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永遠のエイプリルフール

4月1日、神は言った。
「今日から暫くの間、毎日がエイプリルフールだ!!」
そうして毎日エイプリルフールになった。

[水平線]

〜初日〜
俺は宝くじが当選しているか確認していた。
すると俺の番号は一等の欄にあった。一等は5億円だ
「俺はこれから働かなくていいんだ!」
そんな事を言いながら近所の銀行へ行った
そして俺の番号を見せたら銀行員は鼻で笑った
「お客さん、今日の当選発表の番号は全て嘘ですよ(笑)」
近くに座っていた男が大声で言った
「今日はエイプリルフールだよバーカ!」
周りの人たちもくすくすと笑っている
俺は今日がエイプリルフールであることを忘れていた
人生逆転のチャンスを逃した俺はしばらく寝込んでしまっていた

[水平線]

〜10日目〜
テレビが何やら騒がしい
「緊急速報です!富士山が噴火しました!今すぐ避難してください!」
俺は急いで必要なものを集めて避難の準備をした。
避難の準備ができたので俺は近所の松田さんの家へ行った
「松田さん!一緒に避難しましょう!」
すると松田さんは笑った
「今日はエイプリルフールですよ。そんな事も知らないんですか?(笑)」
そうだった。今日もエイプリルフールだった
嬉しいような…何やらよくわからない感情に襲われた

[水平線] 

〜100日目〜
俺は美女の西田さんにマンションの裏に呼ばれていた
マンションへ行く途中、松田さんに声をかけられた。
[太字]「今日がなんの日かしっかり覚えておくんだぞ」[/太字]
急いでいた俺の頭にはあまり入らなかった
そして俺は西田さんのいる場所についた
西田さんは俺を見つけた途端言った
「好きです。付き合ってください。」
俺は興奮のあまり西田さんに抱きついた
すると西田さんは悲鳴を上げた
「キャー!!!痴漢!!!痴漢!!!!!」
俺は驚きのあまり何も言えなかった
「今日はエイプリルフールよ!何本気だって勘違いしてんの!」
あぁそうだった。まだエイプリルフールは終わらないんだった。
俺はその後警察に連行されてしまった。
もはや俺に感情はなかった
どこまで馬鹿にされようとも、俺の頭には何も入らない。

[大文字][太字][水平線][/太字][/大文字]
[水平線]

〜同時期の世界〜
このころ世界の中心であったロシアのプチ−ン大統領とアメリカのトラランプ大統領の対立が深まっており、代理戦争も多くなっていた。
幸いなことに直接の戦争には発展していなかった。
だが、この日にそれはすべて崩れることとなった…

[水平線] 

〜ロシア・モスクワ〜
プチーン「いやぁ国民にウソを付くのは楽しいねぇ」
プチーン「けど最近は飽きてきたなぁ…そうだ、トラランプに核ミサイルを撃つという嘘を流せ。どうせ今日もエイプリルフールなんだ、信じるはずがない。」
”明日、アメリカの主要都市に核ミサイルを発射する”

[水平線]

〜米国・ワシントン〜
「大統領!大変です!ロシアから明日核ミサイルを発射するとの連絡が!」
トラランプ「私はつまらないジョークが大嫌いだ。ロシアに核ミサイルを放て!嘘じゃなくてもいけないからな!」

[水平線]

〜米軍総司令部〜
軍の幹部たちは混乱状態にあった
「核ミサイルを放てなどという馬鹿な命令を聞けるものか!」
「総司令官!こんな命令無視しましょう!」
総司令官は重苦しい表情を浮かべていった
「たしかにこんな命令は馬鹿げている…けれども俺にはとても反論できない…それに本当に核ミサイルが放たれた場合、事前に知っていたのに何も対応できなかったとなると我々には重い罰が下される…」
「し、司令官…」
「我々はロシアに核ミサイルを発射する。」

[大文字][太字][水平線][/太字][/大文字]
[水平線]

〜150日目〜
俺は事情を説明してなんとか解放された。
もう俺は誰の言うことも信じないことにした
テレビがまた騒がしい
「緊急速報です!緊急速報です!アメリカがロシアに対し核ミサイルを発射!モスクワやサンクトペテルブルクなどに着弾したとのことです!」
どうせつまらない嘘だ。俺はテレビの電源を消した。
ネットニュースでもこのつまらない嘘が報道されている
”核ミサイル攻撃におけるモスクワでの死者数は推定100万人、負傷者は数百万人”
”サンクトペテルブルク周辺は建物の影すら見られない悲惨な状況、死者数・負傷者数ともに不明”
”ロシア、報復攻撃を開始。ワシントンやニューヨークなどに着弾。”
”中国や北朝鮮なども参戦。日本にも飛び火の恐れ”

[水平線]

〜151日目〜
今日もまたテレビはつまらない嘘で騒がしい
「速報です!速報!速報です!北朝鮮から核ミサイルと思われるものが発射されました!今すぐ地下の安全な場所へ避難してください!!」
どうせまた嘘だ

 

…本当に嘘なのか?
嫌な予感がした俺は昔に作っていた地下シェルターへの避難の準備を始めた。
松田さんの家にも行ってみた。だが…
「どうせ嘘でしょ。君は嘘すら見抜けないのか?」
若干呆れられていた。呆れたいのはこっちなのに
放っておきたくはなかったが、仕方ないのでおいていくことにした。
地下シェルターについた。
果たして本当に核ミサイルは放たれたのだろうか?もしかしたら松田さんの言う通り嘘なのかもしれない
そんな事を考えていると地上の方から爆音が轟いた
[太字]”まるで、ミサイルが着弾したかのような”[/太字]

[水平線]

〜1年後〜
俺は久しぶりに地上へ出てみることにした
だが…

街からは音がなくなり、空は黒くて分厚い雲が覆っていた。
そして建物はもうない。あるのは残骸と塵だけ。
”この世界は文明の残骸になってしまったのだ”
俺はとにかく悔しかった
そして空に向かって叫んだ
「神様のバカ野郎!なんであんなこと言ったんだ!!」
その声が聞こえたのだろうか、神は言った
「あれを[下線]言ったのは4月1日[/下線]なんだけどなぁ…」

The end.

作者メッセージ

別のサイトに上げていた小説の文を少し修正したものです

2026/04/01 09:13

波動の大悪魔
ID:≫ 2s2UdepivdhJI
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