僕の家は代々続く金持ちの家だった。
六人家族で兄が三人いた。
兄たちは人を救うような性格だった。
僕も人を救いたいと思っていた。
ちなみに母は女の子が欲しいと願いながら産んだのが僕だったらしい。
母は僕を女の子のように育てた。
一人称は私。髪を伸ばす事。服装にも気をつける事。など。
食事も習い事も全て決められた枠の中で育った。
楽しくも悲しくもなかった。
目の前に出される物を食べ、やれと言われた事をする。
反抗なんてしたことがなかった。
やることをやれば母は嬉しそうにした。
ただ僕より兄達の方がなんでも出来たし、愛嬌もあった。
「千春も兄さんたちを見習いなさい?」
「うん。」
テストで百点を取った時も
「母さん。ぼ、ワタシ百点取ったよ。」
「そうなの。兄さんたちは今日のテストで200点満点取ったのよ。」
「そうなんだ。」
「ほんとすごいわよねー」
「うん。」
僕は頑張ったって誰も見てくれないの?
目の前の光が強すぎて僕はいつも陰になる。
褒めてもらうには、
『偽る』
そうだ。偽る。そうすれば皆褒めてくれるかな。
「母さん。家事手伝うよ。」
「あら。ありがとうね。」
ボクは僕を偽り続けた。
それでも兄たちは先に行った。
どれだけ頑張って手を伸ばしたって届かなかった。
背中さえも見えなかった。
「千春はよくやってるよ。すごい。」
兄に言われた言葉。
言葉が僕の心臓を抉った。
「うるさい。」
出かけた言葉を無理やり押し込む。
「ありがとう。」
なんでもできる人に褒められたって、、、
いつでも相手が喜んでくれるように、
いつでも完璧で。
学校でも自分を偽り続けた。
救いなんて求めていなかった。
「将来の夢はなんですか?」
将来の夢か、、
「特に無いですね。」
わからない。
「何が食べたい?」
えっと、、、
「特に無いかな。」
わからない、わからない。
「何がしたいの?」
したい事、、、、
「特に無いかな。」
わからない、わからない、わからないわからないわからないわからない!
「無理してない?」
「してないよ。」
あれ。僕が消えちゃった、、、、
「無理しないで。」
「相談してね。」
「私が救うよ。」
皆、僕じゃない誰かを救おうとしてる。
僕、、、、、
だんだん部屋から出ないようになっていった。
「お腹も空かない。ワタシは?」
夜に家を出る。
僕の生活は完全に昼夜逆転していた。
真夜中に外を歩いている人がいる。
誰?こんな時間に。まさか、警察?
そういえば兄も警察になっていたなぁ、
なんかもう疲れちゃったなぁ、、、、
足に力が入らない。
僕は道に座り込んでしまった。
「大丈夫かい?」
「あ!すみません!大丈夫です!」
駄目だ、涙が出そう。
「あ、すみません。」
泣いたらダメ、泣いたらダメ!
「家から逃げてきたのかい?」
「ちょっと散歩を…」
「私たちのところに来るかい?」
「え、貴方は?」
「ポートマフィア。」
ポートマフィア!?
これやばいのでは?
「ワタシは家に帰らないと親に怒られちゃうので、、、」
「夜も眠れない、そんな家楽しいかい?」
「…………わからないです…」
「こっちにおいで、よく頑張ったね。」
やっと、やっと、褒められた、、、、
そして僕はポートマフィアに入った。
そして僕は今日もボクという面を被る
六人家族で兄が三人いた。
兄たちは人を救うような性格だった。
僕も人を救いたいと思っていた。
ちなみに母は女の子が欲しいと願いながら産んだのが僕だったらしい。
母は僕を女の子のように育てた。
一人称は私。髪を伸ばす事。服装にも気をつける事。など。
食事も習い事も全て決められた枠の中で育った。
楽しくも悲しくもなかった。
目の前に出される物を食べ、やれと言われた事をする。
反抗なんてしたことがなかった。
やることをやれば母は嬉しそうにした。
ただ僕より兄達の方がなんでも出来たし、愛嬌もあった。
「千春も兄さんたちを見習いなさい?」
「うん。」
テストで百点を取った時も
「母さん。ぼ、ワタシ百点取ったよ。」
「そうなの。兄さんたちは今日のテストで200点満点取ったのよ。」
「そうなんだ。」
「ほんとすごいわよねー」
「うん。」
僕は頑張ったって誰も見てくれないの?
目の前の光が強すぎて僕はいつも陰になる。
褒めてもらうには、
『偽る』
そうだ。偽る。そうすれば皆褒めてくれるかな。
「母さん。家事手伝うよ。」
「あら。ありがとうね。」
ボクは僕を偽り続けた。
それでも兄たちは先に行った。
どれだけ頑張って手を伸ばしたって届かなかった。
背中さえも見えなかった。
「千春はよくやってるよ。すごい。」
兄に言われた言葉。
言葉が僕の心臓を抉った。
「うるさい。」
出かけた言葉を無理やり押し込む。
「ありがとう。」
なんでもできる人に褒められたって、、、
いつでも相手が喜んでくれるように、
いつでも完璧で。
学校でも自分を偽り続けた。
救いなんて求めていなかった。
「将来の夢はなんですか?」
将来の夢か、、
「特に無いですね。」
わからない。
「何が食べたい?」
えっと、、、
「特に無いかな。」
わからない、わからない。
「何がしたいの?」
したい事、、、、
「特に無いかな。」
わからない、わからない、わからないわからないわからないわからない!
「無理してない?」
「してないよ。」
あれ。僕が消えちゃった、、、、
「無理しないで。」
「相談してね。」
「私が救うよ。」
皆、僕じゃない誰かを救おうとしてる。
僕、、、、、
だんだん部屋から出ないようになっていった。
「お腹も空かない。ワタシは?」
夜に家を出る。
僕の生活は完全に昼夜逆転していた。
真夜中に外を歩いている人がいる。
誰?こんな時間に。まさか、警察?
そういえば兄も警察になっていたなぁ、
なんかもう疲れちゃったなぁ、、、、
足に力が入らない。
僕は道に座り込んでしまった。
「大丈夫かい?」
「あ!すみません!大丈夫です!」
駄目だ、涙が出そう。
「あ、すみません。」
泣いたらダメ、泣いたらダメ!
「家から逃げてきたのかい?」
「ちょっと散歩を…」
「私たちのところに来るかい?」
「え、貴方は?」
「ポートマフィア。」
ポートマフィア!?
これやばいのでは?
「ワタシは家に帰らないと親に怒られちゃうので、、、」
「夜も眠れない、そんな家楽しいかい?」
「…………わからないです…」
「こっちにおいで、よく頑張ったね。」
やっと、やっと、褒められた、、、、
そして僕はポートマフィアに入った。
そして僕は今日もボクという面を被る