アゲートの手が、キュアチョーカーの首元のチョーカーに触れようとした、その瞬間。
「……違う……っ!」
レンの声が、体育館に響き渡った。
「ボクは、『ボク』が好きなんじゃない……! この『ボク』で、みんなを守りたいんだぁっ!!」
普段は「ボク」と呼び、ボーイッシュな外見を少し気にしていたレン。
だが、仲間を守るという「乙女心」が、そのコンプレックスすらも圧倒的な「強さ」へと変えていく。
チョーカーが、アゲートの漆黒のブローチを凌駕するほどの、灼熱の真紅の輝きを放ち始めた。
「──っ、馬鹿な! この輝きは一体!?」
余裕を失ったアゲートが後ずさりする。
「これが、ボクの……ううん、“私”の、真実の真心だ!!」
レンの目から一筋の涙が流れ落ちる。
一人称が「ボク」から「私」に変わった瞬間、彼女のチョーカーから放たれた光の波動が、アゲートの闇の攻撃を粉砕し、彼自身を体育館の壁へと叩きつけた。
「ア、アゲート様ぁっ!?」
配下の怪物が悲鳴を上げる。
「……くっ、覚えておくがいい。真実の審判は……これからだ!」
アゲートは憎々しげに吐き捨てると、音もなく闇の中へと姿を消した。
静寂が戻ったコートで、キュアチョーカーは変身が解け、如月レンへと戻る。
彼女は、まだ手の震えが止まらないひかりと蒼井先輩、みぞれの姿を見て、はにかんだように笑った。
「……二人とも、ごめんね。待たせちゃって」
「レンちゃん……」
「……やるじゃない、あんた」
三人のアクセサリーが、夕日の光を受けて、まるで祝福するかのようにキラキラと輝いていた。
「……違う……っ!」
レンの声が、体育館に響き渡った。
「ボクは、『ボク』が好きなんじゃない……! この『ボク』で、みんなを守りたいんだぁっ!!」
普段は「ボク」と呼び、ボーイッシュな外見を少し気にしていたレン。
だが、仲間を守るという「乙女心」が、そのコンプレックスすらも圧倒的な「強さ」へと変えていく。
チョーカーが、アゲートの漆黒のブローチを凌駕するほどの、灼熱の真紅の輝きを放ち始めた。
「──っ、馬鹿な! この輝きは一体!?」
余裕を失ったアゲートが後ずさりする。
「これが、ボクの……ううん、“私”の、真実の真心だ!!」
レンの目から一筋の涙が流れ落ちる。
一人称が「ボク」から「私」に変わった瞬間、彼女のチョーカーから放たれた光の波動が、アゲートの闇の攻撃を粉砕し、彼自身を体育館の壁へと叩きつけた。
「ア、アゲート様ぁっ!?」
配下の怪物が悲鳴を上げる。
「……くっ、覚えておくがいい。真実の審判は……これからだ!」
アゲートは憎々しげに吐き捨てると、音もなく闇の中へと姿を消した。
静寂が戻ったコートで、キュアチョーカーは変身が解け、如月レンへと戻る。
彼女は、まだ手の震えが止まらないひかりと蒼井先輩、みぞれの姿を見て、はにかんだように笑った。
「……二人とも、ごめんね。待たせちゃって」
「レンちゃん……」
「……やるじゃない、あんた」
三人のアクセサリーが、夕日の光を受けて、まるで祝福するかのようにキラキラと輝いていた。