「……な、なにこれ……力が、吸い取られていくル……」
ルースが弱々しく地面に落ちる。
漆黒のブローチを持つ少年の指先から放たれた影の鎖が、ひかりたちの動きを完全に封じていた。
「無駄だよ。君たちの『輝き』は、僕の『絶望』の前ではただの飾りだ」
「……っ、ふざけないでよ!」
蒼井先輩───キュアセレスが、震える腕で強引にイヤリングを輝かせ、知恵の光弾を放つ。
だが、少年は避けることすらせず、その攻撃を指先一つで霧散させた。
「遅いな。……真実の知恵? 笑わせないでよ」
「あ“、あぁ……っ!」
少年の冷酷な一撃がセレスの腹部を捉える。
変身が強制解除され、蒼井先輩が地面に叩きつけられた。
「先輩! ……もうやめて!!」
ひかりとみぞれが叫ぶが、少年の影が二人を飲み込んでいく。
「真心の滴も、希望の冠も、僕には届かない。……君たちは、負けたんだよ」
爆辞と共に放たれた漆黒の衝撃波。
ひかりたちのアクセサリーは完全に沈黙し、三人は意識を失った。
……数時間後。
朝日が昇り始めた公園で、ひかりはルースの必死の声で目を覚ました。
「ひかり、起きるル! しっかりするル!」
「……ルース……。あの、少年は……?」
「……消えたル。でも、今のままじゃ絶対に勝てないル……」
隣で目を覚ました蒼井先輩が、悔しさに唇を噛みしめる。
「……私たちのアクセサリーだけじゃ、あの『闇の宝石』には対抗できないわ。……もっと、別の輝きが必要なのよ」
「別の、輝き……?」
ひかりが問い返すと、ルースが少しだけ希望を宿した瞳で頷いた。
「伝説の古文書に書いてあるル。この街のどこかに、まだ目覚めていない4人目のプリキュアが眠っているル! その子の持つ『伝説のアクセサリー』があれば、きっと……!」
「……行くしかないわね」
蒼井先輩が立ち上がり、膝をついていたみぞれの手を取る。
みぞれも、涙を拭って頷いた。
「探しに行きましょう。……私たちの、新しい仲間を!」
こうして、ひかりたちは敗北の傷を抱えながらも、まだ見ぬ4人目の仲間を探すための、新たな旅へと踏み出した───。
ルースが弱々しく地面に落ちる。
漆黒のブローチを持つ少年の指先から放たれた影の鎖が、ひかりたちの動きを完全に封じていた。
「無駄だよ。君たちの『輝き』は、僕の『絶望』の前ではただの飾りだ」
「……っ、ふざけないでよ!」
蒼井先輩───キュアセレスが、震える腕で強引にイヤリングを輝かせ、知恵の光弾を放つ。
だが、少年は避けることすらせず、その攻撃を指先一つで霧散させた。
「遅いな。……真実の知恵? 笑わせないでよ」
「あ“、あぁ……っ!」
少年の冷酷な一撃がセレスの腹部を捉える。
変身が強制解除され、蒼井先輩が地面に叩きつけられた。
「先輩! ……もうやめて!!」
ひかりとみぞれが叫ぶが、少年の影が二人を飲み込んでいく。
「真心の滴も、希望の冠も、僕には届かない。……君たちは、負けたんだよ」
爆辞と共に放たれた漆黒の衝撃波。
ひかりたちのアクセサリーは完全に沈黙し、三人は意識を失った。
……数時間後。
朝日が昇り始めた公園で、ひかりはルースの必死の声で目を覚ました。
「ひかり、起きるル! しっかりするル!」
「……ルース……。あの、少年は……?」
「……消えたル。でも、今のままじゃ絶対に勝てないル……」
隣で目を覚ました蒼井先輩が、悔しさに唇を噛みしめる。
「……私たちのアクセサリーだけじゃ、あの『闇の宝石』には対抗できないわ。……もっと、別の輝きが必要なのよ」
「別の、輝き……?」
ひかりが問い返すと、ルースが少しだけ希望を宿した瞳で頷いた。
「伝説の古文書に書いてあるル。この街のどこかに、まだ目覚めていない4人目のプリキュアが眠っているル! その子の持つ『伝説のアクセサリー』があれば、きっと……!」
「……行くしかないわね」
蒼井先輩が立ち上がり、膝をついていたみぞれの手を取る。
みぞれも、涙を拭って頷いた。
「探しに行きましょう。……私たちの、新しい仲間を!」
こうして、ひかりたちは敗北の傷を抱えながらも、まだ見ぬ4人目の仲間を探すための、新たな旅へと踏み出した───。