も戻ろうかな。」

「何で戻ってきたの?」

「僕が飛び降りたら君が犯人にされると思って。」

「そうするなら家で自殺した方が良いわよ。」

「…何で。」

「私毎日屋上行くし。」

新しい不思議な友達ができた。
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作者メッセージ

ジャスト666文字だー笑

2024/07/22 07:46


ID:≫ 12r9vk9TpSqFk
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